- 週間ランキング
今回の提携では、米サンフランシスコとドイツのミュンヘンにあるVWの情報技術センター(ITラボ)の専門家がグーグルと協力し、アルゴリズムの開発やシミュレーション、素材の最適化などに取り組む。
交通の最適化では例えば、より短時間で目的地に到着できるルートや、利用可能な充電インフラや空いている駐車スーペースの表示など、交通の改善に役立つ技術を開発する。素材分野では、高性能な電気自動車向けのバッテリーの素材構造や他の素材のシミュレーションや最適化などに量子コンピューターを活用する。また、新しい機械学習の手法を用いた人工知能(AI)の研究
も計画している。
VWはすでに2017年3月に、量子コンピューターを使用した研究プロジェクトの成果を発表している。同プロジェクトでは、中国の北京で約1万台のタクシーの走行を最適化するためのプログラムを、量子コンピューターを使って計算した。
[提供元/FBC Business Consulting GmbH]