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ランボルギーニの日本への輸入開始から50年というメモリアルイヤーを記念して行われた一大イベントだが、その詳細については別媒体に記す予定であるため、ここでは触れない。しかしながらここCLで書いておきたいのは、当日思い知らされた「己の器の小ささ」についてである。
会場となった東京プリンスホテル「ガーデンアイランド」の屋内特設スペースには新旧さまざまの、綺羅星の如きランボルギーニが並んでいた。そして屋外スペースには「コンクール・デレガンス Tokyo 2017」の審査を受ける往年のランボルギーニたちが、これまた綺羅星の如く立ち並んでいた。ついでに言えば会場に派遣されていた公式キャンギャルたちも(たぶん)イタリア系の八頭身超絶高級美女であった。
八頭身高級美女を含むそういった「華々しいもの」の数々に、来場した人々は目も心も奪われていたように私には見えた。ついでに言えばメディア関係者でもなくランボルギーニオーナーでもない「いなせなニッカボッカーを履いた通りがかりの職人さんたち」も、屋外に並ぶコンクール・デレガンス参加車両に夢中のようでいらっしゃった。
しかし私はといえば、まったくの平熱。体温計の目盛りで言う「36度5分」のような表情で、それらすべての状況を見つめていた。
それは私が「クルマ」というモノに冷めてしまったからなのだろうか?
否、それは違う。
なぜならば私は今、このたび新車として購入することになったスバルの中級クロスオーバー車「XV」に対しては大いに夢中だからである。
遺憾ながら手放すことになったNAロードスターにまつわる寂寥感、ぽっかりと大きく空いた心の穴は確かにあるのだが、それはそれとして、新たな相棒となるスバルXVへの恋愛感情へも強烈なのだ。