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この行動に関してはいろいろ思う人もいらっしゃるだろうし、そもそも私自身が「……どうなんだろう?」とも思っている。なにせ私は輸入車の、中古車の、評論家を自称している人間だ。まぁ評論家に免状はいらないので単なる自称だが、私なりの誠実さで研究と取材(つまり中古ガイシャをひんぱんに買うこと)を重ねてきたという自負はある。
それが、よりによって新車である。しかも国産の。
自分で自分の行動がよくわからない……という側面はある。また詳しくは見ていないのだが、CLのフェイスブックページに「いっときの物欲に突き動かされてるだけなのでは?」という意味のご意見もあった。まぁ、それもなきにしもあらずだろう。
しかし結局のところ、私は「未知なる世界」に憧れたのだと思う。
今回、スバルXV新車の支払総額はざっと300万円ちょいであった。密室における男と男の熱き戦いと信頼の結実である「値引き額」を、私は安易に公開すべきとは思わない。それゆえ総額は「300万円ちょい」と曖昧にするわけだが、以降の話を円滑に進めるため便宜上「330万円だった」とさせていただく。あくまで仮の数字である。
330万円……中古の輸入車だったら何が買えただろうか?
ざっと今カーセンサーnetを見てみたところでは、師匠のMJ清水草一さんが足グルマとして先日購入した「BMW320d」の低走行物件がまずは買える。しかも清水さんが買われたのはセダンの320dだが、総額330万円を見ておけば走行2万kmぐらいの「320dツーリング」が買えてしまう。う~ん、マンダム。