マイカーローンの審査は厳しい？審査の内容や受ける前にできる対策とは
車は高額な買い物なので、多くの方がマイカーローンを利用して購入します。しかし、「マイカーローンは審査が厳しいのでは？」、「そもそも、審査でなにがチェックされるのかわからない」と不安になる方もいるでしょう。
そこで、銀行系マイカーローンやディーラーローンといったローンの種類とそれぞれの審査の特徴、マイカーローンの審査基準や審査に落ちる理由についても解説します。審査を受ける前にできる対策についても見ていきましょう。
- マイカーローンの審査ではディーラーローンより銀行系ローンのほうが厳しい傾向がある
- マイカーローンの審査を受ける際は頭金を用意するなど事前にできる対策がある
- カーリースを利用すればローンを組まなくても新車に乗れる
マイカーローンの審査が「厳しい」と言われる理由は？
マイカーローンは、大きく「銀行系マイカーローン」、「ディーラーローン」、「自社ローン」の3種類に分けられます。審査の通りやすさは、以下のようにそれぞれのローンごとに異なります。
銀行系マイカーローン
銀行系マイカーローンとは、銀行や信用金庫などの金融機関が融資を行うローンです。
審査の難易度が高いので、マイカーローンの審査が厳しいという意見は、銀行系マイカーローンを指していると考えられます。ただし、金利が低いため、返済総額を抑えやすいというメリットがあります。
ディーラーローン
ディーラーローンは、自動車の購入と同時にディーラーで契約できるローンです。
銀行系マイカーローンよりも審査の難易度は低いため、利用しやすいでしょう。しかし、審査に通りやすい分、金利は高めに設定されがちです。返済総額が大きくなりすぎないか、事前にシミュレーションする必要があります。
自社ローン
自社ローンは、中古車販売店が独自に提供する分割払い制度であり、厳密にはローンではないため金利が発生しません。審査に通りやすく、審査が不安な方も利用しやすいでしょう。ただし、金利がない分手数料が上乗せされる傾向があるので、返済総額はきちんと確認しなければなりません。
下記に、比較しやすいよう、それぞれのローンの金利相場や審査の難易度をまとめました。
〈マイカーローンの種類別・金利相場と審査〉
| マイカーローンの種類 | 金利相場 | 審査難易度 |
|---|---|---|
| 銀行系マイカーローン | 1～3％ | 比較的厳しい |
| ディーラーローン | 3～8％ | 比較的やさしい |
| その他（消費者金融系） | 3～18％ | やさしい |
マイカーローンの審査に通るのが厳しい方とは？
マイカーローン審査に落ちてしまうのには、どのような理由があると考えられるでしょうか。理由を把握しておけば、再度ローンに申し込む際、対策できるようになるでしょう。
収入が安定していない
マイカーローンは長期に渡って毎月返済していくものなので、安定した収入があると証明できなければ審査に落ちる可能性があります。審査では、年収や雇用形態、勤続年数などの情報から、安定した収入があるのかを総合的に判断されます。
次のような方は、審査に通らない可能性が高いでしょう。
- 借入額に対して年収が低い方
- 非正規雇用の方
- 勤続年数が1年未満と短い方 など
信用情報に傷がある
マイカーローンの審査に落ちてしまうケースとして、自己破産、携帯料金の支払遅延、税金の滞納などの経験があり、信用情報に傷があることも挙げられます。
ローンの審査結果は、信用情報機関によって記録・管理されるため、審査に落ちたという情報が残っているあいだに再び審査に申込んでも、また落ちてしまう可能性もあるので注意しましょう。
すでにほかのローンを組んでいる
カードローンや住宅ローンなど、すでにほかのローンを組んでいる方は、借入希望額によってはマイカーローンの審査に落ちる可能性があります。
例えば年収400万円の人が、すでに100万円のカードローンを利用していて、さらに120万円のマイカーローンを組もうとした場合は、審査に通らない可能性が高くなります。
また、クレジットカードで頻繁にキャッシングをしている場合にも、収入だけでは月々の生活費をまかなえていないとみなされ、審査に影響が出るおそれがあるでしょう。
虚偽の申告をしている
マイカーローンで虚偽の申告であることが発覚し、審査に落ちてしまう方もいます。特に、ほかの借入状況については、金融機関は信用情報を参照するので、嘘の申告はばれてしまいます。
虚偽の申告をしたことが発覚すると審査に落ちるだけでなく、虚偽の申告をした記録が信用情報に残り、ほかのローンやクレジットカードの審査にも悪影響を及ぼす場合があります。審査に通るか不安でも、必ず正直に申告することが大切です。
「厳しい」とされるマイカーローンの審査基準
審査が厳しいとされるマイカーローンの審査基準は、一般的に公開されていません。
しかし、マイカーローンの審査では基本的に申込者の返済能力を重点的に確認されるので、審査項目は大体共通していると考えられます。
マイカーローンの審査で見られる項目や審査基準を確認しておきましょう。
年齢
多くのマイカーローンでは、利用者の年齢制限を設けています。下限は申込み時点で満18歳、または満20歳、上限は65歳に設定されていることが多いといえます。また、マイカーローンによっては、最終返済年齢が満70歳未満などに設定されているケースもあります。申込前に、条件を満たしているかよく確認しましょう。
年収
マイカーローンでは、年収150〜200万円以上が審査に通る目安とされています。しかし、年収が低いからといって、審査に絶対通らないわけではありません。
一方、年収が高くても、年収に占める年間の返済総額の割合を示す返済負担率が35%以上などと高い場合は、マイカーローンの審査に落ちてしまうケースもあります。
雇用形態・勤続年数
マイカーローンの審査では収入の安定性を重視するため、アルバイトや派遣社員よりも正社員のほうが有利と考えられます。また、勤続年数が長いほど収入が安定しているとみなされやすいので、最低でも1年以上、できれば3年以上同じ職場に勤めている状態が望ましいといえるでしょう。
ほかからの借入額
他社からの借入額が多いと経済的に困っていると判断されるので、マイカーローンの審査に通らなくなる可能性があります。ほかからの借入れがある方は必ず審査に落ちるわけではありませんが、特に、返済負担率が35%などと高い場合には注意が必要です。
信用情報
マイカーローンでは、返済能力のほかに信用情報も確認されます。信用情報機関に返済の遅延や税金の滞納、債務整理の履歴などが残っている場合には、信用できない人物だと判断されてしまい、マイカーローンの厳しい審査に通らなくなる可能性が高いでしょう。
マイカーローンの審査の前にやれること
マイカーローンでは、審査を受ける前にできるがいくつかあります。どのような対策をすればいいのか、具体的に確認しておきましょう。
頭金を入れる
マイカーローンの審査を受けるにあたり、資金に余裕がある場合は、頭金を用意しましょう。頭金を入れることで借入額を抑えられれば、利息の負担も軽減できます。ただし、初期費用が高くつくことになるので、家計を圧迫することがないように注意が必要です。
ほかのローンを返済する
ほかのローンを返済中の場合は、完済してからマイカーローンの審査に申し込むとベストです。完済が難しいときは、一部繰上返済をして元本を減らす方法も有効でしょう。可能な範囲でほかのローン返済することで、マイカーローンの審査に通りやすくなります。
連帯保証人を立てる
連帯保証人を立てることも、審査対策としては有効です。連帯保証人とは、万が一ローンの契約者が返済できなくなったときに、代わりに返済を保証する人のことです。勤続年数が短かったり、年収は低いけれどグレードが高い車に乗りたかったりするなど、審査に通るか不安のある方は連帯保証人を検討するといいでしょう。
信用情報が回復するのを待つ
クレジットカードの支払いが遅れたりローンを滞納したりして信用情報に傷が付いてしまった方も、回復すればマイカーローンの審査に通る可能性があります。一般的に、信用情報機関に登録された事故情報は５～10年程度で消えるといわれています。一定期間おいてからマイカーローンの審査に申し込むのも、ひとつの方法です。
借入希望額を下げる
頭金を用意する、希望する車のグレードを下げる、不要なオプションをなくすといった方法で借入希望額を下げれば、マイカーローンの審査のハードルを下げられる可能性があります。審査に申し込む前は、年収に対して借入希望額が高すぎないかを見直し、適正範囲に収まるように調整しましょう。
審査が終わるまで転職や退職をしない
勤続年数は、マイカーローンの審査において重視される情報のひとつです。仮審査または本審査の期間中、審査を受ける直前に、転職や退職をすることは避けましょう。審査が終わるまでは、待つことをおすすめします。
仮審査を受ける
マイカーローンの審査では、仮審査を受けることで本審査に備えることができます。仮審査は「事前審査」とも呼ばれ、本審査の前に行われる簡易的な審査をいいます。
マイカーローンの仮審査では、おおよその借入可能額を知ることができます。仮審査の結果を基に、頭金の額を決めたり、ローンを組む金額を見直したりするといいでしょう。
マイカーローンの審査が厳しい方におすすめのサービス
「マイカーローンの審査が厳しい」と感じている方におすすめのサービスが、カーリースです。
カーリースとは、申込者が希望した車を代わりにリース会社が購入し、利用者に貸し出すサービスです。マイカーローンに比べて支払う金額を抑えやすいため審査の難易度が下がり、審査が不安な方でもご利用できる可能性があります。
ここからは、カーリースの中でもおすすめのサービスについて、詳しく見ていきましょう。
カーリースなら業界最安水準*の「定額カルモくん」がおすすめ
カーリースの中でも特におすすめなのが、「おトクにマイカー 定額カルモくん」です。定額カルモくんは業界最安水準*のカーリースで、月額10,000円台から新車に乗ることができます。審査対象となる金額を抑えやすいので、マイカーローンの厳しい審査が不安な方も審査に通りやすい点がメリットです。
また、定額カルモくんは初期費用ゼロで、契約満了まで定額の月額料金で新車に乗れます。頭金を入れる必要がないため、貯金に余裕がなくてもカーライフを始められるのも魅力のひとつです。国産メーカーの全車種・全グレードから好きな1台を選べるので、好きな車に乗りつつも予算を抑えて利用したいという希望も叶えやすいでしょう。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
おすすめのカーリース「定額カルモくん」の「お試し審査」とは
定額カルモくんに興味がある方は、「お試し審査」を受けてみることをおすすめします。
お試し審査では、仮の希望車種を選び、定額カルモくんを利用できるかどうかを確認できます。通常、翌営業日には審査結果がわかり、その後、スタッフと相談しながら車選びができるので、気軽にご利用ください。
マイカーローンの審査が厳しいと感じるなら、カーリースも検討してみよう
マイカーローンの審査では、申込者の年収や属性情報、ほかの借入状況などのさまざまな情報を見られるため、厳しいと感じる方もいるでしょう。しかし、「頭金を用意する」、「仮審査を受けてみる」といった、審査前にできる対策もあります。
それでもやはりマイカーローンの審査に不安が残る方は、月々の定額料金だけで新車に乗れるカーリースがおすすめです。「定額カルモくん」なら、国産メーカーの全車種・全グレードから好きな新車を選べるため、新車を購入するように車選びを楽しむこともできるでしょう。
どのような車に乗れるのか気になる方は、ぜひ下にあるバナーからチェックしてみてください。
よくある質問
Q1：マイカーローンの審査は厳しい？
A：マイカーローンの審査の厳しさは、借入先によって異なります。比較的金利が低い銀行系ローンは審査が厳しい傾向にあり、反対に金利が高めのディーラーローンや消費者金融などのローンは審査に通りやすいといえるでしょう。
Q2：マイカーローンの審査項目は？
A：マイカーローンの審査項目は公表されていませんが、多くの審査で共通して見られるポイントがあります。年収や雇用形態、勤続年数、借入額など、返済能力に関係する項目が確認されることが多いといえます。また、お金を貸しても問題ないかどうかを判断するために、申込者の信用情報もチェックされます。
Q3：マイカーローンの審査に通らないときできることは？
A：カーリースならローンを組む必要がなく、頭金などの初期費用も不要で、月額料金のみで新車に乗ることができます。定額カルモくんであれば、気軽に受けられる「お試し審査」もあるため、自分が乗れる価格帯を確認してから効率的に車を選ぶことも可能です。
※この記事は2024年6月3日時点の情報で制作しています