ざっくり、こんな乗車記



  • 松阪もめんを使ったヘッドカバーが心地いい

  • 3列独立でゆったり移動

  • 休憩が意外と少ないので注意





三重交通「鳥羽大宮線」の外観






乗車地は鳥羽バスセンター!



今回、筆者が選んだ乗車地は鳥羽バスセンター。近鉄鳥羽線 鳥羽駅から直結した通路を通って、アクセスできます。



高速バスの発車時刻は早くて20:20ですが、鳥羽駅近くで時間を潰す場所は残念ながら、あまりないです。バスセンターに隣接している「かっぱ寿司」以外は、ほとんどの周辺施設は17:00ごろには閉店してしまいます。



バス乗車のギリギリまで観光したいという方は、鳥羽大宮線は鳥羽バスセンターのほかに、二見浦表参道・伊勢市駅前・松阪駅前・三重会館前・津駅・白子駅西口・三交鈴鹿・近鉄四日市・桑名駅前の10カ所に停留するので、ほかの乗り場からも乗車できます。




鳥羽バスセンターの様子


乗り場



バスセンターには自動販売機があり、バス到着まで暖かいコーヒーを飲みながら待つこともできました。ちなみに、一番近いコンビニは鳥羽駅内のファミリーマートです。






さっそくバスに乗車! 気になる乗り心地は?



20:20、バスが時間どおり到着したので、乗車券を見せて乗車します。車内は完全3列独立シート。




バス前方の様子


バス後方の様子



私の席は真ん中のB列でした。座席前のポケットには、Wi-Fiのつなぎ方の他、さまざまな資料が置いてありますので、一度目を通しておくといいかもしれません。





座席ポケット


窓側の席にはカーテンがついているので、一応半個室状態になります




リクライニングなどの説明も前方にあります


左側の肘置きには机が収納されていました!





フットレストをおろした状態


ライトもついてます




おしぼりはトイレの近くに設置されています



車内、座席設備で一番驚いたのは、このヘッドカバー!




ヘッドカバー



このヘッドカバーには、松阪もめんを使用しています。松阪もめんは、天然藍の先染め糸を使い古くから伝わる優れた織技術で作られる綿織物。三重の伝統的な特産品で作られたヘッドカバーは、観光の気分を高めてくれます。(乗車する車両によっては異なることもあります!)



出発後、前の人がリクライニングを倒したとき、もちろん少し狭くは感じますが、寝るのにはまったく問題がないゆったり感はありました。




気になる車内トイレ情報



車内トイレは、窓側C列の3C席の後ろにあります。




トイレ入口の様子





トイレ内の様子。清潔感があります


鏡もあるため、身だしなみを整えることも



トイレ内はこじんまりとした空間。そのため、着替えなどをするのは難しいかもしれません。また、今回のバス移動では休憩が1回だけなので、車内トイレを利用する人が多かったように思います。



長時間の化粧などでの利用は避けましょう。




休憩は「足柄パーキングエリア」で1回のみ



バスが出発し、夜中の1:30を過ぎたころ、新東名高速道路の浜松パーキングエリアあたりに到着しましたが、これはバス運転士さんのための休憩なので、乗客は原則降りることができません。



休憩と勘違いした乗客がバスの前方で立ち往生するということがあったので、今後乗車する人はぜひ覚えておいてくださいね。




足柄パーキングエリア



3:25ごろ、足柄パーキングエリアに到着しました。到着時は、車内前方が点灯し、電光掲示板にも表示が出ます。





休憩時間は約10分。乗務員の方からカードを手渡しされるので、なくさないように持っていきましょう。





パーキングエリアにある施設内の販売所もオープンしていましたが、10分間しか休憩がないので、私は自動販売機で飲み物をゲットして済ませました。お土産などを選ぶ時間もないので、お土産はバス乗車前に購入しておきましょう。



バスは6:10ごろ、無事バスタ新宿に到着しました! 外は薄暗かったですが、JR新宿駅までのアクセスも簡単なので、ストレス無く自宅まで帰ることができました。




ゆったりぐっすり移動できるバス



さて、今回は三重交通が運行する夜行バス「鳥羽大宮線」をご紹介しました。車内の雰囲気などは一般的なバスと変わりなかったですが、ヘッドカバーで地元の名物品に出会えるのは、このバスならでは。



三重~東京・埼玉間を移動される方はぜひ同バスを利用してみてくださいね! ゆったり移動できること間違いなしです。



(トキエス)


情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 三重交通の高速バス「鳥羽大宮線」乗車記【三重県鳥羽・伊勢~東京・埼玉】