ざっくり、こんな車両・シート紹介



  • ユタカライナーの3種類のシート情報を比較

  • 全シートを写真つきで紹介

  • 乗車時に注意したいこととは?







関西~関東・九州を結ぶユタカライナー



夜でも見分けやすい白いバス



ユタカライナーの車体は白が基調。バス横にはYutaka Linerのロゴに花模様があしらわれており、夜目にもわかりやすいシンプルなデザインです。





ユタカライナーの車両外観


車体横には大きく『ユタカライナー』の文字



関西~関東、関西~九州(福岡・佐賀・長崎)間を毎日運行するユタカライナー。外観デザインは同じですが、シートは3種類が用意されています。その違いとは一体…?






▼目次










ユタカライナーのシートは3種類!



ユタカライナーのシート種類は「4列スタンダードシート(横4列・縦11列)」「4列ゆったりシート(横4列・縦10列)」「3列独立シート(横3列・縦10列)」の3種類。実際の車内の様子はこちら!





4列スタンダードシート(横4列・縦11列)


4列ゆったりシート(横4列・縦10列)




3列独立シート(横3列・縦10列)



見比べてみると「3列独立シート(横3列・縦10列)」はわかりやすく別物ですが、「4列スタンダードシート(横4列・縦11列)」と「4列ゆったりシート(横4列・縦10列)」は俯瞰した写真では違いがよくわかりませんよね。



でも詳細を見てみると、「4列スタンダードシート(横4列・縦11列)」と「4列ゆったりシート(横4列・縦10列)」もだいぶ違いあり。各条件や設備の違いなどを比較していきましょう。








「4列スタンダードシート」は最もシンプル&リーズナブル



3種類中、最もリーズナブルに利用できるシート。関西~関東、関西~福岡・佐賀を走っています(関西~佐世保はなし)。



車内設備は、座席ごとに借りられるブランケットあり。読書灯や空調なども個別に設定可能です。コンセント(USBポート)とトイレは乗車する車両次第で、ある場合とない場合があるので、「絶対トイレつきがいい」「コンセントがないと困る」などの場合は予約前に写真下の一覧表でチェックを。



シンプルに「乗ったらすぐ寝る」「座席がコンパクトでも気にならない」「とにかくリーズナブルなバスがいい!」という方におすすめです。





大判ブランケットは全ユタカライナー共通


USBポートつき! ただし関東~関西の一部の便にはコンセントなしも




トイレのあり・なしは下記の車両番号でチェックを!



4列スタンダードシートのトイレ・コンセント内訳






バス便 トイレ コンセント
5号車(関西~九州)
7号車(関西~九州)
15号車(関東~関西)
29号車(関東~関西) ×
17号車(関東~関西)
19号車(関東~関西)
21号車(関東~関西)
23号車(関東~関西)
27号車(関東~関西)
× ×


■運行路線

4列スタンダードシートの車両を運行しているのは以下の路線です。



リンクからは高速バス比較サイト「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金が確認できます。リンク先のページでは必要に応じて「逆区間」のボタンをご利用ください。





※2019年5月時点で運行している路線です










「4列ゆったりシート」は4列でもゆとりあり、トイレはなし



関西~関東、関西~福岡、関西~長崎で用意されているシート。



車内設備はブランケットとフットレストがあり、4列スタンダードシートより縦が1列少ない分足元にゆとりあり。足元のゆとりとフットレストはちょっとしたことながら、長時間乗車する夜行バスでは身体の疲れ方がだいぶ変わってくるポイントですよ。コンセントは全車両とも全座席で利用可能。ただしトイレはないのでご注意を。



車内で「なるべく足を休めたい」「リーズナブルに乗車したいけど、多少は座席にゆとりも欲しい」「足元に荷物を置きたい」という方におすすめ。





ゆったりした足元にフットレストつきで、無理なく足が伸ばせる


4列ゆったりは全席にACコンセントあり





ブランケットは全ユタカライナー共通


リクライニング時



■運行路線

4列ゆったりシートの車両を運行しているのは以下の路線です。



リンクからは高速バス比較サイト「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金が確認できます。リンク先のページでは必要に応じて「逆区間」のボタンをご利用ください。





※2019年5月時点で運行している路線です








くつろぎ重視なら迷わず「3列独立シート」!



3列独立シートの車両は関西~福岡、関西~長崎、関西~佐賀を走行。関東~関西便はありません。



車内にはブランケットの他にアイマスクのサービスあり。座席から一続きでしっかり足をホールドしてくれるレッグレスト・フットレストにミニ枕つき、USBコンセントとサイドテーブルも全席で利用可能です。また、座席は個別カーテンで仕切れるので、プライベート感も確保。トイレは全車両についていますし、SAやPAでのトイレ休憩もあります。



また座席自体も4列シート座席より幅広い作りで、バスの揺れに対しても安定感あり。「ゆったり座席でトイレつきがいい」「座席はカーテンで仕切りたい」という場合は3列独立シートがおすすめです。





レッグレスト・フットレストが一続きでストレスフリー


リクライニング時。ミニ枕もあり快適!





3列シート車両には全車両トイレあり


アイマスク、ブランケットも用意あり



■運行路線

3列独立シートの車両を運行しているのは以下の路線です。



リンクからは高速バス比較サイト「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金が確認できます。リンク先のページでは必要に応じて「逆区間」のボタンをご利用ください。





※2019年5月時点で運行している路線です











全シート共通となる設備は…



ブランケット・女性のための座席配慮・休憩合図は全車両共通



全シートとも共通となるのが、借りられるブランケットの種類や枚数と、個別に設定できる読書灯や空調の設備。女性ひとりで申し込んだ場合、隣席が女性になるよう座席配慮してもらえるのも全車両共通です。



また、どの車両も、途中のサービスエリアでのトイレ休憩は2~3回。休憩アナウンスはなく、薄暗がり照明の点灯と前カーテンのオープンが休憩開始の合図となります。




トイレ休憩の時にはバス前方に時間表示が








車両番号をしっかり確認したい2つのタイミング



同じ行先であっても、3種類のシートやコンセント・トイレの有無など選択肢の多いユタカライナー。乗降地の条件をさほど変えることなく自分好みのバスが選べるのが魅力ですが、その分注意したいことも。特に下記2つの確認ポイントでは、乗車票や車両番号(号車)を確認するのをお忘れなく!



・乗車前に確認



ユタカライナーは、同じ時間・同じバスターミナルから同じ行先で、違うシート設定・違う号のユタカライナーが同時に発車するという、ちょっとややこしい場合があります。



乗車時には乗務員さんが乗車票を確認してくれるので、うっかり乗車はここで防げますが、発車間際になってバスターミナルの違うバス停へ大慌てで走る事態はなるべく避けたいもの。時間がぎりぎりだった場合、まさかの乗り遅れだってありえるかもしれません。ぜひここでもしっかり車両番号とバス停を照らし合わせてチェックを。



・SA・PA休憩で確認



同じ時間・同じバス停から同じ行先で、違うユタカライナーが同時に発車するということは…?

そう、ユタカライナー同士で、深夜のトイレ休憩が同じSAと時間帯になる場合があるのです。なのでここではバスの外観や行先表示だけでなく、車両番号でバスを確認するのが乗り間違え防止のコツ。



そうでなくとも深夜のトイレ休憩は、それまで眠っていたところを起き出してトイレへと出ていくため、うっかりミスが起こりやすいタイミング。自分の乗車しているユタカライナーの車両番号は、目的地に到着するまでしっかり覚えておいてくださいね。






ユタカライナーのシート選びのポイントは「くつろぎ・トイレ・コンセント」



ユタカライナーのシート3種類。まとめますと以下のようになります。




とにかくリーズナブルに乗りたい!

 4列スタンダードシート(コンセント・トイレ有無は車両により)

リーズナブルに行きたいけど、体力もちょっと温存したい!

 4列ゆったりシート(コンセントあり・トイレなし)

バスではしっかり休みたい!

 3列独立シート(コンセント・トイレあり)



★バス停乗車時・トイレ休憩時に車両を間違えやすいので注意!


お好みのシートは見つかりましたか?

ではでは、ユタカライナーでバス旅を楽しんでくださいね。



(陽月よつか)


情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 ユタカライナーの車両を全比較! 3種のシート、トイレやコンセントの有無など設備についてまとめ