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バスラマでは毎号、全国のバス事業者を訪問し、事業概要、路線展開、サービス展開、車両の現況などを紹介する「バス事業者訪問」が好評である。
バスラマ167号では、大阪を中心にバス事業を展開する近鉄バスを訪問した。
近鉄バスは日本最大級の民営鉄道・近畿日本鉄道から1999年に分離独立したバス事業者である。
現在は近鉄線・JR線などの駅を中心に市街地路線を運行する一方、1988年から運行を開始した都市間高速路線は全国各地に25路線を数えるなど、大阪の東エリアを主体にバスサービスを充実させている。
また2014年には、乗合では大阪初の2階建てオープントップバスによる定期観光「OSAKA SKY VISTA」の運行を開始。現在では観光アイテムのひとつとして人気が高い。
バスラマ167号では近鉄バスを事業者訪問としては21年ぶりに取り上げ、近年の路線環境・現在の路線・サービス展開などを本社のご担当者にお聞きするとともに、在籍車両の紹介、特徴的な路線や「OSAKA SKY VISTA」の試乗記、最近導入した安全運転訓練車などについて全22ページで紹介した。
取材時点の最新車から、「日野ブルーリボン QDG-KV290N1 2017年式」。近鉄バスは元々日野が大部分を占めており、現在の新車も日野が主体だが、兄弟車のいすゞエルガも並行して採用されている。
ブルーリボンとエルガのディーゼル車はトルコンAT車が選択され、エルガは短尺のみだが、ブルーリボンは短尺のほか長尺も採用されている。
経年の路線車から、「日野ブルーリボンシティ KL-HU2PREA ワンステップ」。ワンステップバスは2011年まで採用されたが、写真は2001~2005年式が乗合に11台在籍する長尺車。
高速路線車は48台で、全車が現行スタイルのセレガハイデッカである。仕様としては、夜行用3列と昼行用4列がある。型式・定員など詳細はバスラマの車両アルバムと在籍車一覧表でご確認いただきたい。
「OSAKA SKY VISTA」専用の2階建てオープントップバスは、高速路線から転用した三菱ふそうエアロキングである。現在2台があるが、5月に高速路線から引退した最後の1台も現在オープントップに改装中である。
(バスラマインターナショナル)