札幌から函館へのアクセス、1番ラクなのは? 飛行機・特急・高速バス・バスツアーで料金など比較
ざっくり、こんな内容
- 札幌から函館へ、ラクでお得なアクセス方法とは?
- 飛行機・特急列車・高速バスの移動時間、乗り換え、料金を全比較
- 各乗り物のメリットや、ちょっとお得な裏技もご紹介!
目次
札幌から函館へ飛行機でアクセス
札幌に近い空港と言えば、「新千歳空港」と「札幌丘珠空港」。函館行はどちらの空港からも出ています。
※地図が表示されていない方は、こちら
1)新千歳空港
2)札幌丘珠空港
3)函館空港
■検証ルート(新千歳空港から函館空港)
札幌駅から電車で新千歳空港へ→飛行機で函館空港へ→バスで函館駅へ
移動手段 | 飛行・乗車時間 | 料金 | |
---|---|---|---|
札幌駅→新千歳空港 | 電車 (JR快速エアポート・自由席) | 約39分 | 1,150円 |
新千歳空港→函館空港 | 飛行機 (ANA普通席) | 約40分 | 10,720円 |
函館空港→函館駅 | バス (函館空港線) | 約25分 | 450円 |
※2021年3月調べ
■検証ルート(札幌丘珠空港から函館空港)
さっぽろ駅(札幌市営東豊線)から電車で栄町駅へ→地下鉄栄町駅からバスで札幌丘珠空港へ→飛行機で函館空港へ→バスで函館駅へ
移動手段 | 飛行・乗車時間 | 料金 | |
---|---|---|---|
さっぽろ駅→栄町駅 | 電車 (札幌市営東豊線) | 約11分 | 250円 |
地下鉄栄町駅→札幌丘珠空港 | バス (丘珠空港行き) | 約5分 | 250円 |
札幌丘珠空港→函館空港 | 飛行機 (JAL普通席) | 約45分 | 11,850円 |
函館空港→函館駅 | バス (函館空港線) | 約25分 | 450円 |
※2021年3月調べ
以前は札幌駅から札幌丘珠空港までの空港連絡バスが運行していましたが、2020年11月30日をもって一旦休止しています。2021年3月現在は、地下鉄栄町駅から丘珠空港行きの路線バスを運行しています。
【飛行機ルートまとめ】
新千歳空港(2便/1日)
予想所要時間 :約3時間
料金 :12,320円
札幌丘珠空港(6便/1日)
予想所要時間 :約3時間
料金 :12,800円
※2021年3月調べ
※新型コロナウイルス感染症の影響により、運航本数が変動する場合あり
飛行機の本数で言えば「札幌丘珠空港」の方が多めです。札幌駅からのアクセスは「新千歳空港」の方が便利。そしてどちらも飛行時間はほぼ同じ。体感としては、かなりあっという間に到着します。
今回は「札幌駅から函館駅」で検証しましたが、空港のそばで用事があったり、空港から直接移動しやすい目的地がある場合はとても便利。空港グルメやお土産購入などの楽しみもありますね。
・実際に乗車する時間が短く、疲れにくい
・マイルが貯まる、使える
・早期予約や条件などにより、チケットが安価になる
飛行機のデメリット
・特急列車、高速バスに比べるとチケットが高額
・繁忙期や直前予約などの条件によって、チケットが更に高額になる
・札幌駅から空港、空港から函館駅への移動が必要
・空港での手続きや待機時間がある
・荷物制限がある
札幌から函館へ特急列車でアクセス
■検証ルート
札幌駅から特急列車に乗って函館駅へ
移動手段 | 乗車時間 | 料金 | |
---|---|---|---|
札幌駅→函館駅 | 特急電車 (北斗・指定席) | 約3時間19分 | 9,440円 |
【特急ルートまとめ】
料金 :9,440円(指定席)
※2021年3月調べ
函館~札幌間を繋ぐのは、特急「北斗」。乗り換えなく行けるので便利ですね。駅で駅弁やお土産の品を購入する楽しみもあります。また「えきねっとトクだ値」「乗車券往復割引きっぷ」「学生割引」など、条件が合えば割引が利用できることも。
(※特急「北斗」は、以前は「北斗」「スーパー北斗」と2つの名前で運転されていましたが、2020年3月14日のダイヤ改正で全便の名前が「北斗」に統一されました)
なお2021年3月現在、札幌~函館区間は北海道新幹線の工事中。「新函館北斗~札幌」間が2030年度末に開業予定とのことですよ。函館側の新幹線停車駅は函館駅ではなく少し離れた「新函館北斗」駅になる予定です。
・乗り換えの待ち時間なく直行できるので、身体への負担が少ない
・遅延が少なく、余程のことがない限り定時に到着する
・自由席、指定席、グリーン席が選べる
特急列車のデメリット
・繁忙期の場合、早めの予約が必要
・自由席の場合、座れない可能性がある
札幌から函館へ高速バスでアクセス
■検証ルート
札幌駅から高速バスに乗って函館駅前ターミナルへ
移動手段 | 乗車時間 | 料金 | |
---|---|---|---|
札幌→函館駅前ターミナル | 高速バス | 約5時間15分 | 4,800円 |
【高速バスルートまとめ】
料金 :4,800円
運行本数:15便程度/1日(※当面の間運休便あり)
※2021年3月調べ
高速バスも乗り換えなし。便利ですね! 高速はこだて号や函館特急ニュースター号が運行しています。
高速バスは昼行便だけでなく、深夜に乗車し早朝到着する夜行便があるのが大きな特徴。朝の5時台に函館に到着できる公共交通機関は夜行バスだけです。函館の美味しいモーニングにだって間に合いますよ。
また高速はこだて号や函館特急ニュースター号は3列独立シート。飛行機や特急「北斗」と異なり、隣席に人が来ることなく、ゆったり座って移動できるのも魅力です(座席仕様が異なる場合あり)。
・飛行機・特急列車と比べて値段が半額以下
・乗車前、降車後の移動がしやすい
・乗り換えの待ち時間なく直行できる
・夜行便や早朝出発便がある
・3列シート座席のため、隣席に人が来ない
高速バスのデメリット
・飛行機、特急列車と比べて移動時間が長い
移動手段ごとのメリット・デメリットまとめ
では、飛行機・特急・高速バスのメリット・デメリットを、まとめて比較してみましょう!
予想所要時間 | 料金 | |
---|---|---|
飛行機 | 約3時間 | 12,320円 |
特急列車 | 約3時間19分 | 9,440円 (指定席) |
高速バス | 約5時間15分 | 4,800円 |
※2021年3月調べ
・早く行きたいけど乗り換えは面倒なら特急列車!
・格安で行きたい、早朝到着したいなら高速バス!
わかりやすい結果となりました! 早く行きたければその分お高め、ゆっくりでも構わなければ格安が便利、ということですね。
また函館へ行くのが観光や遊びなら、ちょっとおすすめな裏技もあり。
その裏技とは、バスツアーに参加してしまうこと。交通費がまるっと込みになる上、悩むまでもなく目的地へ直行・直帰できるラクチン技です。
裏技:札幌から函館へのバスツアー
札幌旅行にプラスもう1カ所、函館も行きたいな、なんて場合にめちゃめちゃ便利なのがバスツアー。
交通費だけでなく食事代や宿泊代なども込みなので、予算の目安も立てやすいし、自分で細かく手配する必要もなし。目的地まで直行できるので時間や体力のロスもありません。
それにツアーによっては、そのツアーならではの特別案内つきでイベントに参加できることも!
例えば、こんなツアーがあります。(2021年3月現在)
【1泊2日】五稜郭公園を散策&湯の川温泉に宿泊
29,900円〜40,900円
お得な裏技・バスツアーは季節モノも多いので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね!
(陽月よつか)