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「BOOK AND BED TOKYO」は「泊まれる本屋」というコンセプトのもと、低価格で宿泊スペースを提供するホステルです。元々読書好きで、自室の壁を本棚で埋め尽くしたい! と考えている私が、実際に宿泊し設備や感想などを張り切ってレポートします。
では「BOOK AND BED TOKYO」への宿泊がイメージできるよう、アクセスから説明しますね。今回私が宿泊した池袋本店は、JR池袋駅のC8出口から徒歩で約30秒、西中央口からは徒歩で約1分の立地にあります。周辺にはコンビニやスタバがある上に、中華街のようになっている池袋北口にも近く、とても便利です。
チェックイン前後で本場の中華料理をいただけるのも、池袋本店ならではの楽しみ方と言えるでしょう。
次に、他のゲストと共有するスペースについて説明します。エレベーターで「BOOK AND BED TOKYO 池袋本店」があるルミエールビルの8階に上がり、チェックインを終えて入室すると、広々とした共有スペースが広がっています。
こちらにはゆったり足を伸ばして座れるソファやブランケットがあり、Wi-Fiも無料で利用可能です。壁一面の本棚に並ぶ本は、旅や食、写真を眺めて楽しめるアートブックやコミックと、気軽に楽しめるものが多いように感じました。外国からの宿泊者向けに、英語や韓国語の本が用意されているのが親切!
「BOOK AND BED TOKYO 池袋本店」には7階、8階のそれぞれに宿泊スペースと共有スペースがあります。こちらは各階に4カ所設置されている個室トイレの1つで、就寝スペースとは壁一枚を隔てていることから、音が伝わりにくい構造になっています。
各階に1カ所ずつ設置されている洗面所にはドライヤーが設置されており、最大4名まで同時に使用できます。
シャワーは24時間利用できますが、周りの人に配慮してドライヤーは24:00〜7:00 までは使用できないので注意してくださいね。
各階に3カ所設置されているシャワーのうち、1つは女性専用となっています。シャワールームの手前には着替えができるスペースがあり、ボディソープ、シャンプー、リンスは無料で使えるのが嬉しい!
ここからは、就寝スペースについて紹介していきます。就寝スペースは、「BOOKSHELF」と「BUNK」に分かれています。お部屋のサイズは「STANDARD」「COMPACT」の2種類です。
今回私が宿泊したのは、本棚の中で眠れる「BOOKSHELF STANDARD」。このように本棚の中に就寝スペースへの出入り口があるのがとてもユニークですね。
気になる室内設備は、シーツや枕カバーといった寝具とバスタオルの他に、小型の金庫、3口のコンセント、USB扇風機、ハンガーが2つ、ブックライトがあります。出入り口には遮光カーテンがあるので、閉めれば人目も気になりません。
就寝スペースの大きさは横幅120cm x 縦幅200cm x 高さ90cm と、ベッドに座っても天井に頭がつかえない設計になっているので、窮屈さを感じずに過ごせます。
本棚の最下段にはスリッパと、横幅77cm × 高さ57cm の荷物入れがあります。カギはかかりませんが、大きな荷物やトランクはこちらに収納できるので便利! 貴重品は室内の金庫に入れ、管理してくださいね。
こちらは「BUNK COMPACT」。就寝スペースの大きさは横幅90cm x 縦幅200cm x 高さ85cm と、「BOOKSHELF STANDARD」よりわずかにコンパクトなスペースとなっています。身長157cmの私がベッドに座って、ぎりぎり天井に頭がつかえないサイズですので、大柄な人は「BOOKSHELF STANDARD」の方がのびのび過ごせそうです。
ホステルではどんな格好でくつろげばいいのかわからないし、荷物も増やしたくない……という人向けに、パジャマのレンタルがあります。また、人の歩く音など音に比較的敏感な人向けに、フロントで耳栓の無料サービスがありますよ。
共有スペースを一通り見て回った後に、これはと思う本を就寝スペースに持ち込んでみました。翌日は仕事があるにもかかわらず本を読みふけってしまい、就寝(寝落ち)したのはおそらく午前3時半くらい…? すっかり「BOOK AND BED TOKYO」のコンセプトを体現してしまったのでした。
このように、駅近ながらリーズナブルな宿に宿泊したい。なるべくならユニークな宿が良い! という人にぴったりな「BOOK AND BED TOKYO」ですが、宿泊時に注意したほうが良さそうな点が3つあります。良かったら宿泊前に目を通してみてくださいね。
以上「BOOK AND BED TOKYO 池袋本店」について紹介しました。同店はホステルという他のゲストとの共有スペースが多い宿泊施設である以上、宿泊者同士、ある一定の配慮が必要になります。ただし、国内外を問わずホステルを泊まり歩いている私から見ても、「BOOK AND BED TOKYO」のようなコンセプトと付加価値を提供してくれる宿は、他に類をみません。
今回紹介した「BOOK AND BED TOKYO」の店舗があるエリアに宿泊を考えている人はぜひ、本を片手に寝落ちする時間を体験してみてくださいね。
また「BOOK AND BED TOKYO」は13:00~20:00までデイタイム利用も可能です。(1時間につき540円。週末、祝日は+100円)短時間のみ利用したい人や、各店の近くに住む人には気軽に体験できるこちらのプランがおすすめ。ぜひ足を運んでみてくださいね!
(為平千寿香)