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あちこちに観光スポットが点在し、車がないとちょっと不便な那須高原。
高速バス派に(電車派にも)おすすめなのが、「きゅーびー号」の「1日フリーパス券」! きゅーびー号は、車で来ていない人たちにも那須を楽しんでもらおうと、自治体が運行している周遊シャトルバスです。
きゅーびー号は、1周約28キロの周遊ルートを巡回しています。周遊するルートには、関東を代表するテーマパーク型の動物園「那須サファリパーク」や、サルだらけで珍しい「那須ワールドモンキーパーク」などメジャーな施設にくわえ、「お菓子の城 那須ハートランド」「チーズガーデン那須本店」など、お土産を買うのにぴったりなお店が。
朝9時から夕方の17時まで、1日に11本、おおよそ45分間隔で運転されているので、次のバスの時間まで見学や買い物をしていくと意外にもあちこち巡れちゃいます。安く、効率的に、いろいろ見て周りたい人に、ぴったりの乗り物なんです。
きゅーびー号の1日フリーパス券はおとな1枚1,000円(こども500円)。1日乗り放題になるだけでなく、さらに停車場所の各施設やホテルの立ち寄り温泉入浴で割引特典も受けられるお得な切符となっています。
一回乗車券は500円なので、2回以上乗る場合にはフリーパスを買うのがおすすめ。
さて。ここからは「きゅーびー号」に乗って巡れる、おすすめ観光スポットをいくつかご紹介します!
▼那須高原観光周遊バス「きゅーびー号」で巡れるおすすめスポット
(クリックすると、それぞれの紹介部分までスキップします)
1:きゅーびー号の起点は 「道の駅 那須高原友愛の森」
2:日本最大規模の 「那須ステンドグラス美術館」
3:館長さんの個人的な熱意で作られた「人力車&昭和レトロ館」
4:滝のある釣り堀として人気の 「那須高原 清流の里」
5:独特の入浴方法が特徴的な 「那須温泉元湯 鹿の湯」
1日フリーパス券は「新那須」以外の停留所でも購入可能で、どこからでも乗り始められるシステムですが、起点となっているのは「道の駅 那須高原友愛の森」です。
道の駅 那須高原友愛の森は、広い敷地のなかで買い物、食事、体験のできる複合施設。併設されている「観光交流センター」では、那須のさまざまな観光情報を知ることもできます。
新宿から「那須・塩原号」に乗って那須高原にやって来て、そのまま観光を始める方は「友愛の森」で降りるのがよさそう。
友愛の森には、那須の食材をふんだんに使った料理が食べられるレストラン「なすとらん」もあるので、腹ごしらえもできちゃいます。
那須ステンドグラス美術館の建築は、イギリスのマナーハウス(貴族・名士の邸宅)をモチーフにしたもの。希少価値の高いステンドグラスも多く、日本最大規模のステンドグラス美術館として知られています。
1日フリーパス券を提示すれば入館料が100円引きに。
人力車と昭和レトロという不思議な組み合わせが面白い、見て、触って、体験できるミュージアムです。きゅーびー号の1日フリーパス券を提示すると、ジュークボックスの音楽を一曲選んで流せる特典あり。
館長さんが個人的な熱意によってつくった個人ミュージアムということで……ア、アツい!
館長さんがいるときは、末広がりの歌舞伎のポーズを要所要所でキメながら、世界と日本の人力車の解説をしてくれます。歴代の人力車が揃ったミュージアムは日本で唯一ココだけとのこと!
滝のある「釣り堀」で人気なのがこちら。フリーパス券の提示で、通常200円の釣り竿セットを無料で貸してもらえます。楽しく釣りをして、釣った魚のグラム分の料金と焼き代を払えば炭火で焼いてもらえ、すぐに食べられますよ! 手打ちうどんやそば、定食が食べられる食堂も併設されています。
那須に来たら一度は入っておきたいのが「元湯 鹿の湯」。約1300年前に開湯されたと言われている、歴史のある温泉です。
泉質はばつぐん。一般的な立ち寄り湯とは違って体を洗う場所はなく、41・42・43・44・46・48℃(女湯には48℃はなし)の6種類の浴槽から好きな温度を選んで最高4回まで入浴するという、独特な入浴法が特徴です。
「元湯 鹿の湯」ではフリーパス券の特典はありませんが、「那須町観光協会窓口」と「友愛の森」で50円引きの入浴券が販売されています。
また「元湯 鹿の湯」のそばには、那須温泉の源泉や荒涼とした風景の広がる「賽の河原」、「殺生石」などの名所もあって、散策を楽しむことができます。
これ以外にも、まだまだたくさんの観光スポットがある、那須高原。
高速バスときゅーびー号を組み合わせて、次のお休みにでも、行ってみませんか?
(かとうちあき)