ざっくり、こんな乗車記

  • Sクラスシートでゆったり快適空間をゲット
  • 普通の座席との違いを徹底比較!
  • 休憩2回&トイレ付きバスで安心


出発は名鉄バスセンターから

乗り場はJR名古屋駅から徒歩5分ほどのところにある名鉄バスセンター。駅チカということもあり、バス乗車のギリギリまでお土産をじっくり見たり、名古屋の名物を食べて休憩したりとサクッと観光気分を味わえるのがポイントです。

出発は22:30。約10分ほど前にバスが到着するので、余裕を持って15分前にはバスセンターに行くことをおすすめします。

バス外観


さっそく乗車! 車内の気になる様子は?

さっそくバスに乗車。車両は広々とした4列シートです。ただし、前方に4席あるSクラスシートは3列シートです。

車内の様子

普通の夜行バスは、乗車する際に自分の座席がパッと見つかることって少ないですよね。座席上の小さな席番号を確認しながら席を探す人も少なくないかと思います。

しかし、このバスは、通路側座席のシートにわかりやすく番号が表示されているので、迷うことがありません。

座席の表示

また、嬉しいWi-Fi完備! 消灯直前までスマホを充電しながら調べ物をしたり、動画を見たりすることができます。

座席後方には、化粧室が完備されています。中のロックをかけると電気がつくシステムで、清潔感もあって安心です。

トイレは座席後方に
中は白と木を基調とした清潔感漂う空間
流水音や便座クリーナーも設置されているので安心
洗面所の左側には荷物を置けるスペースもあるので着替えも軽々できます


Sクラスと普通の座席を徹底比較!

さて、さっそくSクラスシートに座ってみます。座席には、予約席のプレートが置かれていて、なんだか特別感を味わうことができます。ブランケットも普通席に比べて分厚いです!

Sクラス 座席の様子
普通席の座席の様子

またSクラス席には普通席にはない枕(ヘッドレスト)と、スリッパがついています。

Sクラスシートの枕(ヘッドレスト)

Sクラスシートのポケット
普通席のポケット

座席も後ろから見るとわかるように、普通席よりも若干幅広くなっています。

普通席後方からみた座席の様子。Sクラスは一番前

リクライニングの傾斜はあまり普通席と違いはありませんが、Sクラスは座席の肘掛けの内側のボタンで操作します。

普通席リクライニング前
普通席リクライング後
Sクラス席リクライニング前
Sクラス席のリクライニング後

また、Sクラスシートのフットレストは布製になっています。

Sクラスシートのフットレストを倒した状態
普通席のフットレストを倒した状態

コンセントの位置は、普通席とSクラスシートに変わりはありません。窓側の座席は、壁側に設置されています。

Sクラス席のコンセント位置


休憩は恵那峡SAと談合坂SAで合計2回

22:30に名鉄バスセンターを出発し、栄、桃花台、多治見などを経由。そして最初の休憩は恵那峡サービスエリアです。0:00過ぎ頃に到着し、休憩時間は10分ほどでした。

恵那峡サービスエリア
バス前方に出発時刻が表示されます

2回目の休憩は、談合坂サービスエリア。こちらも3:45頃に到着し、休憩時間は10〜15分ほど。外の市場は閉まっていましたが、中には24時間営業のショッピングエリアやそば・うどん屋さんなどもありました。

さすがに食べる時間はなさそうですが、お土産を買いそこねた人にはピッタリかもしれません。

談合坂サービスエリア


Sクラスシートは特別感を味わいたい人におすすめ!

私が乗車したときは渋滞の影響により、1時間ほど遅れて6:30頃にバスタ新宿に到着。合計8時間ほどの乗車となりましたが、Sクラスシートでゆったりと過ごせたため、まったく苦に感じませんでした。「1時間遅れて到着」というアナウンスを聞き、「なんならもう一眠りできるな」という感覚でした。

夜行バスを利用したいけど、あまり体に負担をかけたくないという方はもちろんのこと、ちょっとした特別感を味わいたい人におすすめ。前述したとおり、1車両につき4席とかなり限りがありますので、早めに予約するのがいいかもしれませんね。

ゆったりぐっすり移動したい方はぜひ一度乗車して、心地よさを体感してみてください!



※取材協力/名鉄バス

(トキエス)

情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 名古屋~新宿線をS席で移動。普通席との違いは? 車両設備などとともに乗り心地をレポート!