ざっくり、こんなルート



  • ニセコ~知床まで移動距離750km! 北海道横断の旅

  • 100kmの距離を結ぶ路線バスに3時間揺られ移動!

  • 最終日は早起きしたのに午後までバスがない!?





(C)テレビ東京



9月5日(土)に放送された「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」第14弾は、北海道のニセコから、世界遺産の地、知床を目指す旅。3泊4日でゴールの知床五湖を目指します。



スタートのニセコからどこへ行くのか? 地図にマークされていたのは、南富良野町の幾寅駅。こちらはチェックポイントです。そしてゴールは…知床。思わず「遠い。遠すぎる、知床~」と羽田さん。



ちなみにチェックポイントの幾寅駅は映画『鉄道員』の舞台となった場所。実は『鉄道員』に出演している田中さんにとっては、志村けんさんとの共演シーンを撮影した思い出の地でもあります。



北海道の地を横断する今回のルート、果たして無事にクリアして時間内にゴールできるのでしょうか?






1日目 ニセコからバス8本を乗り継ぎ、およそ180km移動!



まずは、ニセコからチェックポイントの幾寅駅を目指します。考えられる主なルートは2通り。旭川方面へ北上するルートか苫小牧方面へ行く南ルートかです。ひとまずニセコを発車するバス路線をチェックすることに。



バス停を目指そうとしたそのとき…バスがやってきました!「なんかバス来た!!」と羽田さん。「いきなりかよ」と田中さん。バス停へと急ぎ、停車中の運転手さんに聞いてみると、バスは7時41分発の俱知安(くっちゃん)駅行き。ニセコから発車するバスは、これを逃すと昼までないことが判明したのでさっそく乗車!



俱知安駅に到着しバス窓口で相談してみると、すすめられたのは小樽経由で札幌駅を目指すルート。苫小牧方面のバスもありますが、かなり時間がかかるようです。まずは俱知安駅から一気に60km先の小樽へ向かいます。



小樽から路線バスで行けるのは札幌市内の宮の沢でした。移動中は3人で札幌から富良野へのルートについて作戦会議。北の滝川を目指すか、南の千歳を目指すか…。どのルートがベストでしょうか?



宮の沢で乗り継ぎ、札幌に到着。案内所で話を聞いてみると、南ルートの千歳から幾寅へはバスで乗り継ぎができなさそう。よって、江別や岩見沢・滝川などを経由する北ルートを選択することに。



ただし、札幌から岩見沢へ直行するバスはありません。そこで、札幌から新さっぽろへ行き、新さっぽろから江別へとバス移動。



江別から岩見沢までは、幌向(ほろむい)まで歩き、幌向からコミュニティバスで岩見沢まで行く覚悟でした。が、江別で富良野に行くルートを運転手さんに聞いてみると、江別から栗山へ行き、さらに栗山から岩見沢へ路線バスで移動できることが判明!



バス時刻のタイミングも良く、運転手さんに教えてもらったルートで、岩見沢まで到着。お昼を抜いた甲斐がありました。この日のバス運行は終了していたため、1日目はここで終了。バスを8本乗り継ぎ、およそ180km移動し、4分の1ほど進めました。







1日目のルート詳細

ひらふウェルカムセンター 7:41発
バス約20分
倶知安駅前 9:10発
バス約1時間30分
小樽駅前 11:15発
バス約1時間15分
地下鉄宮の沢駅前 12:41発
バス約40分
札幌駅前ターミナル 14:47発
バス約50分
新さっぽろ駅 16:00発
バス約45分
江別駅前 17:36発
バス約55分
栗山駅前 18:40発
バス約45分
岩見沢ターミナル -





■1日目に立ち寄った主なスポット・お店



小樽三角市場

北海道小樽市稲穂3-10-16 Google Map
0134-23-2446 8:00~17:00
Webサイト


酔月亭

北海道岩見沢市5条西3丁目 Google Map
0126-22-3160 11:30~14:00、17:00~22:00 日曜定休
Webサイト


ホテルサンプラザ

北海道岩見沢市4条東1-6-1 Google Map
0120-22-8686 
Webサイト





2日目 チェックポイントの幾寅駅へ着くまでにハラハラドキドキ!



岩見沢で迎えた2日目。まずは始発バスで美唄へ。美唄からはさらに北の滝川へ向かい、富良野を目指します。滝川へのバスが1時間50分後だったので、美唄で聞き込み。すると、「滝川から富良野まで行く路線バスはないです」とコミュニティバスの運転手さん! しかし滝川から赤平へ行き、赤平からは高速バスの一般道ルート(※番組ルールは一般道なら高速バスでもOK)で富良野へ行けることが判明しました。3人は運転手さんに教えてもらったルートで富良野に到着します。



ところが、富良野から幾寅行きのバスは1日1本で、11時台のみ! このときの時刻は14時半ですでにバスはありません。



その他のルートは、富良野から占冠(しむかっぷ)までバスで行き、明日の早朝に占冠から幾寅へバス移動するルートか、幾寅駅の手前の西達布までのバスに乗り、西達布から幾寅駅まで13kmを歩くか。西達布経由ならこの日のうちに幾寅駅を目指せます。どちらを選ぶか? 運命の選択…。



結局、西達布から歩くルートなら、幾寅駅よりさらに東の新得行きの最終バスにもこの日中に乗れることがわかり、こちらのルートを選択。ただし幾寅駅から最終バスに乗るには、西達布から幾寅駅までの13kmを3時間で歩かなくてはいけません。



バスで西達布へ移動し、西達布から幾寅駅までハイペースで歩いたものの、時間がギリギリで、残り1kmは走りながら移動! 果たして間に合うのか…!?



3人が幾寅駅に着いたのは、バス発車時刻6分後でした。間に合わなかった…と思いきや、バスが遅れており、ぎりぎりセーフ! 何とか新得行きのバスに乗れました。ただし、チェックポイントの幾寅駅で映画や田中さんの思い出に浸る時間も余裕もなし…。



そんなこんなで幾寅駅から40km東の新得駅へ到着。この日の運行は終了していましたが、新得駅からは帯広までのバスがあることもわかりました。



2日目は岩見沢から新得までおよそ192km移動しました。






2日目のルート詳細

岩見沢ターミナル 7:25発
バス約40分
美唄駅前 9:50発
バス約1時間5分
滝川駅前 11:45発
バス約30分
赤平駅前 13:11発
バス約1時間10分
富良野駅前 16:20発
バス約45分
西達布 17:05発
徒歩約13km
幾寅駅 20:02発
バス約55分
新得駅 -





■2日目に立ち寄った主なスポット・お店



喫茶 鹿

北海道美唄市西1条南3-1-5 Google Map
0126-62-1778 
Webサイト



唯我独尊

北海道富良野市日の出町11−8 Google Map
0167-23-4784 11:00~21:00
Webサイト


宿屋cafe ARUKU

北海道上川郡新得町5条南3-12 Google Map
0156-64-5668 チェックイン 15:00、チェックアウト 10:00
Webサイト





3日目 乗り換えなしで約3時間バスに揺られて長距離移動!



3日目のスタート地点は新得。まずは帯広へ移動します。そして、帯広から知床五湖へ向かうには、北の美幌方面、最短の屈斜路湖方面、東の釧路方面の3通りのルートがあるようです。



帯広で情報収集すると、帯広から最短ルートと思われる屈斜路湖と釧路方面へは高速バスのみでした。ただし、屈斜路湖の手前の陸別までの100kmを1本で行ける路線バスがあることが判明。バスで約3時間揺られて陸別に到着します。



陸別で腹ごしらえをした後は、陸別から北見へ60kmの長距離を移動。北見で調査してみると北見から路線バスで移動できるルートは、女満別・網走方面のみでした。路線バスを乗り継ぎ無事に網走まで到着。しかし網走のバスの窓口は10分前(18時)に閉まっており、時刻表などを見るも情報が得られず。この日の移動はここまで。長距離バスを乗り継ぎ、275kmの大移動となりました。知床まで残りの距離はおよそ100kmです。



夕食時は「ゴールしない未来は見えていないです」と北原さん。3人で「エイエイオー」と掛け声を合わせて明日のゴールを誓いました。







3日目のルート詳細

新得役場前 7:42発
約1時間30分
帯広駅バスターミナル 9:59発
バス約3時間
陸別駅 14:25発
バス約1時間35分
北見駅 16:35発
バス約45分
女満別空港 17:35発
バス約35分
網走バスターミナル -





■3日目に立ち寄った主なスポット・お店



ふるさと銀河線りくべつ鉄道

北海道足寄郡陸別原野基線69-1  Google Map
0156-27-2244 9:00〜16:30
Webサイト



正己 秦食堂

北海道足寄郡陸別町字陸別原野分線5-12 Google Map
0156-27-2048 11:00~19:00 日曜定休


網走セントラルホテル

北海道網走市南2条西3-7  Google Map
0152-44-5151 チェックイン 15:00、チェックアウト 11:00
Webサイト


菜な家

北海道網走市南3条西2-3 Google Map
0152-45-0877 17:00~23:00 日曜定休
食べログ





4日目 ゴールを目前にして選択を迫られた2つのルート…選んだのは…?



網走で迎えた最終日。バス案内所のオープン時間に合わせて早起きし、相談すると網走から斜里まで1本で行けるバスがありました。ところが、せっかく早起きしたのに昼過ぎまで運行はナシ! 途中の小清水・18線までは路線バスがありますが、その先からはバス路線はないようで、18線バス停から斜里までの16kmを歩かなくてはいけません。この区間を4時間ほどで歩ければバスを待つよりも1時間早く斜里に到着します。迷った末、少しでも早く先に進みたいと、バスで小清水・18線へ行き、斜里まで歩くルートを選択しました。



猛暑の中、ひたすら斜里を目指して歩きます。がんばった甲斐があり、バスの到着予定時刻より1時間半も早く斜里に到着しました!



さっそくバス案内所に行ってみると知床五湖へはバス1本で行けるとのこと。しかし、なんとそのバスは11時半、3人が到着する10分前に出たばかり! 思わずうなだれる3人。次のバスはあるのでしょうか…?



「次、何時にありますか?」羽田さんが尋ねると…「14時10分にあります」とのこと。それが最終バスだそうですが、ゴールに行けることが判明!



斜里から知床五湖までは50km、乗換なしです。勝利が確定している“ウィニングラン”で、いよいよ知床五湖へ。



第14弾のバス旅は成功! 知床五湖の絶景を満喫しながらゴールした喜びを噛みしめた3人でした。






4日目のルート詳細

網走バスターミナル 7:15発
バス約40分
18線 7:55発
徒歩約16km
斜里バスターミナル 14:10発
バス約1時間25分
知床五湖 -





「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」第14弾 3泊4日のルートは?





「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」第14弾で3人が辿ったざっくりなルートはこちらです。




■1日目 ひらふウェルカムセンター→岩見沢ターミナル

ひらふウェルカムセンター→倶知安駅前→小樽駅前→地下鉄宮の沢駅前→札幌駅前ターミナル →新さっぽろ駅→江別駅前→栗山駅前→岩見沢ターミナル



■2日目 岩見沢ターミナル→新得駅

岩見沢ターミナル→美唄駅前→滝川駅前→赤平駅前→富良野駅前→西達布~徒歩約13km~幾寅駅→新得駅



■3日目 新得役場前→網走バスターミナル

新得役場前→帯広駅バスターミナル→陸別駅→北見駅→女満別空港→網走バスターミナル



■4日目 網走バスターミナル→知床五湖

網走バスターミナル→18線〜徒歩約16km〜斜里バスターミナル→知床五湖



ニセコからゴールの知床五湖までの乗車バスは21本、750kmを横断しました!


(バスとりっぷ編集部)


情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」第14弾(ニセコ~知床)4日間のルート・スポットまとめ! 移動距離・乗車バス本数は?