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那須高原には、モンゴルの「ゲル」に泊まれるホテルがあるんです。
ゲルとは、組み立て式の家のこと。家畜とともに草原を移動して生活する遊牧民たちの住居です。ゲルのホテルは全国に数か所ありますが、那須高原の「モンゴリアンビレッジ テンゲル」は、ゲルへの宿泊のほかに、いろいろなモンゴル体験が楽しめちゃうんだそうです。
このホテルに宿泊してきたので、レポートします!
「モンゴリアンビレッジ テンゲル」は、研修施設を経営してきた那須オオシマフォーラムが、高原性の気候や牧歌的雰囲気がゲルにぴったりな那須高原の地にオープンさせたもの。丸い空間に仲間が集まって過ごせる「究極のワンルーム」であるゲルの素晴らしさに魅了されたのだとか。
自然の中でモンゴル体験ができるとあって、研修だけでなく、子どものいる家族、そして近ごろは、女性人気も上昇中。「女子旅」での利用も増えているそうです。
気になる宿泊料金は、大人・一泊二食付き9,720円(税抜き・休前日1,620円プラス)。
那須インターから15分ほどの場所にあります。高速バスで訪れる場合は、事前予約をしておくことで「友愛の森」停留所から送迎をしてもらえます。
電気は通っており、エアコンや冷蔵庫も完備。虫よけや懐中電灯もありました。
快適でかわいい、ゲルの中はこんな感じです。
ゲルの中だけではなく、敷地内のあちこちに遊牧民の文化や伝統を知ることのできる仕掛けが。滞在することで、自然にモンゴルの遊牧民の文化を知ってゆける作りになっていました。
民族衣装の「デール」の試着は500円(予約不要)。好きなデールを選んで、着せてもらえます。
30分着ていられるので、このままゲルへ。デールに身を包んでゲルに入ると、モンゴル気分もひとしおです。
ゲルの中を満喫したり、敷地内を散策したりしていると知らぬ間に時間がすぎていました。夕食は18時から。お腹がすいたところで、室内でのバーベキューを堪能します。
アヒージョや熟成肉のハンバーグもあって、ボリュームたっぷり。ビールがすすみます。お酒のメニューには、モンゴルのウォッカ「チンギスハン」や、モンゴルのお酒を使ったカクテル「テンゲル(蒼天)」「タル(草原)」などもありました。
また、このホテルではほぼ毎日、モンゴルの伝統的楽器「馬頭琴」の演奏と、独特な歌唱法「ホーミー」の歌声を聴くことができます。
夜は敷地内の明かりが消され、暗闇を楽しむ時間も。そして、気になる温泉は、内風呂、半露天風呂、露天風呂、と豪華でした。
丸いゲルの中は居心地がよくって、話も弾みます。ついつい夜更かししてしまいました。
朝食はバイキング。いろいろな調味料とオイルを選んで「しゃかしゃかサラダ」の作れるサラダバイキングや、羊肉のゆでたもの、モンゴル風のキャベツサラダなど、モンゴルゆかりの料理もありました。
気軽にゲルを満喫できて、夜も朝もおなかいっぱい!
那須高原のことも、モンゴルのことも、ぐんと好きになれるような宿泊体験でしたよ~。
(かとうちあき)