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ざっくり、こんなおすすめポイント
今回の乗車は南海バスの夜行高速バス「サザンクロス 大阪・京都~藤沢・鎌倉線」。夜行バスで関西~藤沢・鎌倉間を移動するとなると、横浜で乗り換えかな…と考えがちですが、実は関西側なら大阪・京都、関東側なら小田原・藤沢・鎌倉などに停まってくれる夜行バスがあるのです!
「サザンクロス」の運行路線は、南海バスと南海ウィングバス南部・熊野御坊南海バスを併せて全部で7路線。たくさんあって紛らわしいためか、乗車の際には名前は「サザンクロス」ではなく「大阪・京都~藤沢・鎌倉線」と案内されていましたよ。
※こちらは2019年6月頃に撮影した車両・車内の様子ですが、設備・サービスなどは同じでした。
座席のリクライニングは最大約140度です。シートピッチは広く、レッグレストとフットレストがあり快適。肘掛け下にはコンセントが設置されています。
トイレも完備されています。
今回は大阪難波の湊町BT(OCAT)から「大阪・京都~藤沢・鎌倉線」へ乗車! バスの出発時間は21:55。OCATに到着した頃には、辺りはもう真暗でした。
電光掲示板で乗り場を確認、それからベンチでおにぎりのお夜食。屋内のバスターミナルだと風や天気の影響に関係なくベンチでご飯が食べられるのがいいですね。
なおOCATは周囲にお店もあるのでカフェ夜食でも良いんですが、今回の私のバス下車予定は5:45。早朝にバスを降りることになるため、乗車前から体力を温存しとこう、というのがベンチ夜食の理由でした。
余談ですが、高速バスは乗り慣れるほど、隙を見て何か食べておくタイミングの取り方が上手くなる気がします。私だけ?
さて、バスは定刻より3分ほど遅れて到着。早速「大阪・京都~藤沢・鎌倉線」へ乗り込みますよ。
なお取材時の車内の状況はというと、乗車時から暖房がきいていて暖かく(ちなみに取材は1月)、平日だったため座席もそこまで混まずのいい感じ。ちょっとバスが揺れるのだけが気になりましたが、これは仕方ない。だって取材日はよりにもよって、台風並みの強風の日でしたからね。
「大阪・京都~藤沢・鎌倉線」は停車バス停が多く、関西側に8カ所・関東側に5カ所の全13カ所に停車します。詳しい停車スケジュールは以下の通り。
関西発
関東発
大阪を過ぎ、京都を過ぎて、バス車内にアナウンスが流れたのは23:45。関西側の最終バス停である京都駅八条口を出てすぐでした。
アナウンスは、車内での注意事項とトイレ休憩の案内。バスがトイレ付き車両のため走行中のトイレ休憩は1回きり、「あと30分ほどで到着する滋賀県の草津SAで休憩します」とのことでした。アナウンス後に車内は消灯、休憩で下車しない人はここからもうお休みモードに入れます。
なお車外に出る時はナンバープレートを受け取ります。車内の座席はカーテンで仕切られるため、点呼の代わりにこちらのプレートで人数確認となる仕組み。プレートの裏には万一の場合の連絡先が書いてありましたよ。
なお休憩時、トイレを待つ間に聞いたちょっと耳寄りなお話。リピーターさん曰く、こちらの路線で関西から関東へ移動する場合はバスの前から見て左側(C席側)がおすすめなんだとか。その理由は、早朝に江ノ島の朝焼けを見ることができるから!
「車内が暗いから、周囲に光が漏れないようにカーテンの隙間からちらっと見ないといけないけど、すっごくキレイですよ!」とのことでした。
すごい! 素敵そう! ちょうど今回はC席だし、絶対起きて見てみよう! と思ったものの、よく考えたら私の下車予定は大阪~小田原。江ノ島まで行かないんだった…と後から気付いてがっくりでした。
シートはリクライニングが結構しっかりめに倒れる仕様。休憩後にはすぐにとろとろっと眠りに落ち、起きたのは小田原到着10分前のアナウンス。時間は5:35。
眠い…まだ寝たい…と思いつつ起きあがって荷物まとめ。余談ですが、高速バスは乗り慣れるほど、スピードも含め荷物のまとめ方が上手くなる気がします。これはきっと私だけじゃないと思う!
下車時にはバス乗務員さんが「忘れ物はないですか?」と丁寧に確認してくれました。さすが、この時間に下車する人はおおむね寝ぼけていることをよくわかっていらっしゃる! 南海バスさん、お世話になりました!
ちなみに早朝に降ろしてもらったものの次の移動予定まではだいぶ時間があったため、バスを降りてそのまま小田原駅前にある24時間営業の温泉「小田原お堀端 万葉の湯」へと向かったのでした。
高速バスに乗り慣れるほど、お風呂屋さん情報に詳しくなる気がします。これは絶対私だけじゃないはず!
大阪・京都~藤沢・鎌倉線のバス便
(陽月よつか)