京都は名所が多すぎる! 王道・人気スポット30選

かつて約1000年栄えた都であり、今も日本を代表する都市のひとつである京都。世界遺産に数えられる寺社の数々や、歴史上の偉人たちも愛でたであろう桜や紅葉の四季折々の絶景、京都の美意識や伝統を伝える日本文化など、ここでしか味わえない魅力が満載です。「一度は京都をしっかり観てまわりたい」と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

だがしかし、京都は広い! そして名所の数が多い! 「京都といったらまずここ」と言われる代表的な観光スポットを数えるだけでも、10や20ではとても終わりません。

そこで今回は、30選! 京都へ訪れたらぜひ行きたい観光スポットをセレクトしました。関西在住の旅ライター目線で、「京都観光の王道!」と自信を持っておすすめできる名所ばかりです。

それでは京都の名所を、京都駅周辺・中心部・東部(東山区)・東部(左京区)・北部・西部・南部と、7エリアに分けてご紹介します。

京都駅周辺
(東寺、西本願寺、東本願寺、京都水族館、京都鉄道博物館、京都国立博物館)

中心部
(元離宮二条城、京都御所、錦市場)

東部(東山区)
(八坂神社、祇園、鴨川、清水寺、平安神宮)

東部(左京区)
(銀閣寺、哲学の道、南禅寺)

北部
(下鴨神社、上賀茂神社、北野天満宮、貴船神社、金閣寺)

西部
(嵐山、嵯峨野トロッコ列車、保津川下り、天龍寺、松尾大社)

南部
(伏見稲荷神社、醍醐寺、平等院)



京都駅周辺エリア

京都駅は、JR線(東海道新幹線・在来線)、近鉄線、京都市営地下鉄が乗り入れる大ターミナル駅。高速バスや路線バスの発着数も多く、京都観光のカナメとなるエリアです。

そして京都駅は大ターミナル駅でありながら、徒歩圏内に歴史ある名所や観光スポットがたくさん。烏丸口方面には京都で一番高いタワー「京都タワー」もあり、遠くからでも目印になってくれるため、街歩きしやすいのが特徴です。

京都の名店の出張店舗や京都名物を購入できる店も多く、荷物を預ける場所もあちこちにあるので、自分好みに楽しみやすいエリアです。


■美しい五重塔に、桜や紅葉のライトアップもある「東寺」

東寺の創建は平安時代初期。平安京の正門であった羅城門を、西寺とともに挟む形で建立された寺です。正式名称は教王護国寺。真言宗の総本山であり、弘法大師・空海が拠点としたことでも知られています。

境内に建つ美しい五重塔は、高さ55m。木造の建造物としては日本一の高さを誇り、東海道新幹線の窓から見える世界遺産としても人気があります。

講堂や金堂には、金色の七仏薬師如来や脇侍の日光・月光菩薩像、台座を護る十二神将像など、国宝や重要文化財に指定された仏像群が安置されています。

桜や紅葉の名所でもあり、桜・新緑・紅葉の時期にはライトアップと夜間特別拝観が行われ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しめますよ。

アクセス:京都駅より徒歩約15分

東寺(教王護国寺)

京都府京都市南区九条町1 Google Map
075-691-3325
開門時間:5:00~17:00(金堂・講堂は8:00~/観智院・宝物館は9:00~) 年中無休
Webサイト

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■豪華な唐門や京都三名閣など美しい建造物が目白押し「西本願寺」

西本願寺は、浄土真宗本願寺派の本山。世界文化遺産に登録されており、京都では親しみを込めて「お西さん」とも呼ばれています。

幕末には新選組が屯所を構えていた場所でもあり、歴史スポットとしても人気があります。

境内には国宝や重要文化財に指定されている宝物や建造物が数多くあり、特に国宝である御影堂や阿弥陀堂の荘厳な美しさは必見。また、国宝である唐門は、桃山時代の豪華な装飾彫刻が特徴で、彫刻の見事さに日の暮れるのを忘れることから「日暮らし門」とも呼ばれています。

同じく国宝である飛雲閣(ひうんかく)は、金閣寺・銀閣寺とともに、京都三名閣に数えられる美しい建物。広大な境内では、本願寺の僧侶による無料の境内ツアーが毎日開催されています。

アクセス:京都駅より徒歩約17分、市バス「西本願寺前」バス停徒歩すぐ

西本願寺

京都市下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町 Google Map
075-371-5181
5:30~17:00 年中無休
Webサイト

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■御影堂や御影堂門とイチョウの競演が見事! 「東本願寺」

東本願寺は浄土真宗「真宗大谷派」の本山で、正式名称は「真宗本廟」。地元の人々には「お東さん」とも呼ばれて親しまれています。

広い境内のほぼ中央に建つ御影堂は、世界最大級の規模の木造建築物。正面76m・側面58m・高さ38mという大きさの、壮麗な建物です。

また、この御影堂の前に位置する御影堂門は、木造建築の山門としては世界最大級・木造建築の二重門としては日本一の高さを誇る門。正面21m・側面13m・高さ27mの大きさを誇ります。

ほかにも、内陣に「仏説阿弥陀経」の世界が表現されている阿弥陀堂や、黒地に金の装飾の映える阿弥陀堂門、名勝として知られる渉成園(しょうせいえん)など、境内は見どころが豊富。秋に美しく色付く大イチョウも必見です。

アクセス:京都駅より徒歩約5分

東本願寺

京都市下京区烏丸通七条上る Google Map
075-371-9181
3~10月 5:50~17:30/ 11~2月 6:20~16:30 年中無休
Webサイト

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■イルカショーやオオサンショウウオを見に行こう! 「京都水族館」

京都水族館は、日本で初めての完全人工海水を使用した都市型水族館。「水と共につながる、いのち」をテーマにしており、京都の自然を再現したエリアや幻想的にライトアップされたクラゲの展示など、さまざまな工夫を凝らした展示が楽しめます。

見どころは、国の特別天然記念物で「生きた化石」と呼ばれるオオサンショウウオの大型展示がある「京の川」ゾーン。京都の象徴ともいえるオオサンショウウオが悠々と泳ぐ姿を見られます。

イルカスタジアムのイルカショーも大人気。京都の四季を感じさせる演出で、イルカの知性や遊び心に焦点を当てたパフォーマンスが見られます。

ペンギンやアザラシの水中の姿を間近で楽しめる工夫もあり、子どもから大人まで楽しめるスポットです。

アクセス:京都駅より徒歩約15分

京都水族館

京都府京都市下京区観喜寺町35-1(梅小路公園内) Google Map
075-354-3130
オープン時間は季節によって変動 年中無休
Webサイト

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■蒸気機関車から新幹線まで、鉄道ロマンが楽しめる「京都鉄道博物館」

京都鉄道博物館は、国内最大級の鉄道博物館。鉄道ファンだけでなく、家族連れや旅行者にも人気のスポットです。

館内には、明治時代から現代までの54両の車両が実際に展示されています。蒸気機関車から新幹線までさまざまな時代の車両があり、実際に中に入って座席に座れる車両もあります。

中でもぜひ見に行きたいのが、館内の中央に位置する扇形車庫。20両もの蒸気機関車がずらりと並びます。実際に蒸気機関車が牽引するSLスチーム号に乗車できる体験コーナーは特に人気!

そのほか、本物さながらの運転体験ができる運転シミュレーターや、鉄道の巨大ジオラマもあり、歴史的な資料や技術展示も充実。館内のカフェでは、列車をモチーフにしたメニューがいただけます。

アクセス:京都駅より徒歩約20分/市バス「梅小路公園・京都鉄道博物館前」バス停より徒歩すぐ

京都鉄道博物館

京都府京都市下京区観喜寺町 Google Map
0570-080-462
10:00~17:00(入館は16:30まで) 水曜定休
Webサイト

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■国宝や重要文化財がたくさん! 京都の名品を見に行こう「京都国立博物館」

京都国立博物館は、日本を代表する歴史ある美術館のひとつ。「京博(きょうはく)」の呼び名で親しまれています。

豊富な展示品は平安時代から江戸時代にかけての日本美術が中心。収蔵品は15,000件以上(館蔵品約8,500件、寄託品約6,600件)もの規模を誇ります。

その中には国宝・重要文化財も数多く、俵屋宗達画・本阿弥光悦書の重要文化財「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」や、京都・建仁寺から寄託を受けている国宝「風神雷神図屏風」など、国際的にも貴重な文化財が見られるのが大きな魅力。

また、建物自体の美しさも有名。特に有名なのが重要文化財に指定されている明治古都館(本館)で、美しい赤レンガ造りの外観とクラシックな装飾の美しさで知られています。

屋外の庭園の、桜や紅葉をはじめとする季節の植物や、野外展示も見どころ。噴水ではロダンの代表作「考える人」が見られます。

アクセス:市バス「博物館・三十三間堂前」バス停より徒歩すぐ/京阪電車「七条駅」より徒歩約7分

京都国立博物館

京都府京都市東山区茶屋町527 Google Map
075-525-2473
9:30~17:00(入館は16:30まで)/金曜日のみ9:30~20:00(入館は19:30まで)
休館日:月曜日(祝日・休日の場合は開館、翌火曜日休館)、年末年始
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京都の中心エリア

京都の街の中でも政治や文化の中心部となるのが、中京区や上京区のエリア。1000年ものあいだ日本の中心だった歴史を持つ京都の、さらに中心として栄えてきたため、日本の歴史に関わる名所や伝統が色濃く残っています。

静かで落ち着いた街並みの中に、格式ある建物や由緒ある施設が点在するため、歴史と現代が調和する京都ならではの趣きを感じられるエリアです。

このエリアには、文化や芸術に関する華やかなイベントの開催が多いのもうれしいポイント。訪れる時期ならではの見どころや魅力を見つけてみてくださいね。


■江戸幕府の終焉の舞台。美しい御殿と輝く夜桜を観賞したい「元離宮二条城」

元離宮二条城は、京都市のほぼ中心に位置する歴史的名所。1603年に徳川家康によって、江戸幕府の権威を示すために築城された城です。1867年にはこの二条城で15代将軍・徳川慶喜が大政奉還を表明し、江戸幕府が終わりを告げました。

二条城は世界文化遺産に登録されており、建物も国宝や重要文化財ばかりです。中でもぜひ見に行きたいのが、国宝に指定されている二の丸御殿。江戸時代の絵師による障壁画や精巧な木彫り装飾は必見です。

また、本丸御殿や二の丸御殿の庭園も必見。春には桜、夏には百日紅、秋には紅葉、冬には梅や椿など、四季折々の美しい景観が楽しめます。

特に桜が有名で、城内には京都の桜の開花宣言の標本木があります。毎年の「二条城桜まつり」では、ライトアップされた夜桜やプロジェクションマッピングが楽しめますよ。

アクセス:地下鉄東西線「二条城前駅」より徒歩すぐ/市バス「二条城前」バス停より徒歩すぐ

元離宮二条城

京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541 Google Map
075-841-0096
8:45~17:00(入城16:00まで)/イベントによる変動あり
観覧休止日:年末年始。本丸御殿は毎月第3月曜及びその翌日は観覧休止、二の丸御殿は1月・7月・8月・12月の火曜は観覧休止 ※祝日の場合は開殿
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■宮廷文化の伝統を今に伝える、かつての天皇の住まい「京都御所」

京都御所は、かつて天皇の住まい(内裏)として使用された建物。現在の建物は1855年に再建されたものです。広大な敷地内には日本の伝統建築の美しさを伝える数々の御殿が点在し、京都で発展した華やかな宮廷文化を今に伝えています。

特に見に行きたいのが、かつて即位の儀式が行われた格式高い場所である紫宸殿や、日本の宮廷を象徴する建物である清涼殿、学問の場として使われた御学問所など。
庭園の自然美も有名で、春の桜や秋の紅葉など、季節の花景色や雪景色の美しさで知られています。

京都御所は一般公開されており、事前予約なしで見学可能です。ただし現在も皇室の茶会や国公賓の接遇などに使用されているため、行事などが行われる日は参観できないのでご注意くださいね。

アクセス:地下鉄烏丸線「今出川駅」より徒歩約5分

京都御所

京都府京都市上京区京都御苑内 Google Map
075-211-1215
9:00~17:00(入場16:20まで)/時期・イベントによる変動あり
休止日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)、行事等が行われる日
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■京都食材の専門店がそろう、華やかな京の台所「錦市場」

錦市場は約400年の歴史を持つ、「京の台所」と呼ばれる市場。東西約400mのアーケードの下に、約130軒の店が並んでいます。

その魅力は、伝統的な京野菜、漬物、豆腐、乾物、鮮魚など、京都の専門店による京都ならでは食材が豊富にそろうこと。特に湯葉、生麩、ちりめん山椒などの京都独自の食材や料理を通して、京都の食文化に触れられます。

市場では食べ歩きも人気で、揚げ物、串焼き、抹茶スイーツなどを気軽に楽しめます。ただし「飲食できるお店を巡り歩く」意味の食べ歩きであって、「歩きながら食べる」のはNGなのでご注意を。

また江戸時代の画家「伊藤若冲」の生家があった場所としても有名で、市場の西側入口や店のシャッターなど、市場の随所では若冲の絵やモチーフが見られます。

アクセス:地下鉄烏丸線「四条駅」より徒歩約3分/阪急「烏丸駅」より徒歩約3分

錦市場

京都府京都市中京区 Google Map
075-211-3882(京都錦市場商店街振興組合)
営業時間・定休日は店による
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東部(東山区)

祇園・四条・清水寺などがある東山区は、京都の中でも特に伝統と風情が色濃く残るエリアです。古くから京都らしい景観と文化が大切に守られてきたこの地域の特徴は、歴史と自然が調和した美しい街並み。石畳の小道や歴史を感じさせる建物が点在し、散策するだけで京都の情緒を味わえます。

また、古くからの祭りや伝統芸能が受け継がれており、京都ならではの文化や風習に触れることができるのも、このエリアならではの魅力です。


■祇園祭で有名! 京都より古い歴史を持つ“祇園さん”こと「八坂神社」

八坂神社は、平安京遷都以前からの歴史を誇る神社。全国の八坂神社・祇園信仰神社の総本社です。かつては「祇園社」と呼ばれ、今も地元の人々からは親しみを込めて「祇園さん」と呼ばれています。

日本三大祭のひとつであり、京都の夏の風物詩と言われる「祇園祭」が行われることでも有名。祇園祭は平安時代から続く伝統行事で、毎年7月に開催され、華やかな山鉾巡行が京都の街を巡ります。

国宝に指定されている本殿は、平安時代の建築様式を伝えており、その下にある池には青龍が住むという伝説があります。そのほか、八坂神社のシンボルである朱塗りの西楼門や、祇園祭の神輿が出発する南楼門、各種の奉納行事などが行われる舞殿など、美しく見応えのある建築物がたくさん。桜や紅葉の名所でもあります。

アクセス:京阪電車「祇園四条駅」より徒歩約5分/阪急電鉄「京都河原町駅」より徒歩約8分

京都祇園 八坂神社

京都府京都市東山区祇園町北側625 Google Map
075-561-6155
24時間参拝可能(社務所受付は9:00~17:00) 年中無休
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■舞妓さんが見られるかも? タイムスリップ気分で歩きたい「祇園」

祇園は舞妓・芸妓で知られる、京都を代表する街のひとつ。もとは八坂神社の門前町として発展し、次第に芸妓・舞妓の文化が栄える花街として知られるようになった歴史があります。現在は具体的に、四条通や鴨川一帯の、東西は東大路通~大和大路通、南北は新橋通~建仁寺境あたりのエリアを指します。

祇園を代表する、いわばメインストリートとして有名なのが花見小路通。石畳の通り沿いに高級料亭や茶屋が並んでおり、夕暮れ時には運が良ければ、舞妓さんが茶屋へ向かう姿に出会えることもあります。

また、新橋通もおすすめ。石畳沿いに伝統的な町家が並び、白川沿いには桜が並木となって、春には満開の桜が水面に映り込む美しい光景が見られます。

アクセス:京阪電車「祇園四条駅」より徒歩約1分/阪急電鉄「京都河原町駅」より徒歩約5分

祇園

京都府京都市東山区祇園町 Google Map
075-531-2288(祇園商店街振興組合)
Webサイト(祇園商店街振興組合)

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■京都を代表する川、春には夜桜のライトアップも! 「鴨川」

鴨川は京都府を南北約27kmに渡って流れる一級河川。詳しくは、北区から来る加茂川と左京区から来る高野川が左京区で合流して鴨川となります。古くから京都の人々に親しまれてきた川で、川沿いには遊歩道が整備されており、散歩やジョギングに最適です。

また、鴨川は春の桜の名所として有名。七条大橋から三条大橋までの「花の回廊」では、夜桜のライトアップが行われます。さらに、夏には新緑や京都の風物詩である納涼床が登場。秋には紅葉、冬には雪景色と、四季を通じて楽しめるのです。

アクセス(四条大橋まで):阪急電鉄「京都河原町駅」より徒歩約2分

鴨川

京都府京都市 Google Map

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■一度は見たい、清水の舞台の絶景はこちら! 「清水寺」

清水寺は、778年に開創された古刹。世界遺産にも登録されています。正式名称は音羽山 清水寺で、その名の由来となった音羽の瀧の水は、古くから「延命水」として信仰されてきた歴史があります。

清水寺の最大の見どころは、何と言っても清水の舞台。本堂の舞台は、釘を一切使わずに組まれた伝統的な木造建築で、高さ約13mの場所からは京都市内を一望できます。四季折々の景色も美しく、特に春の桜や秋の紅葉の時期は、京都を代表する絶景が見られます。

清水寺の参道の一部である二年坂(二寧坂)や三年坂(産寧坂)も、ぜひ一緒に楽しみたいスポット。石畳に昔ながらの町家が並び、京都らしい土産物や和菓子、工芸品などを楽しめます。

アクセス:市バス「五条坂」バス停より徒歩約10分/市バス「清水道」バス停より徒歩約10分

音羽山 清水寺

京都市東山区清水1‐294 Google Map
075-551-1234
6:00~18:00(7~8月は18:30まで、夜間特別拝観期間中は21:30まで) 年中無休
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■京都三大祭“時代祭”は必見! 京都の歴史と文化を象徴する「平安神宮」

平安神宮は、1895年に平安遷都1100年を記念して創建された神社。京都の歴史と文化を象徴する場所として、京都が日本の首都として繁栄した平安時代の初期にちなみ、平安京を開いた桓武天皇と、江戸時代末期の孝明天皇が祀られています。

注目は、平安京の正庁・朝堂院を模して建てられた美しい朱塗りの社殿。神社の正面にそびえたつ高さ24mの大鳥居は、京都のランドマークのひとつとしても有名です。

国指定名勝である神苑は、約10,000坪もの広さを持つ池泉回遊式庭園。東・中・西・南の4つの庭で構成されており、春には枝垂れ桜、初夏には菖蒲、秋には紅葉など季節ごとに異なる美しさが楽しめます。

毎年10月には、京都三大祭のひとつである時代祭が開催。平安時代から明治時代までの歴史的衣装をまとった行列が市内を歩く様子は必見です!

アクセス:地下鉄東西線「東山駅」より徒歩約10分

平安神宮

京都府京都市左京区岡崎西天王町97 Google Map
075-761-0221
境内参拝時間 6:00~17:00/神苑拝観受付時間 8:30~16:30 年中無休
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東部(左京区)

このエリアの魅力は、京都らしい静寂と風情の豊かさ。伝統的な庭園美や禅の精神を感じさせる空間が多く見られるのが特徴です。自然と文化が優しく調和しており、京都の中でもひときわゆっくりと散策を楽しみたいエリアです。


■東山文化の象徴、侘び寂びを体現する観音殿「銀閣寺」

銀閣寺の正式名称は、東山慈照寺。臨済宗相国寺派の禅寺です。1482年、将軍職を退いた足利義政が静かに余生を過ごすためにこの地に築いた山荘が、後に寺院として改修されて、現在の姿となりました。

銀閣寺と呼ばれるようになった由来は、観音殿の美しさが江戸時代に金閣寺と並び称されたことから。美しくも落ち着いた木造の趣きは、侘び寂びの精神を体現しており、東山文化の象徴とされています。

建物だけではなく、周囲の庭園も大きな魅力。独創的な美しさの際立つ庭園で、白砂を美しく波状に整えた銀沙灘(ぎんしゃだん)には「月の光を反射させるため」との俗説が、円錐台形の向月台(こうげつだい)には「この上に坐って東山に昇る月を待った」との俗説があります。

アクセス:市バス「銀閣寺道」バス停徒歩すぐ/市バス「銀閣寺前」バス停徒歩すぐ

銀閣寺(東山慈照寺)

京都府京都市左京区銀閣寺町2 Google Map
075-771-5725
3~11月 8:30~17:00/12~2月 9:00~16:30 年中無休
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■春には優雅な桜並木も! ゆっくり散策したい約2kmの散歩道「哲学の道」

哲学の道とは、銀閣寺から南禅寺近くまでを結ぶ、琵琶湖疏水沿いの約2kmの散歩道。20世紀初期の哲学者であり京都大学教授だった西田幾多郎(きたろう)が、毎朝この道を歩いて思想にふけったことから名付けられています。

哲学の道の最大の魅力は、四季折々の自然美です。特に春には、日本画家・橋本関雪が寄贈した「関雪桜」の並木が咲き誇り、川沿いに桜のトンネルが続く名スポットとして知られています。

夏には新緑の木陰で、秋には紅葉の中で、冬には雪景色の道として、どの季節に訪れても異なる趣きを感じられるのです。

道沿いには、熊野若王子神社などの寺社や、地元のアーティストによる小さなギャラリーやカフェなどもあるので、散策の合間に立ち寄るのもおすすめです。

アクセス:
銀閣寺側(北側)から南下する場合:市バス「銀閣寺道」「銀閣寺前」バス停より徒歩すぐ
南禅寺側(南側)から北上する場合:東西線「蹴上駅」徒歩より約20分

哲学の道

京都府京都市左京区 Google Map
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■「絶景かな、絶景かな」石川五右衛門も唸る豪快な景色! 「南禅寺」

南禅寺は臨済宗南禅寺派の大本山。日本最初の勅願禅寺として1291年に創建されて以来、禅の修行の中心地として発展し、数多くの高僧を輩出してきた歴史を持ちます。紅葉の名スポットとしても知られています。

南禅寺の最大の見どころは、高さ約22mある三門。日本三大門の一つで、別名「天下竜門」とも呼ばれています。楼上からは京都の街が一望でき、満開の桜と京の街を見渡して石川五右衛門が発する「絶景かな、絶景かな」の名台詞でも有名です。

また、国宝たる方丈や重要文化財の狩野派絵画、枯山水の庭園として有名な方丈庭園、明治時代に造られた赤レンガ造りのアーチ型水路橋「水路閣」など、境内外にも見どころが多数。特に水路閣は琵琶湖疏水の一部として建設され、歴史ある寺院と近代建築による独特の景観を楽しめるのが特徴です。

アクセス:地下鉄東西線「蹴上駅」より徒歩約10分

南禅寺

京都府京都市左京区南禅寺福地町 Google Map
075-771-0365
12月1日~2月28日 8:40~16:30/3月1日~11月30日 8:40~17:00
年末(12月28日~31日)は一般拝観なし
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北部

京都の北側は、京都の中でも特に静謐で神聖な雰囲気が漂うエリア。古くから「水」と深く結びついた文化が息づいており、緑豊かな森や清らかな水辺が多いのが魅力で、その佇まいの美しさで知られる古社がいくつもあります。

また京都の創建に由来する伝統行事や、歴史ある祭りが受け継がれているのも特徴。京都の清らかさに触れられるエリアです。


■太古の原生林に守られている国家鎮護の神社「下鴨神社」

下鴨神社の正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。その創建は京都遷都の以前にさかのぼり、紀元前とも言われています。京都内でも古い神社のひとつであり、京都を拓いた神として信仰される、国家鎮護の神社です。

神社の境内にある糺の森(ただすのもり)は、縄文時代から存在するとされる原生林で、その広さは約12万平方メートル。下鴨神社とともに世界文化遺産に登録されています。

下鴨神社は縁結びや安産、厄除けのご利益でも知られており、特に女性に人気があります。境内にある相生社(あいおいのやしろ)は縁結びのパワースポットとしても有名です。

毎年5月には、下鴨神社と上賀茂神社で、京都三大祭の一つである葵祭(正式には賀茂祭)が行われます。

アクセス:市バス「下鴨神社前」または「糺ノ森前」バス停より徒歩すぐ/京阪線「出町柳駅」より徒歩約12分

下鴨神社(賀茂御祖神社)

京都市左京区下鴨泉川町59 Google Map
075-781-0010
楼門内 6:30~17:00(神事等により変更となる場合あり) 年中無休
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■自然の中に佇む雅な古社「上賀茂神社」

上賀茂神社の正式名称は賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)。平安京遷都以前から信仰されてきた、京都内で特に古いの神社のひとつです。境内は23万坪の広さがあり、建物は2棟が国宝、14棟が重要文化財に指定されています。

毎年5月には下鴨神社とともに、京都三大祭の葵祭が行われます。なお上賀茂神社と下鴨神社は、もとは賀茂神社(賀茂社)というひとつの神社で、ふたつに呼び分けられるようになったと言われています。

上賀茂神社の御祭神は、神山の頂上にある磐座(※神様が降臨する大きな岩)。本殿は神山を遥拝する形で建てられ、境内には神山を象った2つの円錐形の砂山「立砂」がおかれています。この自然と調和する厳かな雰囲気が、上賀茂神社の大きな魅力。

境内に流れる「ならの小川」や「渉渓園」は、平安装束の歌人たちが歌に盃を流しながら和歌を詠む「賀茂曲水宴」などの祭事の舞台となる場所。桜や紅葉の名所としても有名です。

アクセス:市バス「上賀茂神社前」バス停より徒歩すぐ/地下鉄烏丸線「北山駅」より徒歩約25分

上賀茂神社(賀茂別雷神社)

京都府京都市北区上賀茂本山339 Google Map
075-781-0011
二の鳥居開門:5:30~17:00 年中無休
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■天満宮の総本山! 梅や紅葉ライトアップも美しい「北野天満宮」

北野天満宮は、学問の神様として知られる菅原道真公を祀る神社。全国に約1万2000社ある天満宮の総本社であり、学業成就のご利益があるとされています。

見どころは、国宝に指定されている本殿。桃山時代の壮麗な建築様式を残しており、特に彫刻や金箔装飾の美しさは必見です。また、頭を撫でるとご利益を与えてくれると伝えられる「撫牛(なで牛)」や、「天神さまの七不思議」と呼ばれる場所もあり、境内を楽しみながら参拝できます。

道真公が梅を愛したことから、境内には約1,500本もの梅の木が植えられており、梅の名所としても有名です。紅葉の名スポットでもあり、秋にはもみじ苑の夜間ライトアップも行われます。

毎月25日は「天神さんの日」として、天神市と呼ばれる縁日が開催。日没後には石燈籠や釣燈籠にあかりが灯され、幻想的な雰囲気が楽しめますよ。

アクセス:市バス「北野天満宮前」バス停より徒歩すぐ

北野天満宮

京都市上京区馬喰町 Google Map
075-461-0005
社務所・授与所の受付時間 9:00〜16:30(開門時間は季節により変動) 年中無休
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■たくさんの伝承が残る美しき水の神社「貴船神社」

京都左京区の貴船神社は、水の神様を祀る全国の貴船神社の総本宮。京都の神社の中でも特に歴史が古く、日本三大龍穴のひとつとされる龍穴の伝説や、神話の姫の言い伝えなど、さまざまな伝承が残されています。

特に和泉式部が参拝し、夫の心変わりに悩んで歌を捧げた祈ったところ願いが叶ったとのいわれがあることから、三社あるうちの結社は「恋の宮」とも称されています。

貴船神社の魅力は、自然豊かな貴船の森に囲まれた美しい佇まい。春や夏には青もみじが美しく、夏の川床も風情があります。
紅葉の名所としても知られ、秋には紅葉のライトアップイベント「京の奥座敷・貴船もみじ灯篭」が開催されます。また冬の積雪日にもライトアップされ、雪と赤い灯籠による幻想的な風景が浮かび上がります。

アクセス:叡山電鉄「貴船口駅」より京都バスに乗車、「貴船」バス停より徒歩約11分

貴布禰総本宮 貴船神社

京都市左京区鞍馬貴船町180 Google Map
075-741-2016
開門時間:12月1日~4月30日 6:00~18:00/5月1日~11月30日 6:00~20:00 年中無休
Webサイト

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■極楽浄土の姿を表した、黄金に輝く舎利殿「金閣寺」

金閣寺の正式名称は鹿苑寺。臨済宗相国寺派の禅寺で、世界遺産にも登録されています。一般的に金閣寺と呼ばれているのは、舎利殿「金閣」のこと。外壁に貼られているのは本物の金箔で、晴れた日や夕暮れ時には日の光を受けて輝き、池に映る姿と相まって幻想的な絶景を生み出します。

金閣寺は、1397年に室町幕府三代将軍の足利義満が貴族の別荘を譲り受けて再建し、義満の没後に禅寺として改められた寺。舎利殿「金閣」や、その周囲の茶室などの建物、特別史跡及び特別名勝指定地となっている庭園などは、極楽浄土をこの世にあらわしたものと言われています。

アクセス:市バス「金閣寺道」バス停より徒歩すぐ

金閣寺(鹿苑寺)

京都府京都市北区金閣寺町1 Google Map
075-461-0013
9:00〜17:00 年中無休
Webサイト

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西部

京都の西に広がるこのエリアは、豊かな自然による風光明媚な景色が広がる場所。特に春の桜や秋の紅葉は圧巻で、見ごろの時期には世界中から観光客が集まります。

川沿いの風景や山並みが織りなす絶景が広がる中に、歴史ある寺院や庭園が点在する様子は、まさにここでしか見られない景色。トロッコ列車や川下りなどの体験アクティビティもあり、心身ともにリフレッシュできるエリアです。


■平安時代から大人気の景勝地! 「嵐山、渡月橋、竹林の小径」

嵐山は、平安時代に貴族の別荘地として栄えた歴史を持つ景勝地。特に春の桜や秋の紅葉の名所として栄え、現在でも京都を代表する桜・紅葉の名所のひとつとして、世界的にも名前が知られる観光スポットです。夏の灯籠流し、秋の嵐山もみじ祭など、さまざまな季節イベントも人気です。

嵐山のシンボルともいえるのが、渡月橋。桂川にかかる全長約155mの橋で、鎌倉時代に亀山上皇が「月が橋を渡るようだ」と詠んだことから名付けられたと言われています。

嵐山の象徴としてもうひとつ有名なのが、竹林の小径。左右に背の高い竹林が続く小径で、風が吹くたびに竹が揺れて葉が擦れる音が心地よく響くため、ゆったりと散策するのがおすすめです。

アクセス(渡月橋まで):京福電車(嵐電)「嵐山駅」より徒歩約4分/阪急線「阪急嵐山駅」より徒歩約8分/JR線「嵯峨嵐山駅」より徒歩約13分

嵐山

京都府京都市西京区嵐山元録山町 Google Map
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■保津川渓谷の絶景を楽しむ約25分の旅「嵯峨野トロッコ列車」

嵯峨野トロッコ列車は、嵐山から亀岡までを結ぶ観光列車。全長約7.3kmの路線を約25分かけて走ります。保津川渓谷に沿って進む列車の車窓から、四季折々の大自然の絶景を楽しめるのが魅力です。

また、車両そのものも魅力。5両編成の電車はアールデコ調のデザインで、木製の座席と裸電球のレトロな雰囲気が楽しめます。特に「リッチ号」と呼ばれる5号車は、窓ガラスのないオープン車両。トロッコ列車ならではの乗り心地を存分に堪能できますよ。

途中で停車する駅には、渓谷を見渡せる展望台や写真撮影スポットなども充実。トロッコ嵯峨駅には、日本最大級の鉄道ジオラマ「ジオラマ京都JAPAN」も併設しています。

アクセス(トロッコ嵯峨駅):JR線「嵯峨嵐山駅」より徒歩すぐ

嵯峨野トロッコ列車

京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町(トロッコ嵯峨駅) Google Map
不定休、12月30日~2月は運休
Webサイト

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■保津川の急流を舟で下る! 約2時間の人気アクティビティ「保津川下り」

保津川とは京都府を流れる桂川(大堰川)の中流域の名称で、亀岡市保津から京都市嵐山までの区間を指します。この保津川で大人気のアクティビティが、保津川下り。約16kmの川を、約2時間かけて流ります。

保津川下りの始まりは、木材を京都や大阪に運ぶ手段として舟が利用されたことから。京都に都が造営される以前から行われていたと言われています。

保津川下りの魅力は、保津川渓谷周囲の自然の美しさと、大小さまざまな急流や大岩・奇岩が登場する川の大自然の迫力との、両方を体感できること。熟練した船頭が巧みに船を操る様子や周辺ガイドもお楽しみポイントです。

川下りの終盤には、船上コンビニと呼ばれる船上茶屋「琴ヶ瀬茶屋」が登場。お団子やジュースなどが購入できます。

アクセス(保津川下り乗船場まで):JR線「亀岡駅」より徒歩約8分/嵯峨野トロッコ列車「トロッコ亀岡駅」から京阪バス「トロッコ馬堀線39」乗車・「保津川下り乗船場」バス停より徒歩約1分

保津川

京都府亀岡市保津町下中島2(保津川下り乗船場) Google Map
0771-22-5846
運航時刻:時期によって変動/定休日:12月29日~1月4日、荒天時運休
Webサイト

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■嵐山も亀山も借景に取り入れた庭園が広がる! 「天龍寺」

天龍寺は、臨済宗天龍寺派の大本山です。1339年に足利尊氏が後醍醐天皇の冥福を祈るために創建し、今では京都五山のひとつに数えられています。ユネスコの世界遺産にも登録されており、日本の禅文化を今に伝える寺として、また桜や紅葉の名所としても人気のスポットです。

建物も庭園も美しく見どころが多いお寺ですが、特におすすめなのが夢窓疎石によって作庭された曹源池庭園。日本で最も古い池泉回遊式庭園の一つとされ、国の特別名勝にも指定されています。嵐山や亀山を借景に、スケールの大きな自然美が広がります。

また、土日祝日と特別参拝の時期にのみ鑑賞できる雲龍図は、圧巻の迫力! 法堂の天井に描かれた巨大な龍の絵で、見る角度によって龍の目がこちらを追いかけてくるように感じられる、八方睨みの龍の姿です。

アクセス:嵐山線「嵐山駅」より徒歩すぐ/JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」より徒歩約13分

天龍寺

京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68 Google Map
075-881-1235
8:30〜17:00 年中無休
Webサイト

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■境内には延命長寿の霊泉も。太古より信仰されるお酒の神様「松尾大社」

松尾大社は、京都内でも古い神社のひとつ。社殿の建立は飛鳥時代と言われていますが、信仰はそれ以前からと伝えられていて、太古の昔にこの地方の民が松尾山の山霊を磐座に祀ったのが始まりと言われています。特にお酒の神様として知られ、境内には酒樽が奉納されています。

松尾大社の境内は、社殿の背後の松尾山を含む約12万坪。松尾山は別雷山(わけいかづちのやま)とも呼ばれており、古代の磐座を始め、涸れることがないと伝えられる霊亀の滝や“延命長寿”“蘇りの水”が湧く霊泉と伝えられる亀の井など、さまざまな伝承の残るスポットがあります。

アクセス:阪急電車「松尾大社」駅より徒歩約2分

松尾大社

京都府京都市西京区嵐山宮町3 Google Map
075-871-5016
平日・土曜 9:00~16:00/日曜・祝日 9:00~16:30 年中無休
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南部

京都の南側エリアは、古くから霊験あらたかな地として多くの参拝者を集めたエリア。今も歴史的な寺社仏閣が数多くあり、伝統的な街並みや文化も残っているため、歴史散策にもおすすめです。

またこちらのエリアは、豊かな食文化も魅力。例えば伏見区は日本有数の酒どころとして有名で、酒蔵見学や試飲が楽しめる場所がいくつもあります。宇治は日本茶の名産地として知られ、茶道体験や本格的なお茶を味わえるカフェ、香り豊かな抹茶スイーツなどが、街のあちこちで楽しめます。


■朱塗りの千本鳥居が幻想的! 京都を見下ろす絶景ポイントもある「伏見稲荷大社」

伏見稲荷大社は、全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮。その歴史の始まりは711年と伝えられており、商売繁盛や五穀豊穣の神として、多くの人々に親しまれてきた歴史を持ちます。

必見ポイントは、千本鳥居。朱塗りの鳥居が参道に連なる光景は壮観で、伏見稲荷大社ならではの幻想的な風景です。これらの鳥居は崇敬者から奉納されたもの。千本鳥居との名前ですが、実際には約1万基もの鳥居が並んでいます。

伏見稲荷神社は稲荷山全体が神域のため、訪れた際は稲荷山へ登拝するのもおすすめ。三つの峰を持つ稲荷山の途中には、京都市内を一望できる絶景スポットもあります。

持った時の重さで願いが叶うかどうか占う「おもかる石」や、バリエーション豊かな狐の像も、ぜひ巡りたいポイントです。

アクセス:JR奈良線「稲荷駅」より徒歩すぐ/京阪本線「伏見稲荷駅」より徒歩約5分

伏見稲荷大社

京都府京都市伏見区深草薮之内町68番地 Google Map
075-641-7331
24時間参拝可能/祈祷・対応時間 8:30~16:30 年中無休
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■豊臣秀吉の“醍醐の花見”の舞台となった「醍醐寺」

醍醐寺は世界文化遺産にも登録されている、真言宗醍醐派の総本山。その創建は874年、開山者の聖宝理源大師が霊泉を見つけたことがきっかけと伝わっており、きっかけとなった霊泉の水は「醍醐水」と呼ばれて今も湧き続けています。

醍醐寺は醍醐山全体が寺域であり、その広大な敷地と四季折々の美しい自然が大きな魅力。特に桜と紅葉の季節の景色は圧巻で、豊臣秀吉によって「醍醐の花見」が行われたことで有名です。

境内の五重塔は951年に建立されたもので、京都最古の木造建築として国宝に指定されています。同じく国宝の金堂や三宝院も必見ポイント。また寺宝の数が膨大で、国宝や重要文化財だけでも75,000点以上というスケールを誇っており、これらの一部は「霊宝館」で公開されています。

アクセス:地下鉄東西線「醍醐駅」より徒歩約11分/京阪バス「醍醐寺前」下車すぐ

醍醐寺

京都市伏見区醍醐東大路町22 Google Map
075-571-0002
夏期(3月1日〜12月第1日曜)9:00~17:00/冬期(12月第1日曜日の翌日〜2月末日)9:00~16:30 年中無休
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■極楽浄土の宮殿と称される、優雅な鳳凰堂で有名「平等院」

平等院は1052年に藤原頼通によって建立された寺院。平安時代の貴族文化を象徴する名刹として知られており、現代の10円玉硬貨に描かれている鳳凰堂が特に有名です。

鳳凰堂は、極楽浄土の美しさを地上に再現しようと建てられた阿弥陀堂。池に浮かぶように建てられており、その優雅な姿は「極楽浄土の宮殿」とも称されています。春の桜・秋の紅葉の時期には夜間ライトアップが行われ、夜に浮かび上がる幻想的な姿を見ることができます。

堂内に安置されている阿弥陀如来坐像は国宝で、平安時代の名匠・定朝の手による傑作とされています。平安時代を代表する浄土庭園「平等院庭園」も見どころのひとつ。さらに境内には平等院ミュージアム鳳翔館が併設されており、貴重な文化財を間近で見られます。

アクセス:JR奈良線「宇治駅」より徒歩約9分

平等院

京都府宇治市宇治蓮華116 Google Map
0774-21-2861
庭園 8:30~17:30(受付終了17:15) 年中無休
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長い歴史と奥深い文化を持つ京都ならではの旅を

京都は歴史の深い街。古代の言い伝えを残す神社や、日本の伝統を今に伝える建物や美術品の数々、舞芸妓や京料理などの独自の文化、歴史と自然の調和する美しい風景など、京都でしか味わえない魅力がたくさんあります。

気軽に訪れても楽しめて、訪れるたびに「もっと知りたい!」と思えるのが、長い歴史と奥深い文化を持つ京都の魅力。まずは気になるところから、どうぞ京都旅を楽しんでくださいね。


(陽月よつか)

情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 関西在住ライターが選ぶ、絶対ハズさない京都観光・おすすめスポット30選! 人気の世界遺産から絶景ポイント、桜や紅葉の名所も