加越能バス「名古屋~高岡・砺波線」 運行本数は1日5~6往復!

加越能バス「名古屋線」の運行本数は6往復(平日5往復)。
名古屋駅の名鉄バスセンターと富山県の砺波駅南・高岡駅前を南北で結んでいます。

経路イメージ

※2023年9月現在

名古屋~高岡・砺波線


高岡・砺波ってどんなところ?

高岡市は富山市に次ぐ富山県第2の都市。街なかを路面電車が走っており、寒ブリが有名な「氷見(ひみ)」、海越しの立山が望めるビュースポット「雨晴海岸」へもほど近いです。

また、新幹線を使わずとも富山市までは20分・金沢市まで40分で出られます。高岡を目的地にする方はあまり多くないかもしれませんが、アクセス的にも結構便利なところなんですよね。

途中経由する「砺波(となみ)市」はチューリップで有名。駅の近くにはチューリップ公園なんかもあり、毎年GWごろには「となみチューリップフェア」も開催されます。

高岡を走る路面電車
砺波市は町の至る所にチューリップが


名古屋~高岡を乗り換えなしで移動できるのは高速バスのみ!

名古屋~高岡間は直通は高速バスのみ! 今回乗車した加越能バス「名古屋線」とイルカ交通「きときとライナー」がほぼ同じ経路で運行しています。

名古屋~高岡間の移動

所要時間料金
JR(新幹線・特急利用)約3時間~4時間8,240円
加越能バス「名古屋線」約3時間40分3,500円~
イルカ交通「きときとライナー」約3時間40分3,500円~

※新幹線は通常期・自由席を利用
※2023年9月調べ

見ての通り、南北を突っ切る高速バスが一番コスパがいいですね。

JRは琵琶湖の方までぐるっと回ったりする必要があるので料金も高くなります。場合によっては乗り換えも増えたりして結構大変…。


車内は3列シート・トイレ付きで快適で設備も充実!

名古屋~高岡・砺波線に使われるのは3列シート車両! ゆとりを持って座れる広い座席はありがたいです。

バス外観
バス車内

シートは、リクライニングをかなり深く倒せて驚きました! ぐっすり眠れるレベルの倒れ具合です。

シート通常
シートリクライニング

前の座席との間隔も広いです。180cmの男が座っても窮屈さがありません! 足元はフットレストがあるので靴を脱いでくつろげます。

男が座っても余裕あり
フットレスト

ドリンクホルダーは足元に。充電設備は、車両によってUSBタイプまたはプラグタイプ、どちらかが完備されています。

ドリンクホルダー
USBコンセント

また、小さいサイズのテーブルを出すことも可能! 肘掛けを開けて中から引っ張り出せます。
パソコン作業は厳しいですが、ちょっとした食べ物やスマホを置けます。

テーブル

荷物置きも十分な広さで、大きすぎないリュックなら余裕で載せられます。
上にはエアコンとライト。コートなどを掛けられるフックもあります。降車ボタンも同じく頭上に。

エアコン・ライト
荷物置き
フック
降車ボタン

そしてWi-Fiも完備! ただこの路線はトンネルの多い道を走るので、ずっと快適かというとそういうわけではありません。

名古屋~高岡・砺波線には下に降りるタイプのトイレがついています。トイレ付きだと安心感ありますよね。

トイレ
トイレ内


実際に乗車してきました

というわけで、実際に加越能バス「名古屋~高岡・砺波線」に乗車します。

今回は高岡駅前から名古屋駅前まで乗車。平日の13:25発の便です。

乗車券

高岡駅前のバス乗り場は 古城公園口(北口)7番のりば

高岡駅は古城公園口(北口)と瑞龍寺口(南口)がありますが、加越能バスの名古屋行きが出るのは古城公園口です。

路面電車の駅がある方が北口と覚えておくとわかりやすいです!

北口側の景色

加越能バスの名古屋行きは北口のバスロータリー7番のりばから発車します。

すぐ近くにローソンがあるほか、駅ナカにおみやげ屋や飲食店もあるため時間も潰しやすいですね!
高岡ステーションビル(クルン高岡)の1Fには、加越能バスの窓口がありますので、わからないことはそこで聞くのがオススメです!

7番のりば
加越能バス窓口
加越能バス乗車券センター 営業時間
平日 7:30~18:30
土日祝 9:00~18:00

※2023年9月調べ

ちなみに…同じく名古屋行きのイルカ交通「きときとライナー」は瑞龍寺口(南口)からの発車です。

バスが到着

時間通りにバスが到着! 側面には “Kaetsuno” の文字が。
高岡駅前が始発ではないため、お客さんが乗り込んだらすぐに発車します。

バス到着

平日の昼行便ということもありお客さんは7人程度。全員窓側席でかなりゆとりを持って座れました。

乗車率は30%くらい
隣2席も空いてました

乗車バス停を経由して高速へ!

イオンモール口(新高岡駅の最寄りバス停)や、砺波駅南(JR城端線連絡)を経由して高速道路へ。
高速に入ったらトンネルの多い山間部を走っていきます。途中ダムが見えるところも。

高速
途中見えたダム


休憩はひるがの高原SA

2時間ほど走って休憩所であるひるがの高原SAに到着。私が乗ったときは15:20着の15:40集合でした。まあまあ余裕アリ。

外で販売してるミルクソフトが人気のようで並んでました。また、お土産売り場とは別でファミリーマートがあるのもポイント高いです。

ちなみに、ひるがの高原は岐阜県になるのでお土産類は岐阜県のものがほとんど。富山土産や名古屋土産をSAで買おうとしている人は注意です!

ひるがの高原SA
ファミリーマート

あと高原なので冬場は雪が降って寒いです。

名古屋方面へ

ひるがの高原を出たらしばらく岐阜県を走っていきます。このあたりからも長良川が見えたり、一瞬だけ郡上八幡城が見えたりと景色はいいです。

降車バス停の高速各務原を過ぎたらしばらくして名古屋に到着…の予定でしたがトラブル発生!

愛知県に入ったあたりで、車内アナウンスで「この先事故渋滞のため迂回します」とお知らせが…! 結構遅れるかなと思ったのですが、事前に渋滞を回避できたこともあり名古屋駅には20分遅れて到着。

もし渋滞に突っ込んでいたら、20分の遅れでは済まなかったかもしれません。加越能バスさん、迅速な対応でした。

ミッドランドスクエア前に到着

定刻の17:00から20分遅れてミッドランドスクエア前に到着(ミッドランドスクエア前は降車のみ)です。終点は名鉄バスセンターですが、個人的にはミッドランドスクエア前が便利だと思います。実際ほかのお客さんもほとんどここで降りました。

ミッドランドスクエア前に到着


まとめ

実際に利用してみての感想ですが、3列シートで前の席との間隔もあり広く使えるのが本当に快適でした!

電車だと富山からぐるっと大回りして名古屋に帰る必要があったので、この区間を高速バスで楽に移動できるのはとってもありがたいです。

4時間かからず、名古屋からサクッと日本海の海の幸を食べに行ける穴場的な路線ですので、ぜひ名古屋~高岡・砺波線を利用してみてください!

(Goomba)

情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 加越能バスの高速バス「名古屋~高岡・砺波線」に乗車してきた! のりばや車内設備・休憩場所などを徹底解説