特急列車の半額で移動できる高速バス! VIPライナー「河口湖~秋葉原・東京便」乗車記
ざっくり、こんな移動
- リーズナブルに移動できる!
- 4列シートの昼行便
- 充電用のUSBソケットあり
VIPライナー「河口湖~秋葉原・東京便」の魅力は、ズバリ安価な価格設定です。東京~河口湖間の特急列車を利用すると4,000円前後ですが、VIPライナーは、時期や日にちによっては2,000円前後~(※価格は変動します)と約半額です。
さらに、VIPライナーの公式アプリから予約すればいつでも200円オフと、安価に移動できるので、移動費を抑えたい方におすすめ!
河口湖~秋葉原・東京便の設備を紹介
車内の設備から紹介していきますね。
シート配置は横に4列、奥に向かって12列です。最後尾のみ5席となっていますが、真ん中の席には座席番号がなかったため、補助席なのかもしれません。
座席はシンプルな作りですが、120度リクライニングできます。
前の方がフルにリクライニングさせると、膝から座席までぎりぎり15cmといったところ。座席を倒す際には配慮が必要そうです。
着席すると、荷物をかけるフックとメッシュの小物入れがあります。フックの上にある円形のオブジェクトは、充電用のUSBソケットです。円形のキャップを外すと、USBソケットが出てきます。
河口湖~秋葉原・東京便に乗車!
ここからは実際にバスに乗車し、東京都内まで移動する様子を紹介していきますね。
河口湖路線がある高速バスはほぼ、河口湖駅ロータリーのバス停から出発します。が、VIPライナーは、河口湖駅から約380m離れた場所にある「河口湖駅西」からの出発。河口湖駅から同便を利用する際には、集合場所を間違えないよう注意してくださいね。
河口湖駅西バス停にはトイレと、冷暖房完備の待合室がありました。利用できる時間帯は、13:00~17:15です。
定刻の5分前に、バスは河口湖駅西バス停に到着しました。ここから東京都内に向かいます。
ちょうど土曜の夕方ということもあって、車内はほぼ満席。出発するとDVDによる車内案内があり、途中で一度休憩を取る旨の連絡がありました。
高速道路に乗ってふと後ろを振り向くと、最後尾の車窓から富士山が一望できました。
私は高速道路に乗ってすぐに眠ってしまったのですが、目を覚ますと中央道おなじみの小仏トンネル付近で渋滞が。休憩先の東京都八王子市の石川PAに到着したのは18:45で、想定より遅れていそうでした。
外の空気を吸いがてら石川PAのお土産屋を見に行くと、中日本エリア限定のお土産があります。その名もハイウェイカレー! 高速道路のアスファルトを模してカレーを灰色にしたようですが、いかに美味しそうに盛り付けるかセンスが問われそうですね。
この日のバスは定刻より遅れて20:30に秋葉原駅に到着しました。土日の時間帯によっては、渋滞で遅れが見込まれるので、バス旅の際には渋滞も見越して旅の計画を立てると良いでしょう。
最後に、河口湖駅周辺で高速バスを待ちがてら、食事ができる店舗を紹介しますね。
山梨県を訪れたからには、食べたくなるのが「ほうとう」。弾力のある小麦麺とかぼちゃ、季節の野菜などを味噌仕立てのスープで煮込んだ麺料理は、かつて武田信玄が陣中食にしていたと言われています。そんな「ほうとう」をいただけるのが、河口湖駅前にある「ほうとう不動 河口湖駅前店」です。
こちらの店舗では、注文を受けてから生麺を煮込む「不動ほうとう」が看板メニューです。煮込みに20分はかかるとのことで、時間に余裕を持って訪れるのが良さそう。
いただいた「不動ほうとう」は、野菜の風味を生かしたあっさり味噌味。肉類が入っていないので少々物足りなさは感じるものの、万人受けしそうな味です。高速バスで数時間かけて移動することを考えると、あっさり味の「不動ほうとう」は胃もたれせず、出発間際まで山梨を感じられる一品と言えるでしょう。
ほうとう不動 河口湖駅前店
- 住所
- 南都留郡富士河口湖町船津3631-2
- TEL.
- 0555-72-5560
- 予算
- 朝昼¥1,000~¥1,999夜¥1,000~¥1,999
- 営業時間
- 定休日
以上、VIPライナーの河口湖~秋葉原・東京便を紹介しました。これから河口湖・東京方面に高速バスで行きたいと考えている方は、この記事を参考にしてみてくださいね。
※取材協力:平成エンタープライズ
(為平千寿香)