北海道観光のおすすめスポット30選! 温泉・テーマパーク・絶景スポットなどを紹介
北海道 観光・おでかけスポット
(札幌市時計台、大通公園・さっぽろテレビ塔、サッポロビール博物館、白い恋人パーク、定山渓温泉、支笏湖)
小樽・積丹エリア
(小樽運河、青の洞窟、天狗山展望台)
函館エリア
(函館山、五稜郭公園、函館朝市、湯の川温泉)
富良野・美瑛・旭川エリア
(ファーム富田、白金青い池、四季彩の丘、旭川市旭山動物園、層雲峡)
登別・洞爺湖・白老エリア
(登別温泉、ウポポイ 民族共生象徴空間、洞爺湖)
釧路・阿寒エリア
(釧路湿原、阿寒湖、摩周湖)
知床・網走エリア
(知床五湖、博物館網走監獄、流氷砕氷船ガリンコ号)
稚内・利尻・礼文エリア
(宗谷岬、利尻島、礼文島)
札幌エリア
■札幌市時計台
国の重要文化財に指定される札幌市時計台(正式名称:旧札幌農学校演武場)は、北海道を代表する観光スポットの1つです。施設内は展示室になっており、1階には札幌の歴史と文化財に関する資料コーナーや、時計台・札幌農学校の歴史がわかるコーナーなどが20に分かれています。2階は、当時の演武場を再現したホールがあり、音楽会や講演会、結婚式なども催されます。
たくさんの観光客が訪れる時計台では、向かい側の建物2階テラスが撮影スポットとして開放されているので、きれいに撮影したい場合は、そちらに移動するのがおすすめ。
札幌市時計台
■大通公園・さっぽろテレビ塔
全長約1.5kmの細長い大通公園は、札幌の中心部にあり、四季折々の自然やイベントを楽しめるスポットです。冬には雪像などが飾られる「さっぽろ雪まつり」の会場となり、多くの観光客が訪れます。
園内には約90種4,700本もの樹木が植えられ、ベンチも設置されているので、暖かい季節は座ってゆっくり過ごせますよ。
園内東側には、札幌のランドマークであるさっぽろテレビ塔が建っています。地上90.38mの場所にある展望台へはエレベーターで約60秒。展望台にある「怖窓(こわそう~)」では、ガラスにもたれかかって下を覗けるのでスリル満点です。
大通公園・さっぽろテレビ塔
■サッポロビール博物館
サッポロビール博物館は、日本で唯一のビール専門の博物館です。ビール好きはもちろん、歴史やレンガ造りのレトロな建築に興味がある方にもおすすめ。館内2、3階は展示スペースになっていて、サッポロビールの歴史やビール造りの資料を自由に見学できます。
有料のプレミアムツアーは、ガイドによる案内でより詳しく回れるほか、ツアー限定のプレミアムシアターで歴史物語の鑑賞、ビールの飲み比べも可能です。
また、ビールのテイスティングはプレミアムツアーだけなく、自由見学の場合も利用できます(有料)。できたての北海道限定「サッポロクラシック」などを飲めますよ。
サッポロビール博物館
011-748-1876
博物館見学スペース 11:00~18:00(最終入館17:30)
スターホール(有料試飲)11:00~18:30(ラストオーダー18:00)
ミュージアムショップ 11:00~19:30
Webサイト
■白い恋人パーク
白い恋人パークは、北海道土産の定番「白い恋人」をテーマにした施設です。製造工程の見学やオリジナルの白い恋人作りができ、家族やお友達と行けばきっと楽しめるはず。
ただの工場というわけでなく、チョコレートに関する物語のプロジェクションマッピングや英国風の庭園「ローズガーデン」、写真撮影をしたくなる「白い恋人鉄道跡地」など、施設内には楽しいコンテンツが詰まっています。もちろんスイーツを楽しめるカフェやレストランもたくさんあります。
一部有料エリアは予約が必要なことがあるので、事前にHPで確認しておくのがおすすめです。
白い恋人パーク
■定山渓温泉
札幌市にある定山渓温泉は、札幌中心地から車や公共交通機関で1時間ほどの場所にある人気の温泉地です。宿泊施設が多数あるのはもちろん、日帰り温泉も充実しています。
秋には渓谷をきれいな紅葉が彩ります。絶景スポットを巡るバスツアーが催行され、地元のガイドさんが名所を案内してくれますよ。秋に訪れたらぜひ利用してみてください。
冬に雪景色を眺めながら露天風呂に浸かるのも贅沢です。1月下旬頃には定山渓神社で期間限定の「雪灯路」というイベントが行われ、優しく幻想的に輝くスノーキャンドルのイルミネーションが見られます。
定山渓温泉
■支笏湖
千歳市にある支笏湖は、約4万年前の火山活動で誕生した湖です。大きな窪みに水が溜まったことで湖になり、アイヌ語で「シ・コッ」を大きな窪地ということから「支笏湖」と名づけられました。
支笏湖の水深はとても深く、秋田県の田沢湖に次ぐ360.1m。水が澄んでいることから「支笏湖ブルー」と呼ばれています。
支笏湖を訪れたら、澄んだ湖の美しさを堪能できるアクティビティをしてみては? カヌーやダイビング、凍った氷の上を歩けるアイスウォークなどを楽しめます。冬は服の上からウェットスーツやドライスーツを着るので、氷を割って湖内に入れますよ。非日常の体験で思い出に残りそうですね。
支笏湖
小樽・積丹エリア
■小樽運河
全長1,140mの小樽運河は、川沿いにレンガ造りの倉庫が建ち並ぶ観光スポットです。小樽港に運ばれる物資を保管する場所だった倉庫群は、現在レストランや買い物ができるお店になっています。夜になると散策路にある63基のガス灯が灯り、昼間とは違うレトロで素敵な雰囲気になります。
ガイド付きで小樽運河をクルージングできるアクティビティもありますよ。デイクルーズとナイトクルーズがあり、約40分かけてクルージングを楽しめます。中央橋からスタートし、小樽港→北運河→南運河と巡り、小樽運河の隅から隅まで見学できるコースです。
小樽運河クルーズ
■青の洞窟
小樽にある青の洞窟は、自然の力で創られた青色が美しい洞窟です。地形や洞窟内に差し込む光の反射など、様々な条件が揃ったことで海面が青色に輝いて見えます。より鮮やかな青色を見たいなら、晴れている日を狙って訪れてくださいね。
青の洞窟へは歩いて行けないため、クルージングを利用する必要があります。クルージングはだいたい4月下旬~10月頃に開催され、会社によってもプランは様々です。ボートやカヤックに乗って見に行けますよ。
青の洞窟周辺では、カモメやウミネコなどの鳥たちや、運が良ければイルカと遭遇することもあります。カモメの餌やり体験ができるクルージングプランもおすすめ。
青の洞窟
■天狗山展望台
小樽観光で外せないスポットは、小樽の街並みを一望できる天狗山展望台です。小樽の夜景をきれいに見られるので夜に行くのがおすすめ。
天狗山の名前の由来はいくつかあり、天狗が棲んでいた、山や岩の形が天狗に見えたなどと云われています。それにちなんで「小樽天狗山神社」や「鼻なで天狗さん」といった天狗にまつわるパワースポットや展示物がたくさんありますよ。
展望台は、一番高い場所にある「屋上展望台」、樹齢100年以上の天狗桜が咲く「天狗桜展望台」、ロープウェイに近い「第1展望台」の3カ所です。それぞれで異なる景色を見られるので、絶景鑑賞に訪れてみるのはいかがでしょうか。
天狗山展望台
函館エリア
■函館山
函館山は日本を代表する夜景が見られるスポットとして知られています。標高334mの山頂には展望台があり、函館や津軽海峡を一望できますよ。特に空気が澄んでいる冬は、きれいに夜景が見られるのでおすすめ。
山頂までは函館山ロープウェイが運行しています。ハイキングコースもあるので、四季折々の自然を眺めながら歩いて登ることも可能です。
展望台2階には夜景を見ながら、旬の食材をいただけるレストランもあります。北海道観光の思い出にディナーをしに行くのもいいですね。その他、展望台には喫茶店や北海道銘菓を販売する山頂ショップなどもあります。
函館山
■五稜郭公園
国指定特別史跡「五稜郭跡」がある五稜郭公園は、北海道有数の桜の名所として知られています。園内には約1,500本ものソメイヨシノが植栽され、例年4月下旬~5月上旬に見頃を迎えます。冬は公園のお堀に2,000個もの電球が灯る、ライトアップイベントも開催されますよ。
五稜郭は日本で初めて建築された星形の西洋式城郭で、現存しているものは長野県佐久市にある五稜郭龍岡城跡も含めて2カ所のみです。星形になっている理由は、敵からの攻撃の死角をなくすためとされています。五稜郭の全体を眺めたい場合は、五稜郭タワーの展望台に上るのがおすすめ。
五稜郭公園
■函館朝市
函館駅から徒歩数分の場所にある函館朝市は、新鮮な海鮮丼や定食を提供する飲食店が多く並んでいます。早朝からオープンしているお店が多く、朝ごはんを食べに行くのにおすすめです。朝市はざっくり分けると、函館朝市ひろば・えきに市場・どんぶり横丁市場・産直市の4つのエリアに分かれています。
また、朝市名物といえば「活イカ釣堀」です。室内でイカを釣り、釣ったイカはその場で捌いてもらって食べられます。釣れるイカの種類は時期によって異なり、1~5月はヤリイカ、6~12月はマイカとスルメイカです。函館観光の思い出にイカ釣りを試してみては?
函館朝市
■湯の川温泉
函館空港の近くにある湯の川温泉は、空港から車で10分ほどの場所にあります。日帰り温泉もあるので、空港から帰る際に少し立ち寄る、なんてことも可能です。海から近い場所にあるので、津軽海峡を眺めながら温泉に浸かれる宿泊施設もありますよ。
湯の川温泉は「函館の奥座敷」と呼ばれ、北海道三大温泉の1つに数えられます。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉が多く含まれているので、よく温まり、肩こりや冷え性に最適です。
冬の時期はイルミネーション・ライトアップイベント「湯の川冬の灯り」が開催されます。木を組んで作られる組子細工の文様をモチーフにした灯篭が温泉街を彩りますよ。
湯の川温泉
富良野・美瑛・旭川エリア
■ファーム富田
富良野町にある日本最大級のラベンダー畑「ファーム富田」は、季節の花々を見られる絶景スポットです。7月はラベンダーが見頃を迎え、紫の絨毯が敷かれているかのような光景が広がります。
濃淡の異なる4種類のラベンダーが揃う「倖の畑」や、ファーム富田の開園当初からある「トラディショナルラベンダー畑」、木々に囲まれた「森のラベンダー畑」など、たくさんのラベンダー畑があります。ラベンダー以外の花々もたくさん咲いているので、お花観賞を満喫したい方におすすめ。
ファーム富田を訪れたらぜひ食べてほしいのがラベンダーソフトクリーム。富良野産の食材を使ったスイーツやフードメニューも豊富なので、カフェやレストランでグルメも楽しんでくださいね。
ファーム富田
■白金青い池
幻想的な光景が広がる白金青い池は、その名の通り美しい青さが魅力の人工池です。美瑛川の水が溜まり、池となりました。青く見える理由は、硫黄沢川などのアルミニウム成分を含む水が美瑛川と混ざり合い、太陽光を反射するためです。季節や天候、時間帯によっても青色の見え方が異なるため、何度見に来ても楽しめます。
青い池の周りでは、青い池グッズやフードが販売されています。ラムネ味の「青い池ソフトクリーム(夏季限定)」や、いつでも青い池を見られる「青い池ミニチュアボトル」など、青い池をモチーフにした商品が多いので、旅の思い出やお土産に購入してみては?
白金青い池
■四季彩の丘
「夏と冬、二度は来てください。」と謳われる四季彩の丘。夏は美しい花々を観賞でき、冬はウィンターアクティビティを楽しめるスポットです。
5~10月は、チューリップやコスモス、ひまわりなど様々な花が畑を彩ります。農園もあるので、旬の農作物も販売されていますよ。
11~4月はウィンターシーズンとなり、花畑が雪で埋もれ「スノーランド」になります。雪原を走るスノーモービルやラフティング、そり遊びなどのアクティビティがあり大人も子どもも楽しめます。
その他、アルパカ牧場では、かわいいアルパカたちと触れ合えます。
四季彩の丘
0166-95-2758
1〜4月 9:10~17:00
5月・10月 8:40~17:00
6〜9月 8:40~17:30
11〜12月 9:10~16:30
Webサイト
■旭川市旭山動物園
動物たちの本来の姿が見られると評判の旭川市旭山動物園は、動物たちの展示方法で話題になった動物園です。旭山動物園は「行動展示」を大切にしていて、動物の行動や能力を発揮できるような展示方法をとっています。例えば「ほっきょくぐま館」では、ホッキョクグマが飛び込む様子や、アザラシ視点で観察でき、迫力満点のホッキョクグマの姿が見られます。
冬限定で見られる「ペンギンの散歩」も人気です。ペンギンたちの運動不足解消のために行われるイベントですが、園内をよちよち歩くペンギンの姿が見られます。その他、毎日開催されるもぐもぐタイムでは、スタッフさんが動物にエサをあげながら動物の行動などについて解説してくれますよ。
旭川市旭山動物園
■層雲峡
上川町にある層雲峡は、大雪山国立公園内の渓谷です。約24kmも柱状の割れ目が特徴的な断崖絶壁が続いていて、雄大な渓谷美を楽しめます。
大雪山国立公園は「日本一早い紅葉」としても知られ、9月から木々が色づき始めます。渓谷の紅葉は美しく、多くの観光客が訪れるシーズンです。層雲峡から黒岳の7合目まで上れるロープウェイとリフトが運行しているので、車窓から紅葉風景を眺めるのもおすすめ。
層雲峡には温泉街があり、自然を感じながらゆっくり温泉に浸かることもできますよ。冬は「層雲峡温泉氷瀑まつり」が開催され、氷で作られた作品や迷路、酒場などを楽しめます。
層雲峡
登別・洞爺湖・白老エリア
■登別温泉
「温泉のデパート」とも呼ばれる登別温泉は、多くの泉質が楽しめる温泉地です。9種類もの泉質があり、美肌や血行促進、角質除去など様々な効能が期待できるので、効能に合わせて温泉を選ぶのも楽しいです。
登別温泉の観光スポットとして有名な「地獄谷」は、その名の通り、地獄のようにグラグラ煮える湯と硫黄の煙が立ち上る景観のスポットです。遊歩道が整備されているので、散策しながら温泉地ならではの景色を楽しめます。
また、大湯沼川天然足湯もぜひ行ってほしいスポットです。流れる川が温泉になっているので、森林浴をしながらポカポカ足を温められます。日常を忘れられる癒しの体験なので、思い出に残りますよ。
登別温泉
■ウポポイ 民族共生象徴空間
ウポポイ 民族共生象徴空間は、アイヌ文化を学んで体験できるナショナルセンターです。「ウポポイ」とは、アイヌ語で「(大勢で)歌うこと」を意味し、正しいアイヌの歴史や文化を多くの人に知ってもらうために誕生しました。
アイヌ民族博物館の展示物は6つのテーマに分かれています。ことば・世界・くらし・歴史・しごと・交流があり、展示物のほかに音声や映像で紹介しています。体験型フィールドミュージアムの民族共生公園では、ユネスコ無形文化遺産の「アイヌ古式舞踊」などを鑑賞できます。
アイヌの創作料理をいただける飲食施設もありますよ。施設内はとても広いので、見どころはたっぷりです。
ウポポイ 民族共生象徴空間
■洞爺湖
洞爺湖は日本で3番目に大きなカルデラ湖。湖が凍らない「不凍湖」でもあります。四季折々の自然やアクティビティ、湖畔に温泉が湧き出ているため温泉が楽しめる観光スポットとして人気です。
湖の中央には中島という島々が浮かんでいます。中島は大島・弁天島・観音島・饅頭島の4つの総称で、遊覧船で島を巡ることも可能です。大島へは夏季のみ上陸もできますよ。
洞爺湖の畔には温泉街があり、温泉宿はもちろん、手湯や足湯もいろんな場所に設置されています。
洞爺湖
釧路・阿寒エリア
■釧路湿原
釧路湿原は、北海道東部に広がる日本最大の湿原です。その広さは、なんと東京ドーム約6,000個分。広大な土地には、700種以上の植物が見られます。多くの生物も生息していて、キタキツネや絶滅危惧種のオジロワシなどが棲んでいます。
広い湿原なので、どのあたりへ行くかの目星をつけておくのがおすすめ。初めて釧路湿原を訪れるなら、湿原や釧路市街を一望できる「釧路市湿原展望台」へ行ってみるのが良いかと思います。1周2.5kmの遊歩道があるので、のんびり散策しながら自然を満喫できます。遊歩道の途中にはサテライト展望台があり、眼下には美しい湿原が広がっていますよ。
釧路湿原
■阿寒湖
阿寒湖は球状のマリモが群生している世界的にも珍しい湖です。阿寒湖では一周85分でまわる遊覧船が運航しているので、船から四季折々の景色を眺めるのもおすすめ。途中、マリモを観察できる「マリモ展示観察センター」にも15分ほど立ち寄ります。普段見る機会のない大きなマリモの様子を間近で観察できますよ。
湖畔には展望台や阿寒湖温泉などがあります。阿寒湖温泉では、露天風呂から大パノラマの阿寒湖を望めるので贅沢なひとときを味わってくださいね。また、阿寒湖温泉は手湯の発祥の地とされています。手軽に温まれるのでぜひ利用してみてください。
阿寒湖
■摩周湖
摩周湖は、水の透明度が世界トップクラスと言われるほどきれいな湖です。 湖に流入する河川がないこと、プランクトンが生息していないことなどが、澄んだ水が保たれている理由です。
摩周湖は「霧の摩周湖」と言われるほど霧が発生しやすい場所でもあります。 霧によって幻想的な風景を楽しめるのも魅力。
湖畔には、第一展望台・第三展望台・裏摩周展望台の3つの展望台があります。その中でも、第一展望台は売店や駐車場が隣接しているため、アクセスしやすい場所です。裏摩周展望台は観光客が少ないですが、霧の発生率が低いため湖面が見える確率が高い場所でもあります。
摩周湖
知床・網走エリア
■知床五湖
世界自然遺産に登録されている知床五湖は、知床国立公園内にあります。知床五湖は大小5つの湖の総称で、知床の大自然を感じられるスポットです。ヒグマの爪痕などがあり、野生の動物たちが生息している形跡が見られることも。
散策路には、高架木道と地上遊歩道の2つのコースがあります。高架木道は往復1.6kmで、気軽に散策できるコースです。地上遊歩道には大・小ループがあり、大ループが全周3.0km、小ループが全周1.6kmのルートです。地上遊歩道では天気が良くて風が少ない日に、知床連山が湖面に映し出される「逆さ知床連山」を見られます。
知床五湖
■博物館網走監獄
博物館網走監獄は、網走刑務所旧建造物を公開している博物館です。映像展示の「監獄体感シアター」や監獄食のランチが味わえる「監獄食堂」などもあり、少し変わった体験をできます。監獄食は意外に美味しいと評判だそうですよ。
展示施設となっている「庁舎」や「舎房及び中央見張所」などは重要文化財に指定されており、その他、登録文化財に指定される建物なども多くあります。
特に、放射状に伸びる5つの舎房と中央見張所は圧巻。壁を破られないようにする雑居房の工夫や、渡り廊下を見渡せるようになっている中央見張所の様子は、ぜひ見学してもらいたい施設の1つです。
博物館網走監獄
■流氷砕氷船ガリンコ号
ガリンコ号は、オホーツク海の流氷をガリガリ砕きながら進む流氷観光船です。船の先端に巨大なドリルが付いていて、ドリルを回転させながら流氷を砕きます。
船は「ガリンコ号2」と「ガリンコ号3 IMERU」があり、毎日運航しているのはガリンコ号3です。ガリンコ号3の客室は1~3階まであります。
揺れが一番少ないのは1階で、2階はバリアフリー対応の客席、3階客席は座ったままでも流氷を見られるように座席が窓側を向いています。流氷を砕いて進む光景が見たい場合は、3階の船首に行ってみてくださいね。
流氷が見られる時期は1月下旬~3月中旬頃。HPでは流氷情報を確認でき、web予約が可能です。
流氷砕氷船ガリンコ号
稚内・利尻・礼文エリア
■宗谷岬
宗谷岬は日本最北端の地であることから、多くの観光客が訪れるスポットです。宗谷岬を訪れたら、「日本最北端の地の碑」の前で記念撮影をするのが定番です。
宗谷岬には展望台や灯台、宗谷岬流氷館などがあります。灯台は赤と白のストライプ模様のレトロがデザインで、一般的な灯台とは異なり四角い形をしているのが特徴です。宗谷岬流氷館では、夏でもマイナス10℃以下に保たれた室内で動物のはく製などが展示されています。併設されているお土産屋さんでは「日本最北端到達証明書」を発行しているので、旅の記念にもらうのがおすすめです。
宗谷岬
■利尻島
利尻島は礼文島の東側にある離島です。利尻島へは稚内港からのフェリーや、新千歳空港・丘珠空港からの飛行機などでアクセスできます。
島の中央には、標高1,721mの利尻山がそびえ立ちます。別名「利尻富士」とも呼ばれる利尻山は島のシンボル的な存在で、日本百名山にも選出される美しい山です。夏でも比較的涼しい気候で、爽やかな風を感じながらアクティビティやキャンプを楽しめます。
利尻島のお土産としておすすめなのが、最高級の昆布と言われる「利尻昆布」。出汁昆布として使用されることが多く、上品な味が特徴です。
利尻島
■礼文島
日本最北の離島である礼文島は、高山植物や美しい景色が見られるスポットとして知られ、「花の浮島」と呼ばれています。標高があまり高くないのにもかかわらず、高山に咲く植物が見られる珍しい島です。5~6月には礼文島のみに咲く「レブンアツモリソウ」が開花します。
トレッキングコースは、気軽に花観賞を楽しめるコースやじっくり自然を満喫できるコースなどの7コースです。例えば、四季の花々を楽しめる「礼文林道コース」や、断崖や花畑を巡る最長の「8時間コース」などがありますよ。トレッキングをするなら、5~9月頃に訪れるのがおすすめです。
礼文島
(バスとりっぷ編集部)