東京駅から乗り換えなしで「伊勢神宮」へ高速バス移動。青木バスの「あおぞらライナー」の乗り心地や車内設備を紹介
ざっくり、こんな乗車記
- 3列独立シート・トイレ付きで快適
- 乗務員さんの説明が丁寧で安心
- 到着地から伊勢神宮の外宮へは徒歩15~20分
夜行バスユーザーおなじみの東京駅鍛冶橋駐車場が乗車地!
伊勢神宮へのアクセスが便利な宇治山田駅までを結ぶ「あおぞらライナー」。乗車地は、東京駅鍛冶橋駐車場です。鍛冶橋駐車場は、東京駅八重洲口南に位置し、銀座や有楽町からもアクセス簡単。バス停から銀座方面に少し歩けば、充電コーナーがあるマクドナルドがあるので、バス発車ギリギリまで時間を潰すことが可能です。
「あおぞらライナー」の発車時刻は22:40と、夜行バス発車ラッシュの時間帯なので、駐車場にある待合所はパンパン! バス停近くの待合所を使いたい方は、割と早めに駐車場に足を運ぶことをおすすめします。
私は22:15ごろに駐車場に向かいましたが、そのときもかなり混み合っていました。最低でも発車の10分前にはバス停に行くようにしましょう。
車内の設備・サービスは?
さっそくバスに乗車しました。私の席は2Aの通路側。3列独立シートですが、カーテンの仕切りはないタイプです。列によってシートの色が違うので、かなりレトロで可愛らしい内装でした。
足元には意外と空間があるため、「キツイ」「狭い」という感覚はあまりありませんでした。
そのほか、Wi-Fiも完備。座席ポケットにある案内を見れば簡単に繋ぐことができます。メールアドレスを登録するなどの手間がないのが嬉しいポイント。そのほか、車内は禁煙禁酒のため、いやな匂いに悩まされることもありません。
気になる車内トイレは?
ここからは車内トイレについてご紹介していきます。車内トイレはA列の一番後ろにあります。トイレ周辺にあまりスペースはなく、人が先に入っていたら、トイレ前で待つことはできなさそうです。また、通路が狭いので、移動中は十分に気をつけなければなりません。
トイレ内はかなりコンパクトな造りで、着替えや化粧をするのは難しいと感じました。しかし清潔感は抜群! 匂いもまったく気になりませんでした。ただ走行中はたまに激しく揺れます。そのため、男性の方も座ってトイレをすることをおすすめします。
休憩は全部で3回
「あおぞらライナー」は、東京駅を出発後、横浜駅を経由して名古屋・三重方面へと向かいます。名古屋までは休憩が2回。三重までなら3回あります。
0:00に横浜駅を出発後、すぐにバスの中は消灯します。消灯後は、スマホの画面の光が意外と目立つため、ここからの使用は止めましょう。
1回目の休憩は、0:35ごろ。海老名パーキングエリアです。休憩時間は20分ほどです。
このとき、ちょうど深夜0時をまわったころでしたが、お土産屋さんもオープンしていました。トイレもかなり広く、混み合うこともありませんでした。
2回目の休憩は、3:15ごろ。掛川パーキングエリアです。
休憩時間はこちらも同じく20分ほどでした。夜中の3:00でしたが、フードコートのお蕎麦屋さんがオープンしていました。自販機もたくさんあったので、飲み物もここでゲットできます。
名古屋に5:20ごろ到着し、その後、三重方面に向かいます。大山田パーキングエリアにて6:00ごろから10分間の休憩がありました。
目的地の宇治山田には8:10ごろ、宇治山田駅から徒歩2分ほどのところにある高速バスのバス停に到着しました。バス停のすぐ目の前にはファミリーマートがあります。
朝から巡る伊勢神宮は気持ちがいい!
こじんまりしているけど、ゆったり感もある「あおぞらライナー」。乗務員は2名体制でアナウンスもかなり丁寧でわかりやすく、気持ちよくバスを利用できました。3列独立シートで快適に過ごせつつ、運賃は平日なら新幹線の半分ほどで利用できる便があるのも魅力。
バス停がある宇治山田駅から伊勢神宮の外宮までは歩いて行けます(15分から20分ほどかかります)。外宮前には、有名な赤福の喫茶店もあるため、外宮を先にお参りしてから、喫茶店でぜんざいを食べて、ほっこりすることもできました(赤福の喫茶店は9時オープン)。
伊勢神宮をはじめ、鳥羽水族館や夫婦岩など、さまざなスポットが密集しているエリアなので、「あおぞらライナー」を利用し、朝早くからの観光を楽しんでみてくださいね! ちなみに観光案内所で発売されている「みちくさきっぷ」を購入すれば1日1,200円(2022年1月時点)で、バスが乗り放題! お得に観光をしたい方はぜひチェックしてみてください。
※取材協力/青木バス
(トキエス)