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「太川蛭子の旅バラ」では、名所・名物を探し、旅の資金を稼ぎながら豪華なご褒美を目指す「ローカル鉄道寄り道の旅」などを放送しています。そのほか新たな旅企画も進行中です!
5月9日の2時間スペシャルと5月16日の「バス旅」企画の放送を前に、出演者の太川陽介さん、さらに中継で蛭子能収さんを繋ぎ、記者会見が行われました。
会見が始まり登場したのは太川陽介と木村健作プロデューサー。着席するもののひとつ空席が...。
蛭子さんは一体どこに...?
太川:蛭子さん死んじゃったみたい(笑)。なんでこういう大事な時に来ないんだろうね、あの人は!
木村:今日は一応スケジュールを打診したんですけど、他の番組と重なってしまってて、別の旅番組で今大分にいらっしゃるということで。なので今生中継でちょっと登場していただこうかなと思っています。ご存命です!
――2007年から2017年まで、10年にわたって放送してきた人気企画が今回なんと2年半ぶりに復活!
初回のルートは山形県の余目から岩手県の宮古を目指したということですが、太川さん、2年半ぶりのバス旅はいかがでしたか?
太川:地図を見て5分で酔いましたね(笑)。バス旅をやっていたときはどんなに揺れてても地図が見られたんだけど、2年半ぶりだと5分で気持ち悪くなって吐きそうになっちゃって。やっぱり2年半というブランクは長いですね。
でもバスを見つける勘はわりと冴えてました。久しぶりだったんで初心に戻ってがんばりましたから。(前のシリーズでの)後半の方、結構小さなミスしてるんですよ。そういうのがないように今回は気をつけて初心に戻って頑張りました!
――余目といいますと、因縁の地ですよね。
太川:最終回でゴールできずに断念したところです。そこの喫茶店のお姉さんに会いたかったんだけど、まだ開店してなかった(笑)。
すっごい優しくバスを調べてくれたの! コミュニティーバスか何かの時刻表を持ってきて、いろいろ調べてくれて。「やっぱりないですね」って言われて断念したんです。それぐらいお世話になったから会いたかったんですけど、まだ開店前でした(笑)。
――今回ルール変更があったんですよね?
木村:理由としては、もう10年もバス旅をやられていて、けっこう乗り継ぎのプロでいらっしゃいまして(笑)。(太川は)前のロケのことをずっと覚えてるじゃないですか。ルートも結構限られてきたんですけど、タクシーを1万円分使うことによってルートの可能性が増える。構成会議で話し合いまして、これならできるんじゃないかというのがひとつ。
あとひとつがやっぱり太川さんと蛭子さん、始めて10年以上経ってるので、ちょっとあのぉ...体力とかが...。
太川:僕は歩けるよ! 言っておきますけど! 僕は歩きたかった!
木村:蛭子さんですね(笑)。すぐぶつくさ文句をいう蛭子さんがいらっしゃるので、そこも鑑みていろいろルール変更をしたんですが、結局歩いてましたね(笑)。
――それも太川さんが、歩きたかったからですか?
太川:.....バスがなかったからです!! タクシーを1万円までって言われても、その切り札をどこで使うか、丸々1本で使っちゃうのか、小分けにした方がいいのかっていう...これが結構難しいんですよ。
でもそのルールが新しく決まったことによって、前と違って大胆に攻めることもできる。そういう新しい面白みも出てきましたよ。
――蛭子さんは59歳から始まって還暦、古希も乗り越えて今71歳ですからね!
太川:だから本人は喜んでますよ!
木村:それをめぐっても今回ちょっと2人で喧嘩してるんで(笑)。そこも注目してください!
――でも長年バス旅を続けてきていろんなノウハウといいますか、バス旅の能力が培われているかと思うんですけど、攻略法はあるんですか?
太川:やっぱり地図を一生懸命見ることですね。
地図を見て、もしこっちがなかった場合は、こっちのルート...それもなかったらこっちと、だいたい3つぐらいは考えますから。で、バスに乗っている時に、もしこっちの方に行ったらあります? って質問できるようにその地名を覚えたり。向こうから地名が出たときに「あそこですね」って言えるように見るっていう。
それぐらい地図を見てますね。でもオンエアの時しか(番組を)見ないんですよ。あんまり何度も見ると覚えちゃうじゃない。後半の頃、だぶったりなんかしてたんですね。
覚えてるとやっぱまずいなと思うんで、必ず見ないようにしてたんですよ。だから同じ間違いをしてる時もあったんです。この案内所に来たことあるなと思ったら、同じ相手だったりとか。でもこのルート前に使ったなというのも地図を見ると蘇ってくるので、ここできっと乗り継げるんじゃないかとか、そういうのはありました。
蛭子:もしもしーー! もしもしーー!
太川:電話じゃないんだよ!
蛭子:もしもしーー! もしもしーー! 太川さん何してるの!?
太川:あんたがいないから僕ひとりで記者のみなさん前に番組の宣伝してるんですよ! 一応バス旅が復活したから、みどころなり意気込みをちょっと一言。それで解放してあげるよ!
蛭子:えっとぉ...そうですね...太川さん、バス旅のメッセージある? 宣伝しとくから言って!
太川:あんたのを聞いてるの(苦笑)! もう1回だけ言うよ? バス旅の蛭子さんの意気込みとか、ここがみどころですよって、ひとこと言って!
蛭子:意気込みなんてないよ!(会場笑)自然にやって自然に終わるだけ。でも見てほしいですね、とりあえずは! じゃあこの辺で...(と一方的に中継を終わらせようとする蛭子)
――切る前に質疑応答行きましょうか!
太川:記者の方から質問を受けたいんで答えてくださいよ!
蛭子:あぁ...どうぞ。
Q.2年半振りにバス旅が復活すると聞いた時の感想を教えてください。
蛭子:「うぇー」と思いましたね。「またやんのかー」と思って...。
太川:という、後ろ向きな意見(笑)。
僕はとにかくバス旅が終わった時に、周りから本当に「寂しい、寂しい」という声がすごく多かったん
で...。
蛭子:本当?
太川:上手いじゃん、ツッコミが(笑)。なので、終わった時そういう人たちに対して、何か申し訳ない気持ちだったんですよ。だからまた新たに、楽しみを提供できるのは僕はすごく嬉しかったです。
(蛭子の映るモニターに向け)こういうんだよ!
蛭子:では、どうもありがとうございました。(まだ質問を募っている時に、終わらせようとする蛭子に会場は爆笑)
太川:まだだよ。あと一問だけ、あと一人だけ!
蛭子:こっちの仕事、始めるねー。
切るよー。じゃあねー。
太川:じゃあね、じゃないってば! もう一つだけ、質問に答えて...あ(イヤホンを)外しちゃったよ...。もう一つだけ、答えて!
Q.お互いの好きなところと、ちょっと嫌いなところがあれば教えてください。
蛭子:太川さんの好きなところと、嫌いなところ? そんな...男と女じゃないし、別にないよ。
太川:嫌いなところ言っていいよ。
蛭子:嫌いなとこ? 嫌いなとこ言ったら、なんか干されそうだもん...。
太川:干されないよ...ってことは、なんか思っているんだよね。嫌いなところ、あるんだよね?
蛭子:うーん。とにかくこっちは、こっちの別の仕事やってるからさ。切るねー。今から露天風呂に入らなきゃいけないからさ。
太川:(ロケ中の旅番組の相手)具志堅(用高)さん待ってるもんね。
蛭子:あ、切れた...。(切れていないが、切れたことにしようとする蛭子に会場は爆笑)
太川:切れてないよ。
蛭子:もう切れたでしょ? これ以上、話すことがない。
太川:切れた振りしてるだけでしょ? バスの中であんまりしゃべる気がないマドンナの時に、寝る振りと同じじゃん(笑)。
――太川さんにとって、蛭子さんの好きなところと嫌いなところは?
太川:男と女じゃないからなぁ...好きなところなんかないですよ(笑)。でも蛭子さんの短所が、だんだん長所に見えてきました。そういう意味ではもう、なんでも許せちゃう。だって、おもしろい人だもん。
――太川さん、最後に意気込みをお願いします。
太川:まあ、あんな蛭子さんですけど(笑)、本当に長年やってきていると、だんだん蛭子さんと旅の番組をやっているのが楽しくなってきました。とにかくバス旅が一旦終わった時、寂しい思いをされたみなさんにまた新しいバス旅を、とにかく楽しい番組を提供したいと思っていますので、ぜひ楽しみに観ていただければと思います。
期待に沿えるように、我々も楽しい番組を作ろうと思っています。
(バスとりっぷ編集部)