1台1億円!? 超豪華夜行バス「ドリームスリーパー」完全個室の内部を徹底解剖! ゼログラビティシートの座り心地は?
路線変更で奈良まで延伸! 完全個室型夜行バス「ドリームスリーパー東京・大阪奈良号」として12/16より運行
ざっくり、こんなバス
- 究極の睡眠を追求! 快適すぎる"ゼログラビティ(無重力)"シートとは
- 充実のサービス&アメニティ 安全便利な車内設備
- 「DREAM SLEEPER(ドリームスリーパー)東京大阪号」の予約方法は?
両備バスと関東バスが共同運行する業界初の完全個室型バス「DREAM SLEEPER(ドリームスリーパー)東京大阪号」の車内サービスやシートの座り心地を体感してきました!
無重力感覚のゼログラビティシートや車内サービス・設備、予約方法など、超豪華夜行バスの中身を紹介します。
ベッドより安眠できるかも? 快適"ゼログラビティシート"
車内は高級感があるブラックと木目調がベースのスタイリッシュな空間。「バス」というより「客室」という印象です。
さっそく個室内に入ってみます!
室内は一人で過ごすには申し分ない広さで、着替えもできるくらいでした。
シートの座り心地は、硬すぎず柔らかすぎず、重厚感があるソファみたい! 横幅もゆったりしていて、圧迫感は全然ありません。
思わず「はぁ~」とため息が出ちゃうくらいです。
足元はグーンと伸ばしても十分な広さがあります。
完全個室の嬉しいポイントは、後ろの座席を気にせずリクライニングを使えるところ!
リクライニングスイッチは4つあり、背面リクライニング・高さ・フットレスト・全自動で自由に調整できます。もちろん全て電動式!
特に全自動「ゼログラビティ角度」は、ふわ~と心地よい姿勢になって気持ちよかったです。
※ゼログラビティ角度…「ゼログラビティ」は「無重力」という意味。NASAによって研究された、浮遊感を感じながら深い眠りにつける角度のこと。
さすがにフルフラットではないのか~…とちょっとだけがっかりしていましたが、その後開発担当の両備ホールディングス副社長 松田敏之さんにお話を聞くと、驚きの事実がわかりました。
実はフルフラットで眠ること自体が、ベストな安眠姿勢ではないのだそう。 本当に寝心地の良い姿勢は、ドリームスリーパーでも採用している「腰の位置から110度、胸の高さまで太ももを上げる」というゼログラビティ角度。ただ、この角度だと寝返りがうてず、血流を圧迫してしまうので体に良くありません。
では、なぜドリームスリーパーでは、この角度が実現できたのか?
それは、ムアツフトンという"点"で体を支えるシートを使っているからです。点と点の間に隙間があるので、血流をさまたげず、寝返りをうたずとも体に負担がかからないのです。
そんなこだわりを知ると、一晩「DREAM SLEEPER(ドリームスリーパー)」で眠ってみたい!という気持ちになっちゃいますよね。
そのほかリラックス効果がある音楽を聞くこともできます。このヘッドホンから、眠くなってしまうような鳥のさえずりや波の音、雨音などが流れていました!
また車内には絨毯が敷かれ、振動を感じづらくする配慮まで! 快眠への徹底したこだわりを感じます。
まるで最高級のホテル! 充実の個室内サービス
個室内には歯ブラシやウェットタオル、アイマスク、耳栓、ミネラルウォーターなどアメニティも充実。自分で持っていく手間がはぶけるので、荷物も少なくすみますね。
テーブルは折りたたみ式。普通のバスよりも、ずいぶん広めのテーブルです。PCなどが置けるくらいの広さなので、作業するのに便利そう。もちろんコンセントやUSB、フリーWi-Fiも使えます!
荷物が置ける棚も広々。 一人でこんなにスペースを使っていいなんて贅沢!
プラズマクラスターイオン発生機もあるので、車内の空気は清潔で臭いが気になることもありません。
グルグル車内を見渡していると、天井に謎のカメラを発見しました…これはいったい…
このカメラは、車が移動中に立ち上がっている人がいないか、運転手さんがチェックするものです。個室内ではどうしても目が届かないので、運転席からモニターで確認しています。座っているときは画面に映らず、録画もされていません。
プライバシーは、守られていると聞き安心です。
気分が悪くなったときのために、緊急SOSボタンも設置されています。ボタンを押すと、運転手さんがバスを停車して様子を見に来てくれるので、安心してくださいね。
女性に嬉しいパウダールーム お手洗いはウォシュレット付き
パウダールームは車内後方に。
鏡の周りに付いているLEDライトは、顔全体を明るく照らしてくれるのでお化粧がしやすい! 折りたたみ式のイスまであるので、ゆっくり朝の身支度をできます。
カーテンを閉めれば、周りも気になりませんよ!
お手洗いももちろん完備。ウォシュレット付きトイレをバスの中で使えるとは!
冬のバスのトイレは便座が冷たいので、いつも勇気を出して座っていましたが、ドリームスリーパーのトイレはポッカポカでありがたい!
何から何まで至れり尽くせりなドリームスリーパー。ゆっくりくつろぎたいビジネスマンや贅沢旅がしたい女性に乗ってもらいたいバスでした!
「DREAM SLEEPER(ドリームスリーパー)東京大阪号」の予約方法は?
「DREAM SLEEPER(ドリームスリーパー)」の予約
完全個室型「DREAM SLEEPER(ドリームスリーパー)」は「安かろう悪かろう、体が痛くて眠れなーい…」という夜行高速バスのイメージをガラッと変えるバスです。
東京・大阪間を移動するときは、ちょっと奮発して"走るホテル"に乗ってみてはいかがですか?
「DREAM SLEEPER(ドリームスリーパー)東京大阪号」の詳細
運行開始
2017年1月18日(水)対象区間
東京⇔大阪※池袋駅西口~なんば(OCAT)~門真車庫
運賃
全席完全個室による特別車両で運行するため、運賃の他に座席料金が必要。発券の際は、運賃と座席料金を合算した料金で発売。
おとな 20,000円(運賃9,000円+座席料金11,000円)
こども 15,500円(運賃4,500円+座席料金11,000円)
時刻表
▼大阪着22:50発 池袋駅西口7番のりば
↓
6:40発 なんば(OCAT)
7:30着 両備バス門真車庫
▼東京着
21:50発 両備バス門真車庫
22:40発 なんば(OCAT)
↓
6:40着 池袋駅西口7番のりば
車両
▼座席数・タイプ全11席 全席完全個室
▼製造メーカー
三菱ふそうトラック・バス
全長11.99m 全幅2.49m 全高3.52m
お問い合わせ
関東バス座席センター03-3386-5489(9:00-19:00 年中無休)
(バスとりっぷ編集部)