ざっくり、こんな記事



  • トイレなしの4列シートバス

  • 縦10列の岡山・広島便

  • 縦12列の山形便











「かごたびライナー」とは?




かごたびライナー外観

「かごたびライナー」は千葉県千葉市に本社のある武井観光が運行する、千葉・東京と岡山・広島方面、千葉・東京と山形方面を結ぶ夜行バスです。


千葉から広島まで乗車すると、移動距離は約860Km。所要時間は約14時間です。運賃は利用日や予約時期、購入プランによって変動しますが、最安値は3,200円から。千葉駅から広島駅まで電車と新幹線を利用すると20,140円です。


対して、千葉から山形まで乗車すると、移動距離は約440km、所要時間約8時間。運賃は同じく変動しますが、最安値は2,000円から。千葉駅から山形駅までの電車と新幹線の運賃は12,330円。


どちらも、かなりお財布に優しいお値段です。


※2026年6月調べ

※新幹線は通常期・指定席の料金







ゆったり10列! 岡山・広島便




かごたびライナー外観 真っ赤な車体に「駕籠(かご)かき」が描かれています

まずは、岡山・広島便から紹介しましょう。


4列シートが縦に10列並ぶ車内


車内は通路を挟んで2人掛けのシートが並ぶ4列シート仕様。縦に10列、左右で計40席が配置されています。座席番号は乗降口側から「A・B|通路|C・D」という並びです。ヘッドレストに座席番号が大きく書かれていて、自分の座席を見つけやすくなっています。


ヘッドレストの座席番号がわかりやすい!


このバスの大きな特徴が、2人掛けシートの間にある「セパレートカーテン」。これがあるおかげで、4列シートでも隣の人の視線が気にならず、プライベートな空間をしっかり確保できます。セパレートカーテンは、赤と青、交互に色が違うので、前後の席で間違えることもありません。


レースがあしらわれているシートもオシャレです。



視線を遮るシート間のプライベートカーテン


ヘッドレストは上下に動かせる可動式。自分の頭の位置にしっくりくるように合わせられるので、首への負担もやわらぎます。シート自体のフィット感もよく、リクライニングも結構深くまで倒れました。レッグレストも装備されています。



可動式ヘッドレスト×リクライニングが快眠をサポート


レッグレストが出ている状態


シート横にはしっかりUSB充電ポートを完備。小さな緑の灯りがUSBポートの目印。暗闇でも差込口がわかりやすい!


充電ポートとリクライニングスイッチ


前面には、ドリンクホルダーとネット、小物を掛けられるフックがあります。コンビニで買った袋などをサッと引っ掛けられて便利です。


足元にはフットレストを完備。表面がビニールコーティングされているので、靴の汚れを気にせず使えて衛生的です。夜行バスで足を休ませられるのは、翌朝の足のむくみ防止にもありがたいですよね。


足元にはフットレスト


頭上には、個別に調節できる空調と読書灯、そして荷物棚があります。


空調と読書灯


頭上の荷物棚


さらに、窓の遮光カーテンは壁面にホックでしっかり固定できるようになっています。外からの街灯やヘッドライトの光が一切入ってこないので、消灯後の車内は真っ暗に。


窓の遮光カーテンとシート間のセパレートカーテンで個室のように快適



かごたびライナー「千葉・東京~岡山・広島便」

※特にリンク先ページの記載のない場合、リンクからは高速バス比較サイト「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金が確認できます。リンク先のページでは必要に応じて「逆区間」のボタンをご利用ください




千葉・東京⇒岡山

千葉・東京⇒広島







コスパ重視の12列! 山形便




かごたびライナー 山形便

続いて山形便を紹介します。



かごたびライナー山形便 外観


車内は同じく通路を挟んで2人掛けシートが並ぶ4列シート。ただし、左右12列ずつ並んでいて、最後尾はシートが5つ並んでいるので、最大45人が乗れる計算です。

座席番号は乗降口側からAB|通路|CDとなっています。こちらも、シートに座席番号があって見つけやすい! これなら間違えません。



4列シートの車内


最後尾は5席


2人掛けシートの間はセパレートカーテンで仕切られ、プライバシーが保たれます。



隣の視線が気にならないセパレートカーテン


山形便のシートで目を引くのが、そのデザインです。シートを彩る「和」を意識した花柄が、とっても雅な雰囲気! さらに窓辺に目をやると、カーテンはどこかレトロで高級感があり、車内をなんともゴージャスな空間に演出してくれています。



花柄が素敵!


カーテンの上部にはコロンとした可愛いボンボンがあしらわれた飾りが


岡山・広島便のようなフットレストや可動式ヘッドレストはありませんが、前の座席の下にしっかりスペースが空いているため、足をのばして座ることができます。リクライニングの角度はやや浅めですが、少しシートを倒すだけでも腰への負担がグンと軽くなり、十分に寛げました。




ほどよいリクライニング角度


足元にも余裕があります


座席まわりの便利機能も、夜行バスに欲しい基本スペックがきちんと揃っています。シート横には、寝ている間にスマホをフル充電できるUSB充電ポートを完備。




窓側の充電ポート


通路側の充電ポートとリクライニングスイッチ


フロント部分には、ちょっとした手荷物やコンビニの袋を掛けておくのに重宝するフックと、ドリンクホルダー、網ポケットが設置されています。


フック、ドリンクホルダー、網ポケット


頭上には、個別に調節可能な空調と読書灯、そして高さに余裕がある荷物棚。お土産やリュックも楽々置けそうです。



空調と読書灯


頭上の荷物棚スペース

窓の遮光カーテンはホックで壁にしっかり固定できるため、外からの街灯などの光をシャットアウト。さらに消灯時間になると、運転席と客席の間も遮光カーテンで完全に仕切られるので、車内は心地よい真っ暗闇に包まれます。




しっかりとスナップで壁に固定されたカーテン


運転中、運転席との間はカーテンで仕切られています



かごたびライナー「千葉・東京~山形便」

※特にリンク先ページの記載のない場合、リンクからは高速バス比較サイト「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金が確認できます




千葉・東京⇒山形

山形⇒東京・千葉






トイレなし4列シートだけど意外に快適!


武井観光の「かごたびライナー」を選ぶ際、多くの方が一番気になるのは、やはり「車内にトイレがないこと」かもしれません。4列シートでトイレなしと聞くと、少し身構えてしまう方もいるのではないでしょうか。


ですが、実際に私がどちらの車両にも乗車してみたところ、運行中は約2時間おきに定期的なSA・PA休憩がしっかりとられるため、お手洗いで困ることは一度もありませんでした。


また、広島便に乗車時は、最初の車内アナウンスで「乗務員に声をかけてくださいね」という心強い一言があり、それだけで一気に不安が吹き飛びました。


全席に嬉しいシート間カーテンや充電設備を備えた「かごたびライナー」。

どちらの便も、事前のイメージ以上に「あ、夜行バスってこんなに十分快適に過ごせるんだ!」と思わせてくれる、コスパ優秀な安心のバスですよ。


※取材協力/武井観光




(さとちん)


情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 【武井観光・かごたびライナー】同じ4列シートでもこんなに違う!? 岡山・広島便と山形便を徹底比較!