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ざっくり、こんなバス
和歌山、堺市と横浜・東京・TDR・海浜幕張間を結ぶ「サウスウェーブ号」は、和歌山方面から横浜アリーナや東京ドーム、ディズニーランドや幕張メッセで開催されるイベントに参加したい人にぴったり!
一方で関東方面からは、堺東駅で降車して世界遺産の高野山を目指すもよし、和歌山市にある多目的ホール「和歌山ビッグホエール」でのライブに参戦するもよし。和歌山~関東をダイレクトに結ぶ、おすすめの交通手段です!
前置きが長くなりましたが、車内設備から紹介していきますね。シート配置はバス前方からプレミアムシートが2席、その後ろを3列独立シートが17席並んでおり、最後列のみ4席となっています。
こちらが3列独立シートです。窓には厚手のカーテン、前方座席にはメッシュポケットに荷物をかけるフック、ドリンクホルダー、フットレストがあります。
座席を倒すと約153度もリクライニングします。前方座席を倒しても窮屈さを感じない、ゆったり設計が嬉しい!
ヘッドレストは上下可動式で、好みの位置に調整できますよ!
各座席に、厚手のブランケットがあります。
座席には、窓側席の通路側にカーテンが。通路席には両側にカーテンがあり、就寝中のプライバシーを保てます。
窓側席のカーテンを閉めると周りの目が気にならなくなるので、安心して寝支度を整えられますよ。
アームレスト下部にはコンセントがあり、スマホを充電できます。
トイレを完備しているので、急に行きたくなった時でも安心です。
車内ではFree Wi-Fiが使え、メール認証をしなくても利用できて便利!
「サウスウェーブ号」は車内にトイレが付いているため、サービスエリアでのトイレ休憩がないと聞いていた私は、バス乗車前にコンビニに立ち寄りました。南海和歌山市駅前にはセブン-イレブンがあるので、長時間の移動前に飲み物や軽食を用意しておきましょう。
私が南海和歌山市駅高速バス停1番のりばに到着したのは21:00です。バス停で待機していると、ほどなくしてバスも到着しました。鮮やかなピンクの車体は、一度見たら忘れられないインパクトがありますね。
早速乗り込むと、何やら個室のような仕切りが…?
この中は通常のシート料金に1,000円追加料金を支払うと座れる、プレミアムシート。中には幅広でとても豪華なシートが! 思わず「この席、空いていますか?」と確認したところ、プレミアムシートは予約開始のタイミングで、すぐに埋まってしまったとのこと。私の他にもプレミアムシートの空き状況を運転士さんに確認している人がいて、人気の程が伺えます。
発車予定の21:15ぴったりに、「サウスウェーブ号」は出発しました。同便は南海和歌山市駅を出発した後、JR和歌山駅東口、泉ヶ丘駅、南海堺駅、南海堺東駅前で乗客を乗せた後、横浜駅(YCAT)、京成上野駅、東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、西船橋駅を経由しながら、最終目的地の海浜幕張駅に向かいます。
23:00に南海堺東駅前を出発すると改めてアナウンスが入り、サービスエリアでの開放休憩はなし、と伝達があった上で消灯時間となりました。
前方座席の乗客がシートを倒しても圧迫感を感じないゆったり設計で、深くリクライニングできる座席が快適すぎて、私はすぐに寝入ってしまいました。窓際席が冷え込む季節の移動でしたが、道中は厚手のブランケットがとても暖かかったのが印象に残っています。
バスは南海堺東駅前を出発してからは、ノンストップで走行し5:35に横浜YCATに到着。定刻より約30分早い6:27に京成上野駅に到着しました!
道中、東名高速道路の工事を迂回する必要があり、遅れが発生する可能性があるとのことでしたが、スムーズに目的地に到着したことに感謝です。
カーテンでプライバシーを守れて気兼ねなく休める「サウスウェーブ号」の3列独立シートは、しっかり寝ておきたい人やトイレ休憩で目が覚めてしまう…という人におすすめです。
これから和歌山から関東に遠征する人や、和歌山方面に旅行を考えている人は、是非この記事を参考にしてくださいね。
(為平千寿香)