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石川県の加賀温泉郷は、いまから約1300年前に開湯された、北陸を代表する人気の温泉地。加賀市の片山津温泉、山代温泉、山中温泉に、小松市の粟津温泉と、4つの温泉街があります。
金沢から近いこともあり、観光と温泉を併せて楽しむ人が多いようですね。
今回はそんな加賀温泉郷に、中日本エクスプレスの夜行バス「4列ワイドシート」に乗って向かいました。
到着地は、片山津温泉の近くにある「加賀温泉駅」です。
バス概要
運行会社 | 中日本エクスプレス |
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バス便 | 4列ワイドシート |
シートタイプ | 4列シート |
運賃 | 3,900円~ |
運行体制 | 2人 |
所要時間 | 約8時間55分(東京駅→加賀温泉駅) |
停車地 | TDL→東京駅鍛冶橋駐車場→敦賀→武生 →福井駅東口→加賀温泉駅前→小松駅東口 |
今回のバスの乗車地は、慣れたバスタ新宿ではなく、東京駅の鍛冶橋駐車場。出発時間は22:20です。ぼくは初めて行く乗り場なので、時間に余裕をもって向かいました。
アクセス方法について詳しくは「東京駅の鍛冶橋駐車場ってどこ? 高速バスターミナルへの行き方」の記事で紹介されていますが、東京駅の八重洲口から徒歩5分程度です。
ただ、東京駅って利用する電車によっては構内や出口でわりと迷ってしまうときがあるので、やっぱりちょっと早めに行く方がおすすめ。
乗車前にコンビニで買い物する時間なども考えれば、出発時刻の30分前に東京駅に着くぐらいでちょうど良いと思います。
平日の22時頃でしたが、鍛冶橋駐車場はかなり混み合っていました。
たまたま人が多い日なのかな?とも思いましたが、かなりの本数のバス便が発着していたので、おそらくこれが通常なんだと思います。
待合室も満員で入れないほどで、外で待っている人がたくさん。
バス便が表示された電光掲示板もはっきり確認できないぐらいの混みっぷりですが、場内アナウンスでバス便と乗り場が伝えられるので、よく聞いておきましょう。
出発時間22:20の10分ほど前に、ぼくの乗るバスの乗車開始がアナウンスされたので、受付を済ませてバスに乗り込みます。
このバスは3,900円~というリーズナブルな運賃でありながら、シート周りや車内の装備が充実しているのが特徴。車内の様子をご紹介していきます。
正確な長さは分かりませんでしたが、バス便名に「ワイドシート」とある通り、たしかに通常の4列シートよりも若干座席の幅が広く感じます。
写真ではなかなかわかりづらいかもしれませんが、これは4列シートでは業界最大幅とのこと。その分、身体がしっかりフィットして支えられてる感がありますね。
各座席にはコンセントが付いており、また車内では無料Wi‐Fiも利用できます。
そしてシートの足元にはフットレスト(足置き)があります。これが毛布地で柔らかくて気持ちいい。靴を抜いでここに足を乗せると、姿勢もラクになるしリラックスできます。
また、アメニティとしてスリッパやブランケットのほか、クッション枕も付いています。それもU字に近い形なので、枕というよりもネックピローとして使えます。
これで首を固定できるので、バスで寝てる間に起こりがちな首や肩の凝りが軽減できますね。
車内後部にはトイレも付いています。このバスはサービスエリアでの休憩も計3回ありましたが、やっぱり車内にトイレがあると安心ですよね。
熟睡していて休憩に気が付かない場合もあるし、わりと利用している人はいました。
東京駅を出発後、最初の停車地である敦賀に着くまでに、途中サービスエリアでの休憩が3回ありました。
うち1回は寝ていて気が付きませんでしたが、「海老名」と「養老」でトイレ休憩へ。どちらも15分程度の小休憩でした。
その後、敦賀、武生、福井駅でほとんどの人が降車。
加賀温泉、そして終点の小松駅まで行く人は数人程度でした。
そして、予定時刻より少し早めの朝7時ちょうどに、JR加賀温泉駅前にあるバス停に到着。東京駅からは約8時間半。
帰りの東京行きのバスもこの乗り場から出ています。
今回乗車した中日本エクスプレス「4列ワイドシート」は、3,900円~と運賃が安い4列シートではあるものの、トイレも付いているし、クッション枕にコンセントやWi-Fiもあるし、欲しい車内装備はひと通り揃っている車両です。
もちろん、もっとスペースが欲しい場合は3列シートを選ぶ方が良いですが、移動費を抑えたい、かつできるだけ快適に過ごしたいという人にはちょうど良いバスだと思います!
(タナベセイジ)