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バス旅の魅力を“音”で感じる番組「バス旅スト」。“バス旅スト”とは、普段住み慣れた街から遠く離れたあの場所へ、バスに揺られて自由気ままな旅をする人のことです。
10月28日(日)のオンエアでは、全但バスが運行する定期観光バス「たじまわるプレミアム号」に乗って、兵庫県北部、但馬地方へ! いったい、どんな旅になるのでしょうか?
今回の旅では「たじまわるプレミアム号」で兵庫県北部、但馬地方の有名観光地をぐるっと一気に回ります。
この特徴のある名前、但馬地方を回るため「たじまわる」、観光バス型の乗り心地のいい車両ということで「プレミアム」、合わせて「たじまわるプレミアム号」というわけです。
土日祝日に運行していて、なんと大人500円! 子ども250円! 全行程にバスガイドさんが添乗します。11月は紅葉を楽しめる場所を回ったり、冬の間は日の短さに合わせたコースを回ったりと、季節に合わせてコースが変わります。
詳しくは全但バス 公式サイトをご覧ください。
正直な話、1日遊べてガイドさんまでついていてこのお値段は驚異的です。マイカーがない方はもちろん、マイカーの方にもクルマ置いてこっちに乗ればとお誘いしたいくらいのコストパフォーマンス。
朝、JR城崎温泉駅を出たあとは、JR豊岡駅、コウノトリ但馬空港を回ってお客さんを乗せて、いよいよ観光地巡りに出発です。最初の目的地は、兵庫県立コウノトリの郷公園。
この施設では過去に私たちが野生絶滅させてしまったコウノトリを再び日本の空で羽ばたかせようと、繁殖、飼育、放鳥などを手がけています。公開されたケージの中には必ずコウノトリがいるのでいつでも見ることができます。
また、ここから巣立って野生化した個体も周囲を頻繁に飛び回っているので、運が良ければ出会うことができるかもしれません。
次に向かったのは、城下町、出石。この街の名物は出石そば。出石皿そばとも言われます。江戸時代、信州上田から国替えになったお殿様が一緒にそば職人を連れてきたところから、この街のそば文化が始まったそうです。
特産の出石焼の小皿に盛られたお蕎麦は挽きたて、打ちたて、湯がきたての三たてで、その豊かな香りと素朴な風味がとてもうれしい一品です。
今回はあまたあるお店の中から、バスガイドさんが案内してくれた「よしむら」さんへ。桂小五郎が京都から追われた際に身を寄せたという住居跡のお隣、老舗のお蕎麦屋さんです。
城下町には造り酒屋さんも健在です。楽々鶴とかいて「ささづる」というお酒を作っている出石酒造さんは今年で創業310年。出石のお殿様に献上するお酒を作っていたそうです。素敵な若女将が試飲をおすすめ。
お昼に出石そばをいただいた後は、道の駅ようか但馬蔵を経由して、いよいよ天空の城、竹田城跡へ向かいます。通常「たじまわるプレミアム号」は城下町でなく、ふもとの“山城の郷”に行き、そこから小型の天空バスで竹田城跡に向かうのですが、このルートが2018年7月の西日本豪雨で崩落し通行止めのため、今回は城下町の公共駐車場に向かいます。
城下町からはタクシーで城跡のエントランスまで登ります(別料金)。
さらに歩いて20分ほど。ようやく竹田城跡に到着です。
よく写真で見かけるあの風景がそこに広がっています。ちなみにこのツアーでは到着が午後になるので雲海は見られません。雲海を狙うなら晩秋の早朝がいいようですよ。
詳しい旅の模様は、10月28日(日)の放送をお楽しみに!
(バスとりっぷ編集部)