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これまでWILLER EXPRESSでは、車内シートのプライベートモニターで動画視聴サービスを展開していたが、個人向けスマートフォン端末の普及という背景もあり、2018年末をもってモニターが備え付けられたシートによる動画視聴サービスを終了。
同年11月より、新たに提供を開始する「WILLER THEATER」の試験導入を開始した。約半年間の試験導入により一定の効果が認められたことから、このたび対象路線を拡大し、正式サービスとして導入する運びとなった。
「WILLER THEATER」は、専用アプリ(iOS・AndroidOS対応※1)をダウンロードして、車内のFree Wi-Fiに接続するだけで、利用者自身のスマートフォンやタブレット端末で人気映画やバラエティ、オーディオブック(※2)などを視聴できる。通信費を発生させず無料で楽しめる。バス車内でのみコンテンツをストリーミング視聴できるアプリは、DRM(※3)エンコードにも対応した仕組みをWill Smart社と共同開発し、端末でのストリーミング視聴とコンテンツ配給元の著作権保護の両立を実現した。
3カ月毎に更新する視聴コンテンツは、海外のコンテンツ配給元にも承認を得ることで新作コンテンツの視聴も可能とし、「映画」や「お笑い」などを含め高速バスでは最多となる27作品(※4)を、随時取り揃えている。
なお、今回「WILLER THEATER」サービスを提供している路線においては、併せてFree Wi-Fiサービス「WILLER Free Wi-Fi」の利用が可能。今後は、2020年中を目標に、全路線の昼行便と一部の夜行便にもサービス範囲を拡大するとともに、アプリの新機能追加なども予定している。
※1:iOS10.0以上、AndroidOS4.4以上に対応。
※2:オーディオブック…書籍をプロのナレーターが読み上げた「耳で聴く本」。バスの移動中でも目を瞑って耳を傾ければ、気軽に読書の世界を楽しめる。
※3:デジタル著作権管理(DRM、Digital Rights Management)…電子機器上のコンテンツの無制限な利用を防ぐために、オリジナルのデータを特定のソフトウェアあるいはハードウェアでしか再生できないようにすることで、第三者による複製や再利用を難しくする技術・管理方法。
※4:2019年5月15日現在。
(バスとりっぷ編集部)