目次


荷物を送るにはどんな方法がある? 郵便と宅配便の違いとは

推し活をしていると、グッズを交換したり、推しにプレゼントを送ったりなど、荷物を送る機会は意外と多いですよね。ただ荷物を送る方法はいろいろとあり、何かとややこしいことも!

荷物を送る手段として思い浮かべるのは、郵便や宅配便でしょう。郵便と宅配便は、小口の荷物を輸送するという点では同じです。

では両者の違いは何かというと、郵便では手紙やハガキも送れるという点。ちなみに手紙やハガキを送る業務は、郵便局の独占事業です。また宅配便と似た言葉で「宅急便」がありますが、「宅急便」とは、ヤマト運輸の宅配サービスの商標を指します。


送りたいもの別! おすすめ郵送・配送方法

グッズ交換でよく使われる、アクリルスタンドや缶バッジのおすすめ郵送・配送方法は以下の通りです。もちろんグッズの大きさや個数によって、配送方法は変わってきます。包装する際には、水や衝撃からグッズを守るため、プチプチに包んだり袋に入れて対策することをお忘れなく!

アクリルスタンド⇒定形外郵便物(規格内)
缶バッジ⇒定形外郵便物(規格内)
マスコットなど⇒定形外郵便物(規格外)やレターパック
ブロマイド・色紙・特典カードなどの紙類⇒定形郵便物
その他のプレゼントなど
重量はあるけどサイズは小さいもの⇒宅急便コンパクトなど
重量はないけどサイズは大きいもの⇒レターパックなど

缶バッジはサイズによっては定形郵便物で送ることもできますが、定形郵便物の場合、仕分けなどの際に郵便局で機械に通されるため、缶バッジが変形してしまう恐れがあります。

また、宅急便コンパクトは重量制限がないので、重量のあるものも送れます。化粧品などを配送することも可能! レターパックはA4サイズなので、専用封筒に収納できれば洋服なども送れますよ。


郵便局・ヤマト運輸・佐川急便の配送方法一覧

主な郵送・配送方法を、郵便局・ヤマト運輸・佐川急便別でまとめました。

郵便局

料金
定形郵便物 84円(25g以内)
94円(50g以内)
定形外郵便物(規格内) 120~580円
定形外郵便物(規格外) 200~1,350円
ゆうパック 大きさ、送り先によって異なる
レターパックライト 370円
レターパックプラス 520円
クリックポスト 185円
ゆうパケット 250~360円
ゆうメール 180~360円
スマートレター 180円
大きさ 厚さ 重さ
定形郵便物 最大:23.5×12cm以内 1cm 25g~50g以内
定形外郵便物(規格内) 34×25cm以内 3cm 1kg以内
定形外郵便物(規格外) 長辺60cm以内
3辺90cm以内
- 4kg以内
ゆうパック 3辺の合計170cm以下 - 25kg以内
レターパックライト A4サイズ 3cm以内 4kg以内
レターパックプラス -
クリックポスト 34×25cm以内 3cm以内 1kg以内
ゆうパケット 長辺34cm以内
3辺合計60cm以内
3cm以内 1kg以内
ゆうメール 34×25cm以内 3cm以内 1kg以内
スマートレター A5サイズ 2cm以内 1kg以内

※2023年8月調べ

そのほかにも郵便局では、「目的別ゆうパック」「第三種・第四種郵便物」「国際郵便」などの郵送方法もあります。

郵便局

ヤマト運輸

料金
宅急便コンパクト650~1,200円
宅急便60サイズ940~2,340円
大きさ厚さ重さ
宅急便コンパクト
(専用BOX)
19.3cm×24.7cm以内5cm以内-
宅急便コンパクト
(薄型専用BOX)
24cm×33.2cmA4コピー用紙で
100枚程度の収納可
宅急便60サイズ3辺合計60cm以内-2kg以内

※料金は発送元・発送先によって異なる
※2023年8月調べ

宅急便コンパクトでは送料に加え、専用BOX代金の70円がかかります。上記の通り、発送元・発送先によって料金は異なるため注意が必要です。例えば60サイズの荷物を北海道から沖縄へ送る場合、料金は60サイズの最大料金2,340円となります。

また、宅急便では60~200サイズまでの荷物を送ることが可能。20サイズごとに料金が変わり、サイズが上がると料金も前のサイズより290~660円ほど加算されていきます。

ヤマト運輸の公式サイトで「宅急便運賃一覧表」があるので、発送先が決まった場合は一度確認するのがおすすめ!

ヤマト運輸

佐川急便

料金
飛脚宅配便60サイズ
(3辺合計60cm以内、2kgまで)
850~2,552円

※2023年8月調べ

佐川急便もヤマト運輸と同じく、発送元・発送先によって料金が変わります。また発送元・発送先が沖縄の場合、「飛脚宅配便」は利用できません。「飛脚航空便・飛脚ラージサイズ航空便」での発送です。

飛脚宅配便で送れるサイズはヤマト運輸よりも少なく、60・80・100・140・160サイズの5種類。80サイズの最安値は1,160円、160サイズの最安値2,220円です。

佐川急便


【ニーズ別】配送方法を徹底解説!

配送方法を一通り紹介してきましたが、ここからはニーズに合った荷物の送り方を解説! 「スピード」「匿名・住所非公開」「低コスト」「追跡・補償付き」「簡単」「コンビニから配送」といった観点で詳しく説明していきます。


なるべく早く送りたい!

東京都千代田区から大阪府大阪市へ荷物を発送する場合、サイズによりますが郵便局で発送すると、翌日午前~翌々日に届き、宅配便だと翌日には届きます。

ちなみに郵便局の郵送方法の中でも、最短で届くのはゆうパックとレターパックです。上記の区間であれば、翌日午前に到着します。

※2023年8月調べ

また、より早く送るなら以下のサービスを利用するのもおすすめ。

【郵便局】
・速達
・ゆうパック(翌配ワイド)

【ヤマト運輸】
・宅急便タイムサービス

郵便局の「速達」は、郵便物(手紙・はがき)やゆうメールを基本料金+260~600円で、早く届けられますよ。また「ゆうパック(翌配ワイド)」は通常のゆうパケットより配達日数を短縮できるサービスで、差出日の翌日に配達できるエリアが広くなります。

ヤマト運輸では「宅急便タイムサービス」を利用して、通常の宅急便の配達日時より早く届けることが可能。オプション料金が330~2,640円かかります。ちなみに佐川急便には「飛脚ジャストタイム便」という配達時間を指定できるサービスがありますが、個人が利用することはできません。


匿名・住所非公開で送りたい!

匿名・住所非公開で送れるサービスは以下の通りです。

【郵便局】
・郵便局留 ※受取人の名前・住所は記載が必要
・アプリ「ゆうパックスマホ割」の「かんたんSNSでお届け」機能

【ヤマト運輸】
・宅急便をスマホで送る(ヤマト運輸のサービス)

郵便局留とは、郵便物や荷物を指定の郵便局の窓口で受け取れるサービスです。宛先には、荷物を受け取る郵便局の郵便番号と「〇〇(受け取りたい郵便局名)局」、受取人の住所・名前を書きましょう。

郵便局留についての記事はコチラ

ヤマト運輸には「宅急便をスマホで送る」というサービスがあります。このサービスでは送り状の手書きが不要で、スマホで送り先情報を入力することが可能。クロネコメンバーズかつ荷物を送る相手とLINEの友だちであれば、お互いの住所や氏名を知らないまま、匿名で配送ができます!

利用方法も簡単で、「宅急便をスマホで送る」の専用WEBサイトから、「LINEでリクエストする」を選択し、受取人に住所を入力してもらいましょう。送料に加え、匿名料金として110円かかります。


配送料を抑えて送りたい!

配送料を抑えるにはまず、送る荷物に合った配送方法を選ぶのが鉄則。また安全性は担保しつつ、梱包材を工夫してコンパクトにまとめるのも安く送るコツです。

ただ荷物を梱包した後に、配送料を抑える方法もあります! 以下の通り、配送割引サービスを簡単にまとめてみました。

配送割引一覧

郵便局内容割引金額(荷物1個につき)
持込割引郵便局またはゆうパック取扱所に荷物を持ち込む120円
同一宛先割引1年以内に発送したゆうパックの「依頼主控」(同一あて先割引欄が印刷されているもののみ)を添えてこれと同じ種類・宛先のものを郵送60円
複数口割引同じ種類・宛先のものを同時に2個以上郵送60円
ゆうパックスマホ割アプリゆうパックスマホ割アプリの利用180円
発送時に郵便局を受取場所に指定(郵便局受取割引)ゆうパックスマホ割(180円)からさらに100円
前月までの1年間に10個以上の荷物を発送した場合(継続利用割引)ゆうパックスマホ割(180円)からさらに10%割引
ヤマト運輸内容割引金額(荷物1個につき)
持込割ヤマト運輸営業所・コンビニ・取扱店へ直接荷物を持ち込む100円
※クロネコメンバーズの場合150円
クロネコメンバー割ヤマト運輸独自のプリペイド型電子マネーを利用10%または15%割引
にゃんPayヤマト運輸で使えるキャッシュレス決済の利用12%割引
デジタル割WEBで送り状を作成、またはWEBから集荷申し込み60円割引
往復割引往復宅急便の利用100円割引(復路の料金)
複数口減額制度同じ宛先に、同時に2個以上の荷物を配送100円割引
営業所受け取りサービス受け取り場所にヤマト運輸営業所を指定60円割引

※2023年8月調べ

佐川急便では営業所やサービスセンター、取次店などに荷物を持ち込むと、1個につき100円割引されます。その他の割引はありません。


追跡や補償ありで送りたい!

種類追跡補償
郵便局定形郵便物書留サービス(基本料金+435円)で
追跡が可能
書留サービス(基本料金+435円)で
補償が付けられる
定形外郵便物
(規格内)
定形外郵便物
(規格外)
ゆうパック〇(最高30万円まで)
レターパックプラス×
レターパックライト×
クリックポスト×
ゆうパケット×
ゆうメール特定記録サービス(基本料金+160円)で追跡が可能×
スマートレター××
ヤマト運輸宅急便コンパクト
(宅急便コンパクト専用BOX)
~3万円
宅急便コンパクト
(宅急便コンパクト薄型専用BOX)
宅急便60~200サイズ~30万円
佐川急便飛脚宅配便60~160サイズ~30万円

※2023年8月調べ

ヤマト運輸や佐川急便では基本的に、追跡・補償サービスが付いているので大切なものを送りたいときには安心! 郵便局ではゆうパックのみ、基本料金に追跡・補償サービスが含まれます。

また書留や特定記録といったサービスが郵便局にはあるので、追跡・補償を追加したい際には検討してみてくださいね。


手間なく送りたい!

荷物を送るときに面倒なのが、宛名の記入ですよね。郵便局が提供する2つのスマホアプリ「日本郵便」や「ゆうパックスマホ割」、ヤマト運輸のサービス「宅急便をスマホで送る」を使えば、アプリやサイト上で2次元コードを生成することで、送り状を作成できます。

【郵便局】
・アプリ「日本郵便」の「あて名ラベル作成機能」
・アプリ「ゆうパックスマホ割」

【ヤマト運輸】
・宅急便をスマホで送る(ヤマト運輸のサービス)

荷物を郵送・配送するときは、梱包材のサイズや厚さを測ったりするのも苦労しますよね。そんなときは専用の箱や梱包材で送れる手段を選ぶのも一つの手です。梱包材を用意する手間はありますが、専用の箱や袋に包んでしまえば発送できます。

専用の箱や梱包材あり

【郵便局】
・レターパック⇒専用封筒
・ゆうパック⇒専用袋や箱あり

【ヤマト運輸】
・宅急便コンパクト⇒宅急便コンパクト専用BOXまたは宅急便コンパクト薄型専用BOX

レターパックの専用封筒は郵便局やコンビニ、宅急便コンパクト専用BOXはコンビニ、ゆうパックの専用箱は郵便局やローソンで購入できます。ちなみにゆうパックにも専用箱はありますが、ご自身で用意した梱包材を使用しても問題ありません。


コンビニから送りたい!

コンビニから送れる郵送・配送方法は、郵便局のゆうパック、ヤマト運輸の宅急便コンパクト・宅急便です。提携コンビニは以下の通り。

【ゆうパック】
ローソン・ミニストップ・セイコーマート・ローソンストア100

【宅急便コンパクト】
セブン-イレブン・ファミリーマート・デイリーヤマザキ・ヤマザキスペシャルパートナーショップ・ポプラ・生活彩家・スリーエイト・くらしハウス・ニューデイズ

【宅急便】
セブン-イレブン・ファミリーマート・デイリーヤマザキ・ヤマザキスペシャルパートナーショップ・ポプラ・生活彩家・スリーエイト・くらしハウス・ニューデイズ・アズナス・アンスリー・オダキューマート・リトルスター

※2023年8月調べ

郵便局の場合、ゆうパック以外はコンビニで郵送できません。ただローソンやミニストップでは、店内に郵便ポストを設置しているため、ポストに投函できるレターパックプラス・レターパックライト・クリックポスト・ゆうパケット・ゆうメール・スマートレターであれば郵送が可能です!

ヤマト運輸では基本的にコンビニから発送が可能ですが、180サイズ以上の荷物は一部コンビニエンスストアで送れない場合があります。また佐川急便では、コンビニからの発送に対応していません。


荷物の郵送・配送方法はさまざま!

ここまで紹介してきたように、荷物の郵送・配送方法はいろいろあります。荷物のサイズや重さを調べるのは少し手間がかかりますが、配送料を抑えるには必要な作業です。

手っ取り早く配送方法を検討したい場合は、【ニーズ別】配送方法を徹底解説!をざっと読んでみるのもおすすめ!

(バスとりっぷ編集部)

情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 日々推し活をしているバスユーザー必見! 荷物の配送方法を徹底解説。郵便局・コンビニからの送り方は?