八百万の神々が集まる出雲大社の「神在祭」へバスツアーで行こう! 2022年の日程は?
出雲大社での神在月・神在祭の期間は? 2022年度の日程
旧暦で10月は「神無月(かんなづき)」といいますが、これは八百万の神様が出雲へ集まるため、神様がいない月ということで、そう呼ばれています。神様が集まる出雲では「神在月(かみありづき)」といい、2022年は10月25日(火)~11月23日(水・祝)が神在月の期間です。
神在月のうち1週間は「神在祭」が行われます。神在祭では八百万の神々の会議が行われ、縁結びや五穀豊穣などについて話し合われます。出雲大社で神在祭にまつわる主な神事が行われる期間は旧暦の10月10日~17日。新暦では毎年日にちが異なり、2022年は11月3日(木・祝)~11月10日(木)です。
そもそも神在月・神在祭とは?
神在月は、神様をお迎えすることからはじまります。翌日から神在祭や縁結び、最後に神様をお見送りするという流れです。
期間中、最初に行われるのが、出雲大社の西方約1kmの稲佐の浜で全国の神々をお迎えする古式豊かな「神迎(かみむかえ)神事」。その後、拝殿(例年は神楽殿)で奉迎の神迎祭が行われるため、神々は御使神・龍蛇(りゅうじゃ)神さまの先導により出雲大社まで赴きます。
・神在祭
出雲大社の御祭神であり神々の会議主宰をつとめる大国主大神や、神々の先導をつとめる龍蛇神さまの奉拝、神楽殿では御縁を結ぶ様々な御祈願のおまつり「夜神楽(よかぐら)祈祷」のお仕えなどが行われます。
・縁結び
大国主大神さまの“むすびの御力”でご縁に恵まれるようにお祈りする「縁結大祭」や神楽殿において龍蛇神さまに縁を結んでいただく「龍蛇神講大祭」などが斎行されます。
・神様をお見送り
「神等去出祭(からさでさい)」で、八百万の神々が出雲大社を発つため全国にお見送りします。
2021年は新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から各神事への参列ができませんでしたが、2022年は神迎神事を見学できるバスツアーなども開催されていますよ。
その他の神事への参列が可能かどうかの正確な情報はまだありませんが、もちろん通常のお参りは可能です。1年で1度だけの特別な期間なだけあって、例年多くの方が参拝に訪れるありがたい期間。ぜひ一度足を運んでみたいですね。
ただし、神在祭は神事であり観光イベントではないので観覧席などはありません。また、写真撮影する際はフラッシュを控えるなど十分配慮することをお忘れなく。
神在祭へはバスツアーで行くのがおすすめ!
神在祭へはバスツアーで行くのがおすすめ。乗り換えがなく、ラクに移動できますよ。
関西や中部、中国、関東地方から出雲大社へ行くバスツアーが開催されています。関東周辺からは、移動時間が長くなるため、宿泊のツアーがほとんどです。
兵庫、大阪、京都、奈良、広島、鳥取などからは宿泊だけでなく、日帰りのツアーもあります。
宿泊ツアーの場合は、スケジュールにもよりますが、出雲のホテルや旅館に泊まれるので翌日の午前中など空いている時間に参拝できるというメリットもあります。神在祭期間中は稲佐の浜へ行けるツアーもありますよ。また、出雲大社と一緒に松江の足立美術館や八重垣神社などへも行けるツアーが多くあります。
全国から出雲へ行く高速バス
出雲大社へのアクセスはJR出雲市駅から路線バスです。
電車でのアクセスのほかに、出雲大社や出雲市駅へ直行できる高速バスが関東、関西のほか、愛知や広島、福岡などから運行しています。
1年に1度、八百万の神様が集まる貴重な機会。
気になる人はぜひバスツアーや高速バス情報をチェックしてみてください!
(バスとりっぷ編集部)