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小田急シティバスが運行する高速バス「ブルーメッツ号」で東京~高知間を旅しました。
同区間は電車の乗り継ぎが多く、本数も少ないため少し不便。またLCCの就航もないため、正規の航空料金だと交通費がかさんでしまいます。
そんな中、3列独立シートで快適に移動できる高速バス「ブルーメッツ号」は、旅行者の強い味方。実際に乗車してみた感想をレポートします。
乗車場所は、新宿駅新南口直結のバスタ新宿。改札からバス乗り場まで5分もあれば十分に移動できます。
※新宿駅東南口で降りると遠回りになるので要注意
バスタ新宿内には案内板がたくさん出ているので、迷う心配もありません。
発券カウンターの上部に電光掲示板があるので、そこで出発時刻や乗り場を確認します。
今回乗車する小田急シティバス「ブルーメッツ号」は、東京〜高知を約11時間半で結ぶ夜行バス。上り・下り共に、1日1便ずつ運行しています。
下り(バスタ新宿→高知)は、バスタ新宿を20:35に出発し、はりまや橋に翌日の7:30に到着予定です。
運行スケジュールは以下の通り。
出発の約10分前に乗り場に到着すると、既にバスが到着していました。この日は満席で、並んでいるお客さんが順に乗車していきますが、スムーズに進んで行き定刻通りの出発です。
座席はゆったりとした3列独立シート。シート、ブランケットともにとても綺麗でフカフカ。リクライニングやフットレスト、レッグレストも快適です。
リクライニングは135度くらいで、フットレストを出して足を伸ばすと、体感としては横になっている感覚に近いです。
フットレスト部分にスリッパが常備されています。前後のスペースもゆとりがあるため、特に圧迫感は感じません。
席ごとのカーテンの仕切りはありません。また、若干車窓のカーテンの隙間から光が漏れてくることも。
出発してから消灯までは2時間ほど時間があるので、すぐに寝たい方はアイマスクなどの準備があった方が快適かもしれません。
座席にコンセントが1つ付いているので、携帯電話の電池が危ない……という場合も安心。なお、バス車内ではWi-Fiが使えないため、必要な方はポータブルWi-Fiを持参しましょう。
車内にはトイレ、洗面所、給湯などの設備があり、長距離移動も安心です。
トイレはバス中央部の一段低くなったところにあります。独立シートなので、トイレに立つときに隣の人を起こしてしまう心配がないのも嬉しいですね。
また、お茶、紅茶、コーヒーが無料で飲めるサービスも!
アメニティ、飲料はかなり充実しているのではないでしょうか。
出発してから約1時間半後、足柄サービスエリアで最初の休憩です。時間は15分ほど。コンビニやフードコートも充実している、大きなサービスエリアです。
コンビニは24時間営業。フードコートは閉店している店舗もありますが、一部店舗は24時間営業なので、夜食や翌日の朝食をここで調達することもできます。
足柄SAを出発した後は車内消灯、次の吉野川SAまでおよそ7時間休憩がありません。
トイレなども済ませ、ぐっすり寝るための準備をしておきましょう。
翌朝5:40頃、吉野川サービスエリアで2度目の休憩があります。
時間は10分ほど。コンビニとトイレだけの、比較的小さなサービスエリアです。コンビニは早朝でも開いているので、軽食や飲み物が欲しい場合はここで購入を。
吉野川SAを出発したら、はりまや橋にはあと1時間半ほどで到着です。外もだんだん明るくなってきて、いよいよ11時間超の夜行バスの旅も終盤。降車の準備も少しずつ進めておきましょう。
朝7:30、定刻通りにはりまや橋バスターミナルに到着しました!
11時間超という長旅で多少疲れますが、車内消灯後の足柄SA〜吉野川SA間をぐっすり寝ることができたため、想像以上にあっという間でした。
シートの快適さや、車内設備とアメニティの充実による安心が大きな要因ではないでしょうか。
なお、もちろん上り路線(はりまや橋〜新宿)も同じバスが運行しています。上り線のタイムスケジュールはこちらです。
東京からは遠いイメージがある四国も、夜行バスなら寝ている間にあっという間に到着します。
高知旅行をご予定の方は、ぜひ参考にしてみてください!