東京から長野県の駒ヶ根市や伊那市に行くなら高速バスが快適! 京王バスの「伊那~新宿線」に乗車してみた
ざっくり、こんなバス
- フットレストつきの4列シート
- 充電用コンセントとWi-Fiあり
- トイレもあって安心!
長野県駒ヶ根市ってどこ? 何があるの? という方のために、駒ヶ根市についてざっくり紹介していきますね。駒ヶ根市は長野県南部に位置し、西は中央アルプス、東は南アルプスに挟まれています。観光スポットとしては、かつて氷河の浸食によって作られた千畳敷カールや、その周辺の高山地帯が有名です。
千畳敷カールへのアクセスが気になった方は、以下の記事も確認してみてくださいね。
山岳地帯に挟まれた地理的条件から、東京都内と駒ヶ根市・隣町である伊那市の間を電車で移動する場合は長野県岡谷市で乗り換え、名古屋方面に下っていく必要があります。逆もまたしかり。
であれば、目的地まで乗り換えなしで行けて便数も多い、高速バスが一番快適! ということで、京王バス「伊那~新宿線」の車内設備から紹介していきますね。
京王バス「伊那~新宿線」の車両設備
※車両設備は運行車両により異なる場合があります
シート配置は横4列、奥に向かって10列の合計38席です。10列目は奥に向かって右手にトイレがあるので、左手に2席のみ。
車両最後部、右手にトイレがあります。トイレ付近にある「ひとりだけシート」は、予約時に1,000円を支払えば隣席を含めた2席を1人で利用できる席です。
シートには、靴を脱いで利用するタイプのフットレストがついています。シートを倒した際の角度は、約120度といったところでしたよ。
充電用のコンセントは、窓側席には窓側の壁近くに。通路席にはアームレストの下にあります。
着席すると、目の前にドリンクホルダーとメッシュタイプの小物入れ、ミニテーブル、フックがあります。157cmの私が着席すると、膝から前方の座席まで約20cmの余裕があり、ゆったりと座れます。
ミニテーブルを出してみました。サイズは15cm×30cmほどです。
また、車内ではWi-Fiの利用が可能です。
京王バス「伊那~新宿線」に乗車しバスタ新宿へ
京王バス「伊那~新宿線」は伊那バス駒ヶ根車庫から出発し、伊那インターまで一般道を走行して乗客を乗せた後に、バスタ新宿に向かいます。私は今回、JR伊那福岡駅から約800m離れた伊那バス駒ヶ根車庫から乗車しましたが、JR駒ヶ根駅近くの駒ヶ根バスターミナルや、JR伊那市駅に近い伊那バスターミナルからの乗車が便利そうでしたよ。
途中、バスは山梨県甲斐市の中央道双葉SAで停車し、約15分間の休憩がありました。2024年5月の取材時は双葉SA下り線が改修中で、レストランやお土産の品ぞろえが少し寂しい印象。
夕食の時間帯でしたが、私はあらかじめ駒ヶ根市で食事を取っていました。その店舗については、後で紹介しますね。
バスは順調に移動を続けましたが、小仏トンネル手前で約15分の渋滞があり、定刻より15分遅れて22:40にバスタ新宿に到着しました。こちらの渋滞は夕方の中央道おなじみとも言えるので、新宿で用事や乗り継ぎがある方は考慮しておくと良いかもしれません。
バスでの移動時間が、ちょうど食事時と被ることもあるでしょう。そんな時のために、駒ヶ根市で食事ができるお店も紹介しておきますね。JR駒ヶ根駅前にあり、駒ヶ根バスターミナルにも徒歩約5分の割烹食堂「水車」では、駒ヶ根市のご当地グルメであるソースかつ丼をいただけます。
ご飯の上に千切りキャベツ、特製のソースにくぐらせたとんかつの順に盛りつけたソースかつ丼。ボリュームはあるのですが、見た目よりもあっさりとしています。
美味しさの秘密は、各店舗で独自に味付けを変えているソースなのだそう。市販のウスターソースを優しくした味と表現したら良いのでしょうか。酸味が抑めで甘みを感じるソースで、ぺろりと美味しくいただきました。
定食を注文するとコーヒーが無料でついてくるので、店舗の混み具合を気にかけつつバス乗車までゆっくりくつろげますよ。駒ヶ根に行く機会があれば、是非試してみてくださいね。
以上、京王バス「伊那~新宿線」について紹介しました。東京都内と駒ヶ根市や伊那市間の移動は、直通で行けて便利な高速バスの利用がおすすめです!
伊那~新宿線のバス便
※リンク先は共同運行のバス便も含みます
※取材協力/京王バス
(為平千寿香)