東名・新東名高速道路を運行する昼行便JRハイウェイバスは3種別5種類






JR東海バス、JRバス関東、JRバステックの3社で東名・新東名高速道路を運行している昼行便の東名ハイウェイバスには、「直行」「超特急」「急行」の3種別があり、バス便名は全部で5種類あります。























































種別バス便名運行区間休憩停留所始点~終点
直行新東名スーパーライナー
(新宿号を含む)
名古屋~東京1回2~35~6時間
東名スーパーライナー名古屋~東京2回75時間48分
超特急スーパーライナー名古屋~東京2~3回25~306~6時間半
東名ライナー浜松・静岡~東京1回10~303~4時間半
急行東名号100号台:静岡~東京
500号台:名古屋~静岡
1回25~303~4時間








■直行




・新東名スーパーライナー

・新東名スーパーライナー新宿号

・東名スーパーライナー


直行便は全て、上りは名古屋駅(新幹線口)発。終点は東京駅(日本橋口)。下りは東京駅(八重洲南口)発で終点は名古屋駅(新幹線口)です。



JR名古屋駅 新幹線口

東京駅周辺バスターミナルガイド



新東名スーパーライナーは文字どおり新東名高速道路を運行し、静岡・神奈川県境に近い足柄SAでの休憩と、上り路線での東京・霞が関降車以外は停車しません。



ただし新宿号の場合は、バスタ新宿も経由して発着。代わりに上り路線でも霞が関では停車しません。






東名スーパーライナーは2019年3月6日現在、上り線1便のみ。週末・休日・休前日・GW・お盆・年末年始のみ運行しています。



名古屋の千種駅前、本山、星ヶ丘、名古屋インターでも乗車可能で、静岡県の浜名湖SAで休憩後、東名高速を運行すること以外は、新東名スーパーライナーと変わりありません。






なお、新東名スーパーライナーでは、3列(2+1)シートのバス便や、1台に3席のみのプレミアム・シート、6席のみのビジネス・シートが設定されているバス便、2階建てバスも運行しています。



ジェイアール東海バス 東名ハイウェイバス 時刻表

ジェイアール東海バス シート一覧



上りの新東名スーパーライナー22号と下りの新東名スーパーライナー1号は、JRバス関東の2階建てバス「アストロメガ」が運行しています。




ヨーロピアンスタイルの2階建てバス「アストロメガ」










■超特急




・スーパーライナー

・東名ライナー


スーパーライナーは、新宿号以外の直行便と同じく、上りは名古屋駅(新幹線口)発で終点は東京駅(日本橋口)。下りは東京駅(八重洲南口)発で終点は名古屋駅(新幹線口)。



直行便との違いは、上下線共に静岡県の浜名湖SAでの休憩が必ずあることと、静岡県中部の日本坂PAでも休憩するバス便があること。また、名古屋駅~東京駅間で、東名高速道路上のバス停を中心に25~30ほどの停留所設定があります。






東名ライナーは、上りは浜松駅(北口)か静岡駅(北口)発で終点は東京駅(日本橋口)。下りは東京駅(八重洲南口)発で終点は浜松駅(北口)か静岡駅(北口)です。



休憩は静岡県東部の足柄SAの1回のみ。浜松駅発着便ではバス便によって15~30ほどの停留所、静岡駅発着便では10~15ほどの停留所が設定されています。








■急行




・東名号


東名号には、100号台と500号台のバス便があります。



100号台は、上りは静岡駅(北口)発で終点は東京駅(日本橋口)。下りは東京駅(八重洲南口)発で終点は静岡駅(北口)。静岡県東部の愛鷹PAで休憩があります。



500号台は、上り下り共に名古屋駅(新幹線口)~静岡駅(北口)の路線。静岡県西部の浜名湖SAで休憩があります。



いずれもその区間で設定されている全ての停留所に停車。東名高速道路上を中心に25~30ほどのバス停に停まります。




東名松田の高速バス停に入線するJR東海バス「東名号」








東名ハイウェイバスは、違いを見極めないと損?!






東名ハイウェイバスをざっくりまとめると以下の通りです。




名古屋~東京

●とにかく直行したい人向け

新東名スーパーライナー・新東名スーパーライナー新宿号



●休憩多め&名古屋での発着場所を選びたい人向け

東名スーパーライナー

※ただし運行日は週末・祝祭日のみ

 乗車日によっては新東名スーパーライナー・新東名スーパーライナー新宿号を選びましょう



●休憩多め&東名高速道路で乗降したい人向け

ス―パーライナー



浜松・静岡~東京

●静岡発着:東名号(100号台)

●浜松・静岡発着:東名ライナー



名古屋~静岡

●東名号(500号台)



以上のように、名古屋~東京間の東名ハイウェイバスには似たようなバス便名が多く、バス便名からは違いがよくわかりませんが、停留所数や休憩回数にも違いがありました。






しかしなんと、一部のシートを除いては、料金は乗車区間によって決まっているため、同料金でも3列(2+1)シートのバス便や2階建てバス、所要時間の短い直行便に乗ることができるのです。



名古屋・浜松・静岡~新宿・東京間を結ぶ昼行便の東名ハイウェイバスを選ぶ際には、きちんと時刻表とにらめっこして乗車するバス便を選びましょう!










画像で見るJR東海バス「東名号」4列スタンダードシート






最後に、JR東海バスが運行する4列スタンダードシートの「東名号」を画像でご紹介します。予約・乗車時の参考にしていただければと思います。





降車専用バス停「霞が関」に到着した東名号


車内の様子





座った状態。緑のランプが付いている部分にUSBを挿して充電できる


窓側のリクライニングはレバー式





通路側のリクライニングはボタン式


読書灯、空調があるほか、降車時はこのボタンを押して知らせる





足の踏み場は、人が1人やっと立てるくらい


洗面、トイレットペーパーホルダー、フラッシュボタンなど





ゴミ入れ、サニタリーボックスのほか、鏡もある


便座クリーナーも備え付け


(バスとりっぷ編集部)


情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 違いは何? 全5種類あるJRバス運行の昼行便「東名ハイウェイバス」。JR東海バス運行の「東名号」も画像でご紹介