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乗車前の準備は、高速バスの乗車時間を快適にするのに欠かせません。本記事では筆者がおすすめする乗車前後の過ごし方をご紹介します。
ところで、一般的な高速バス利用者は乗車前にどのようなことに気をつけているのでしょうか。
「途中でトイレに行きたくならないように、飲み物を控えている(20代女性)」
「ターミナルが混んでいるかもしれないので早めに家を出る(20代男性)」
「念のため酔い止めを飲んでおく(30代女性)」
トイレ問題、バス酔いなど乗車中の心配事に備えたり、ターミナルの混雑など乗車前の流れに気をつけているんですね。もちろんこのようなことに気をつけておくことも大切ですが、ここではさらに一歩先を行く対策をご紹介します。
高速バスの中でも特に夜行バスの場合、到着した朝から元気に行動するには、バス内でばっちり睡眠をとっておきたいところ。
快眠のために、アイマスク、耳栓、首枕、腰枕(大判のタオルで代用可)は用意しましょう。
耳栓は長時間つけていても耳が痛くならないように、柔らかめを選ぶと吉。長時間同じ姿勢でいると、腰が痛くなりがちなので、バスタオルを丸めたものを腰にあてて寝ると翌朝が格段に楽になります。
また、脚がむくみやすくなるので、寝るとき用の着圧ソックスやタイツを履いておくと対策ができますよ。
意外と大切なのが「ブルーライトをなるべく見ないようにしておく」こと! 光を構成する7色の中でもエネルギーが強く、覚醒効果のあるブルーライト。スマートフォンなどを長時間使用すると、その光を至近距離で目に入れることになるため、より目が冴えてしまいます。
乗車中にぐっすり寝たい場合は、ターミナルへの移動中などを含め、少なくとも乗車1時間前にはスマートフォンをできるだけ使わないようにしておくと、寝つきやすくなります。
とはいえ、全く使わないというのはなかなか難しいものです。ブルーライトをカットするメガネなどで対処してもいいでしょう。
バスの車内は、空調などの影響で意外と乾燥しています。通勤通学程度なら気にならなくても、長時間の乗車に丸腰で挑むと喉が痛くなったり肌が乾燥したりと、ダメージを受けることも……。
喉の乾燥を防ぐために、水分を含んだフィルター付きのマスクをしたり、不織布マスクの中にガーゼマスクを重ねたりすると効果があります。
マスクの紐で耳が痛くならないように、耳にあたる部分が柔らかい素材でできているものを選びましょう。紐にティッシュを巻いてクッション代わりにしても。
また、特に女性の場合は、しっかり化粧を落としスキンケアを万全にしてから乗車しましょう。車内で乾燥を感じた時のために、ミスト状化粧水や乳液のミニボトル、ワセリンを持っておくと安心。
バスタ新宿など大型ターミナル付近のトイレはだいたい混んでいて、「乗車時間に間に合わなそう…。」と諦めてしまうこともしばしば。まず家を出る直前に、次に最寄駅や乗り換えの駅などで念のためトイレに行っておきましょう。
乗車中トイレに行きたくなるかもしれないことは不安ですが、飲み物を控えようと意識しすぎないように。全く飲まないのは脱水状態になりやすく危険です。目安は350mlペットボトル1本分くらいが理想的と言われています。
また、朝起きたら寝癖がついてる! なんてことになったら、直すのも大変です。
パーカーのフードや、ゆるめのニット帽をかぶると寝癖がつきにくくなります。睡眠中の髪の摩擦や寝癖を防ぐナイトキャップをかぶってもよいでしょう。
ロングヘアの女性の場合、三つ編みをしておけば朝ゆるいウェーブになるので、寝癖防止とアレンジが一緒にできて一石二鳥。
これらを全部網羅するのは大変なので、初めて乗車する人は特に不安な部分だけ集中的に対策をとりましょう。2回目以降の人は前回の「困った!」を思い出して対策をとれば、より快適なバス旅になるでしょう。
文/風来堂
(バスとりっぷ編集部)