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これまで3泊4日で目的地を目指していた「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」でしたが、今回のバス旅は1泊2日。さらに旅のルールが変更され「路線バスが繋がっていない区間は1万円までタクシー利用OK!」になりました。
どこでタクシーを使うかがルート攻略の新たな鍵に!
スタート地点は、2017年1月2日に放送された最終回でギブアップしてしまった山形県の余目駅前。雪辱の地から岩手県の田老駅を目指します! 途中のチェックポイントは、秋田県の角館駅です。
「1泊2日でこの距離は相当大変だと思うよ…」と心配する太川さん。蛭子さんは「1泊2日の旅なんだ!」と、それも知らなかったようです…!
今回のマドンナは旅の途中から参戦! 大女優とマルチタレントの2名が参戦するようですが、一体だれがやってくるのでしょう? 1泊2日の東北横断の旅! いったいどうなる?
はじめに乗車する路線バスは、7:00発の酒田駅前行きに決定。チェックポイントの角館駅には、今日中に着いておきたい! リーダー太川さんの作戦は、酒田駅から由利本荘市へ向かい、そこから角館駅に行くようです。
久しぶりのバス停に2人は記念写真をパシャリ。バスが到着すると、前方から乗車しようとする蛭子さん。後方扉から乗車するのを間違えてしまいました。そんな蛭子さんに太川さんは「バスの乗り方も忘れちゃったの?」と一言。
そんな太川さんは、バスで地図を見ていると車酔いをしてしまったようです…。「前は全然平気だったのに…。久しぶりだと吐きそうだよ」と苦笑い。
7:20、2人のもとにマドンナが合流。途中の停留所から、大物女優のかたせ梨乃さんが乗車します。忙しいスケジュールの合間を縫って、1日だけ駆けつけてくれました!
酒田駅のアナウンスが流れ、降りる準備をしていると…なんと酒田駅を通り過ぎてしまいました。
酒田駅が終点だと勘違いしていた一行。しかし降車時、運転士さんに聞いてみると、下車した終点の酒田庄交バスターミナルからもバスは運行しているとのこと。
由利本荘方面へは高速バスしか運行していないようですが、酒田駅~由利本荘の区間は一般道を走るのでルール上は問題なし! ところが、次のバスまではなんと4時間待ち。なかなかいいバスがありません。
案内所へ行って聞き込みをすると、余目駅まで戻って新庄市へ向かうルートが提案されます。しかしこのルートは途中からバスが繋がっていないため、徒歩移動が必要です。新ルールのタクシーを使うという手段もありますが…。
リーダー太川さんが選択したのは、4時間待って由利本荘行きのバスに乗車するコース!
それまでは山居倉庫や桜まつり、市場などを巡り酒田市観光をすることに。酒田市で有名な桜の名所「日和山公園」やラーメン店でマドンナパーティーをして過ごしました。
11:50、ようやく酒田駅を出発です。乗車時間は約1時間30分。きれいな景色を楽しみつつ北上します。車窓を楽しんでいると、知らぬ間に県境を通り過ぎ秋田県へ!
「由利本荘からのルートが迷うところ。ここからが難しい」と、心配する太川さん。角館駅までのルートを「秋田市から行くルート」と、空港周辺はバスが多いという長年の経験から「秋田空港から行くルート」の2つに絞りました。
本荘営業所に到着。案内所の方に相談すると、秋田市から角館方面へ向かうバスは一切ないとのこと。また、秋田空港への特急バスは「利用客がいないので廃止になった」という悲しいお知らせが…。想定していた2つの選択肢が白紙に…。
ところが、横手市から大曲市を経由し角館へ入る路線があり、なんとかルートは繋がりました!
次のバスまでは1時間の待ち時間があるので、一行は本荘の街を散策。大判焼きのお店で休憩をしたら、横手バスターミナルへ向けて出発です。
横手バスターミナルからはタイミングよく大曲行きのバスがあったので、スムーズに乗車。すると「昔このルート通ってるなぁ」と太川さん。記憶があいまいな太川さんでしたが、停留所「六郷高校入口前」のアナウンスを聞くと「前はここで乗り換えた!」と記憶が戻ってきました。運転士さんにも確認し、ここでも乗り換えられるなら、と下車します。
実は「六郷高校入口」は、6年前の第15弾「山形県米沢~青森駅大間崎」の旅でも乗り換えた場所。こちらで乗り換えると、当初予定していた大曲を経由するよりもショートカットして角館駅へ行けるのです!
さすがリーダー! 記憶力がすごい!
バスの乗り換えもスムーズにでき、夕陽を眺めながら角館駅前へ。
角館駅前へ到着すると、2人目のマドンナ中川翔子さんが合流。
少しでもゴールに近づくため、角館から田沢湖まで向かいたかったようですが、すでにこの日のバスは終了。明日の時間を調べ、宿泊先を見つけたらタクシーで向かいます。
夕食は角館の郷土料理が楽しめるお店で、比内地鶏やオムライス、山菜の天ぷら、御狩場焼きピザなど地元の名物を頂きました。お腹いっぱい食べて明日への英気を養います!
余目駅前 | 7:00発 |
---|---|
バス約50分 | |
酒田庄交バスターミナル | 11:50発 |
バス約1時間30分 | |
本荘営業所 | 14:30発 |
バス約1時間50分 | |
横手バスターミナル | 16:50発 |
バス約30分 | |
六郷高校入口 | 17:30発 |
バス約50分 | |
角館駅前 | - |
1日目の4時間待ちのせいで、ゴールまではまだ半分にも達していません。しかもこの先には乗り継ぎしづらい、県境や山々も立ち並びます。
2日目の始まりは、角館駅から田沢湖へ向けて出発。しかし、重大な事実が発覚します。田沢湖からその先はバス停が見当たらないのです。はたしてバスは本当に通っていないのでしょうか?
田沢湖へ到着し確認すると、やぱり東方面のバスはありません…。そこで岩手の雫石町へ移動し盛岡市を目指すことに。
しかし、田沢湖~雫石間のバスはありません。さらにその距離は28キロ。徒歩で行くのは難しい…。
そこで! 新ルールのタクシーを使うことにしました。
しかし1万円を使い切ったら、あとは徒歩。後半にかけて峠があることを想定し、どのくらい残しておくべきか話し合います。 ひとまずタクシーの運転士さんに運賃を聞いてみることに。
雫石町までは7,000~8,000円ということなので、7,000円までタクシーを使うことにしました。
(この7,000円まで乗車する決断が、最大のハプニングを招くことに…。)
バス旅初! タクシーでの県境越えです!
しかし料金は上がり続けるものの、まだまだ山の中。先行きが読めません。「もう1万円全部使い切ろうか?」と提案する太川さんに対して、蛭子さんは「ちょっと待ってよ。怖いな」と不安を口にします。「もし降りても7キロくらい歩くよ? 雫石までタクシーで行って、今後は峠があっても歩こう」と太川さん。
反論する蛭子さんに対して、太川さんもピリピリムード。タクシー料金を巡って、ガチ喧嘩です。
揉めている間に予定額の7,000円を突破。太川さんの判断でそのまま進むことに。
近くのバス停「雫石中学校前」に停めてもらい、ほぼ1万円を使い果たしました。幸いバス停からは盛岡バスセンター行のバスがありました! 太川さんの選択が功を奏しました!
一行は盛岡バスセンターへとひとっ飛び!
朝ご飯もまだ食べていなかったので、しょこたんは空腹。「冷麺が食べたい」という願いは、盛岡で叶うのか。
盛岡駅に到着後、案内所で次の乗り継ぎを確認。なんと、盛岡駅から宮古行のバスは1時間に1本出ていることがわかりました!
時間に余裕ができたことで、しょこたん待望の冷麺を食べに行くことに。ちょうど営業時間にお店に到着し、スムーズに入店。2日目はとことんツイています!
おいしい盛岡冷麺を食べたら、宮古行のバスに乗って出発。宮古に到着後、田老まで乗り継げるか保証はありません。
車内では似顔絵大会のスタート。蛭子さんのファンだという、しょこたんは喜びます。描き上げたのは、裸で太めのしょこたん! それでも「今年一番嬉しい」と喜びます。
お返しにしょこたんからも絵のプレゼント。太川さんはイケメン風、蛭子さんはひょうきんおじさんに仕上がりました。
宮古駅に到着すると、田老行のバスの時刻を確認。なんと、次のバスは17:10発で3時間待ちです。ゴール目前にして大幅なロス…。そのバスでデッドラインの18時に間に合うのかはわかりません。
時間を潰すために、観光案内所で街の情報を聞き込みます。そしてとっておきの場所、東北を代表する景勝地「浄土ヶ浜」へ! きれいな景色にバス旅ということを忘れる一行。(まるで"いい夢旅気分"?)
そしてついに、田老に行くバスが到着! タイムリミットの18時に間に合うのか?
結果は…
到着時間17:48!
見事ゴーーーーーーーーール!!
角館駅前 | 7:31発 |
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バス約40分 | |
田沢湖駅 | 8:25発 |
タクシー約30分 | |
雫石中学校前 | 9:03発 |
バス約30分 | |
盛岡駅前 | 11:40発 |
バス約2時間15分 | |
宮古駅前 | 17:10発 |
バス約30分 | |
田老駅 | - |
「東北横断! ローカル路線バス乗り継ぎの旅」で3人が辿ったざっくりなルートがこちらです。
余目駅からの走行距離は約300km、乗ったバスの本数は9本(+タクシー)でした。
しょこたんは「天才的タイムスケジュールでしたよ! すごい! さすが!」と、太川さんを褒めます。
蛭子さんは「よくわからんままにゴール来た」と一言!
東北3県を1泊2日で横断した3人へのご褒美は、人気旅館「渚亭たろう庵」の三陸の幸フルコース!
待ち時間が長くヒヤヒヤする場面もありましたが、これまでの経験を活かすバス旅となりました。さすがベテランは違いますね。
太川&蛭子コンビの「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」は、今後も放送されるのでしょうか?
楽しみに待ちましょう!
(バスとりっぷ編集部)