ドリームルリエ新車両はざっくり、こんなバス



  • 個室風シート「プレシャスクラス」を増席&3列シート「アドバンスクラス」はさらにゆったり

  • 荷物棚が設置されて利便性向上

  • ナンバープレートの数字にはこんな想いが!?




西日本JRバスは、2018年4月18日に大阪〜東京間で運行をはじめるドリームルリエ新車両の発表・試乗会を大阪で行ないました。試乗会で体験した、新しいドリームルリエのさらに快適でより広くなった車両の魅力をお伝えします。






ルリエ新車両はプレシャスクラスを増席! アドバンスクラスはさらにゆったり




ドリームルリエ新車両を発表



2017年のデビュー以来、夜行バス利用者から支持を集めるドリームルリエ。運行2年目で早くも新車両がお目見えです。



これまで4席しかなかった「プレシャスクラス」の個室スタイルシートを6席に増席。予約では1番先に売り切れ、ニーズが高まっているため座席数が増えました。




プレシャスクラスはドリーム号初の個室スタイルシート



3列シートの「アドバンスクラス」は14席から10席になり、ドリームルリエの乗客定員数は16人に。その結果1m以上のシートピッチ(座席間隔)を確保。より足元が広い車両に生まれ変わりました。




2列席でもゆったり余裕があるアドバンスクラス



アドバンスクラスは2列席でありながら、ドリーム号では初めて隣席との境界にパーテーション(衝立)を設けてプライベート空間を提供してきました。

そこへ、さらにプライベートカーテンを設置して、アドバンスクラスでも個室感が味わえる座席に。



またパーテーションにも改良が加えられ、従来の40mmから半分の20mmに、材質も木材から金属製に変更して走行中の軋み音の減少に繋げました。




アドバンスクラスはパーテーションも見直し



個室感もアップ!



大きくサイズが変更されたのは可動式フットレスト。アドバンスクラスでは、プレシャスクラスで使用されていた小型版収納ボックス兼用の可動式フットレストが配置してあります。

幅を広げ、下側にぬいだ靴を収納できるようになりました。




可動式フットレストが大きく変更


フットレストの下に空間を確保





ルリエに荷物棚がついてさらに広々空間に!



これまで、アドバンスクラスとプレシャスクラスの両方で多かったのが荷物棚をつけてほしいという要望。



ドリームルリエには、これまでのドリーム号より広い座席空間が確保されていますが、両クラスとも車内に持ち込んだ荷物を置くスペースが足元にしかありませんでした。



そこで今回の新車両には荷物棚を設置。プレシャスクラスには落下防止用ネットのついた荷物棚が設けられています。大きなバッグや上着など形状に左右されずに収納できて、足元まわりが自由になりました。




カメラバッグのような大きな荷物も収納可能(プレシャスクラス)


ネットとホックで棚から落ちにくい工夫が施されています(プレシャスクラス)


アドバンスクラスの独立席の上方にも、新しく荷物棚を設置。プレシャスクラスのような荷物を覆うネットはありません。棚面には滑りにくい生地が貼られ、棚の後ろには落下防止のネットが張られています。




アドバンスクラスにも荷物棚を設置


荷物棚奥にネットを配して後ろの席に落ちない工夫も


さらに新車両では、プレシャスクラスの降車ボタンをフレキシブルライト(読書灯)の上に移動。誤動作が起こりにくい高い位置に変更されました。




フレキシブルライトの上に



降車ボタンの位置を変更






全席にタブレット端末を配置! WEBマガジンや動画配信のコンテンツを見放題



タブレット(iPad mini4)の配置は、ドリームルリエが他のドリーム号にないサービスとして始めたもの。

新車両でも、タブレットを使いweb検索や「dマガジンFor Biz」「AbemaTV」などの雑誌・動画配信のコンテンツを無料で楽しめます。



今回の新車両には、このタブレットでアンケートを行ない集めた利用者の意見が反映されています。ドリームルリエは人気を集めていたため、わずか1年で新車両の導入にいたりました。




新車両ルリエにもタブレットは各席の設置



ドリームルリエの新車両は、外観をぱっと見ただけでは大きな違いはありません。主な変更点は、荷物置きを設置するなど、利用者に対するサービスが向上している点。




新車両の外観にも注目!?



外観上で変更されているのは、ナンバープレートの上や側面に設置されている電光掲示板に、初めてカラーLEDライトを採用した点。明るさもアップして、 よく見るとReiler(ルリエ)のロゴも表示されています。




初のカラー表示



ナンバープレートの数字が「2020」なのは、2020年東京オリンピック・パラリンピック仕様だから。

大会開催を盛り上げると同時に、深夜の休憩ポイントでは、特徴的な明るいカラーLED表示と覚えやすいナンバープレートで、どのバスより見つけやすくなっています。




2020ナンバー






4/27にダイヤ改正! ルートに京都駅追加で利便性が向上



ドリームルリエ(新車両)は、運行ルートに京都駅が追加され、京都からの利用が便利になります。

京都駅での停車にくわえ、便の増発、車内の快適性向上でさらに利便性がアップした新車両は4月27日から運行開始です。




いよいよ新ダイヤで運行スタート!






アドバンスクラスの個室間アップが嬉しい! ドリームルリエ試乗会の私的感想



乗車率70%を越えるドリームルリエは数あるドリーム号の中でも人気を誇る車両。

プレシャスクラスにいたっては90%を越え、週末はなかなか予約を取ることが難しいほどです。






新車両では、1番人気のプレシャスクラスが2席増席されてニーズに対応する形になりました。試乗して印象に残っているのは、アドバンスクラスがこれまでより、さらに快適になった点です。



シートのグレードではプレシャスクラスに一歩譲るものの、シートピッチはさらに広くなり、パーテーションに加えプライベートカーテンを設置したことで、これまで以上に個室感が得られるようになりました。



アドバンスクラスのパーテーションによる軋みは、試乗で実感するまでにいたりませんでしたが、その点は運行が開始されたあとに、乗車記レポートでお伝えしたいと思います。



これまでのドリームルリエとはひと味違う新ルリエを楽しみにしてください。






【西日本JRバス「ドリームルリエ新車両」】の詳細





運行開始日


2018年4月27日(金)

運行ダイヤ



2018年4月27日〜5月31日の運行ダイヤ



大阪発→東京着 
大阪駅 京都駅 バスタ新宿 東京駅 運行日
ドリームルリエ102号 21:40 22:50 6:20 4/27~5/6、5/11~5/31の金・土・日
ドリームルリエ2号 23:00 6:59 7:24 毎日運行


東京発→大阪着

東京駅 バスタ新宿 京都駅 大阪駅 運行日
ドリームルリエ101号 22:20 5:47 6:59 4/27~5/6、5/11~5/31の金・土・日
ドリームルリエ1号 23:10 23:50 7:50 毎日運行





2018年6月1日〜7月5日の運行ダイヤ

※初代ドリームルリエがメンテナンスに入るため、新車両のみの運行




大阪発→東京着
 
大阪駅 京都駅 バスタ新宿 東京駅 運行日
ドリームルリエ102号 23:00 6:59 7:24 毎日運行


東京発→大阪着


東京駅 バスタ新宿 京都駅 大阪駅 運行日
ドリームルリエ101号 23:10 23:50 7:50 毎日運行



運賃


プレシャスクラス おとな片道13,000円〜18,000円

アドバンスクラス おとな片道10,000円〜12,500円

公式サイト


JR高速バス ドリームルリエ

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情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 ナンバープレートにも秘密が!? さらに快適になった西日本JRバス「ドリームルリエ」新車両の試乗会レポート!