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WILLER EXPRESS JAPAN株式会社で2月7日、「IoTを活用した安全と健康の取り組み」に関する発表会が行なわれました。
取り組みの1つとして、乗務員の健康を考えた宿舎棟「新木場 BASE」を東京・新木場に新設。メディア向けに公開された宿舎棟やヘルシーメニューが食べられるカフェテリア、乗務員の点呼の様子を紹介します!
そういった運転中の1人1人の体調管理を、機器を用いてサポートしているのです。
乗務員が普段の生活を見直し、健康管理を徹底することで根本的に改善することが重要なのです。
ウィラーではこれまで3年に1度、40歳以上を対象に脳ドッグを行なっていましたが、2017年から東京銀座クリニックとの提携により、3年に1度、全乗務員対象に変更しました。
このような取り組みの開始によって、2017年は前年と比較し車両損傷額が74%削減できたそうです。
つまり、事故による車両の損傷が大きく減っているということ!
メディアツアーでは、実際に乗務員の点呼の様子を見学させていただきました。
乗務員は入口から営業所の中へ。点呼場は事務所の奥の方にあります。
実は点呼場までのこの通路、運行管理者が運転士をチェックする場でもあるのです。そのため通路が長くなっているんですね。
足を引きずっていないか? 腰は痛そうじゃない? 顔色は? など運転士の健康チェックはここから始まっています。
そして運行管理者が見ている中、アルコールと免許証のチェック。アルコール検査器の隣にある機械に免許証を入れると、有効期限などをチェックしてくれるのだそう。
点呼場では服装や健康状態がチェックされ、運行便の配車・出発時刻、休憩ポイントが伝えられます。
本日の重点項目は「スタッドレスタイヤを過信しない」。ハキハキと大きな声でやり取りされる点呼の様子は、とてもかっこよかった!
乗車前の点呼では運行管理者の立ち会いのもと、下記のチェックが行なわれていました。
次は新設された乗務員用の宿舎棟「新木場 BASE」を見学。バス会社の宿泊棟には、初めて入りましたが、想像していた施設とはまったく違うものでした!
利用する際は、入口にあるポストから部屋の鍵を取り出します。
各ポストに番号が振られているので、担当する便と同じ番号の部屋を利用。
更衣室や喫煙室、洗濯機、シャワー室、浴室、リネン室は1階です。
シャワー室は10室、浴室は3室。洗濯機は2台ありましたが、基本1泊2日で利用する人が多いので、洗濯する人は少ないのだそう。
部屋を利用する際は、リネン室からシーツや枕カバーなどを持っていき自分でベッドメ―キングします。
こちらがお部屋のある3階。廊下を見るとまるでホテルみたい!
部屋は3.7畳。各部屋にベッド、エアコン、テレビ、ミニ冷蔵庫、簡易デスク・イス、ハンガーフック、コンセントが2カ所、遮光カーテン、姿見などがありました。
新設されたばかりとあって、とても清潔で気持ちよかったです。
正直、バス会社の宿舎棟ってカプセルホテルみたいな感じじゃないの…? とあまり期待をしていなかったのですが、部屋内の充実ぶりにびっくり!
全80室ありますが、日々約8割程度は埋まるそうです。
うち4室は女性用部屋。メディアツアーでは女性専用エリアを見ることができませんでしたが、2階には女性しか入れないエリアがあるのだとか。シャワールーム、パウダールーム、談話室などもあるので、女性も過ごしやすそうな宿舎ですね。
乗務員の健康管理には「食事」によるサポートも欠かせません。
宿舎棟1階にはカフェテリアがあり、乗務員以外のウィラー社員もこちらを利用します。
テーブルやカウンターなど席数はたくさんあり、シックな木材を使用したおしゃれカフェという雰囲気。
提供される食事はエネルギー:500kcal台、脂質:約22%/総カロリー、塩分:3g未満、野菜量:約230gを意識したヘルシーメニューです。
1食の料金も450円くらいとお手頃なので、日々利用しやすいですね。
普段一般の方は利用できないのですが、メディアツアーでは特別にメニューを試食させていただきました。
麻婆豆腐は、野菜たっぷりなのでシャキシャキしておいしい! 塩分の制限があるので薄味かと思いきや、しっかり味がありました。
野菜好きにはたまらないメニューの数々。日替わりなので飽きずに食べられそうですね。
今回のメディアツアーで安全に関する取り組み、乗務員の健康管理への徹底ぶりを知ることができました。ヘルシーご飯を日々食べられるウィラーエクスプレスジャパンの社員さんが羨ましい!
機会があれば、乗務員を目指している人や興味を持っている人向けにもぜひ開催してほしいですね。