サンシャインエクスプレスの夜行バスで関西~博多を移動! ミニテーブル&フットレスト、ひろ~いトイレ付き
サンシャインエクスプレスの関西~博多便は4列足のびシート
今回の乗車は、夜行高速バス・サンシャインエクスプレスの関西(京都・大阪梅田・神戸三宮)~博多便! 運行本数は1日1往復。乗車時間は、最長(京都~博多間)で約10時間半です。
座席は4列足のびシートで、トイレ付きの車両です。4列シートなので価格がリーズナブルでありながら、トイレ付きの安心感もあるのが嬉しい!
しかもこちらの4列シート、座席周りの設備もちょっと豪華め。写真付きでご紹介していきます!
車内の様子は…
サンシャインエクスプレスの4列足のびシートは、高速バスでは珍しいことに、ちょっと座席が変則的。前方4列が3列ワイドシートで、後方がすべて4列シートになっています。縦列は全部で9列、最後方がトイレです。車内Wi-Fiはありません。
4列シートと3列シートはどちらのシートタイプかを決めて予約します。ただし満席の場合のみ、4列シートからランダムに1人だけ、3列シートへランクアップとなることがありますよ。
4列足のびシートは、足元スペースがスタンダード4列シートよりゆったりめ。座席自体はスタンダード4列とそれほど変わらず、リクライニングは体感で約105度。とはいえ、背もたれはリクライニングを倒す前からある程度の傾斜があります。
座席自体はスタンダードに近いながら、座席周辺の設備は豪華め! 前座席後方には収納式のミニテーブルが付いていて、その下にはドリンクホルダー・荷物掛け・網ポケットが付いています。ミニテーブルにもドリンクを固定できるホールがあるので、実質ドリンクホルダーが2つあることになります。これは便利!
足元にはフットレストがあります。これも4列シートでは嬉しい設備。車内で靴を脱げると、くつろぎ感がアップしますからね。
コンセントも1座席に1つずつ用意されています。
隣席とは、プライベートカーテンで空間を区切れますよ。上の方は網状となっているので、息苦しかったり灯りが見えなかったりすることもありません。通路側にはカーテンはなく、通路のスペースで区切られます。
ひときわ豪華なのが、座席最後方のトイレ設備! 4列シートの夜行高速バスの車内トイレというと一般的にはどうしても省スペースになりがちですが、こちらのバスのトイレは最後方のスペースをまるっと使う形。着替えもできるくらいのゆったりスペースなのです!
乗車はHEARTSバスターミナル博多から
関西~博多を走るサンシャインエクスプレスは、毎日1往復運行する形。今回は博多から関西へ向かう便に乗車してきました!
博多側の乗降バス停は「HEARTSバスステーション博多」。博多駅から徒歩約5分のバスターミナルです。
バスステーション内の掲示板をチェック、サンシャインエクスプレスのバス停番号を確認します。発車予定は23:15。取材日はこの時間に発車するバスが最終便だったようで、バスステーションの中は人が少なく、ソファー席にもゆったり座れました!
発車時刻の約15分前に、バスが到着。ここが始発バス停となるためか、バスはあらかじめHEARTSバスステーション博多内に待機していて、時間になったら乗り場前にすっと入ってくる形でした。余裕があるのが嬉しいですね。
乗車手続きをして車内へ。ちなみに取材日は金曜日だったこともあり、この日の予約は満席でした。乗務員さんに伺ったところ、平日でもほぼ満席となることが多いそうです。人気路線なのですね。
乗客はスムーズに乗車し、定刻にバスは出発!
トイレ休憩は3回・約15分ずつ
サンシャインエクスプレス博多⇒関西便の走行スケジュールは、HEARTSバスステーション博多を23:15に発車したあと、神戸三宮に7:20、大阪梅田に8:45、京都駅に9:45着予定。乗車バス停は博多のみのため、出発したらすぐに車内アナウンスが流れました。
アナウンスによると、休憩予定は3回、約2時間ごとに停車するとのことでした。トイレ付きバスながら休憩も3回というのは、安心できていいですね。
アナウンスが終わったのが23:20頃、車内はすぐに消灯となりました。次に扉が開く場所は、1回目の休憩地、佐波川SA(山口県)です。なお休憩地は便の状況によって別のSA・PAになることもありますよ。
休憩地に到着しても、眠っている乗客のためアナウンスは入りません。バスが停車して前方カーテンがオープンし、車内の灯りが少しだけ点灯するのが休憩の合図となります。車内前方には出発時間を示すボードが登場。
佐波川SAへは1:15頃に到着し、1:40に出発予定。約25分の休憩です。
トイレ付きバスなので車内トイレも使えるのですが、休憩時に降車する人は多めでした。車内トイレは緊急時にして、普通のトイレはSAで行くという人が多いのかもしれませんね。
ちなみにサンシャインエクスプレスの車体は、白地に赤文字で大きく「Sunshine Express」のロゴが入っています。深夜の暗いSAでもパッとわかりやすいのがありがたい!
その後も、福山SA(広島県)で4:10~4:25、三木SA(兵庫県)で6:20~6:35と、約15分ずつ休憩となりました。
7:25 神戸三宮へ到着
最後の休憩地を6:35に出発してから40分後となる7:15、バス車内が点灯。ほどなくして車内アナウンスが入り、最初の降車地・神戸三宮へまもなく到着する旨が伝えられました。
定刻7:20より5分遅れ、7:25にバスは神戸三宮の三宮高架商店街前バス停へ到着。バスはこのまま大阪・京都へ走りますが、私はここで降車です。
乗務員さん、ありがとうございました!
なお降車バス停には荷物や駅への案内をしてくれるスタッフさんも待っていてくれて、スムーズに出発できました。神戸三宮の三宮高架商店街前バス停は各線三ノ宮・神戸三宮駅から徒歩4~5分ほどとすぐ近くですが、駅が直接視認できないので、簡単な案内があるとありがたいのです。
朝の7:20(取材日は7:25でしたが)に神戸三宮に到着できるのは、1日の予定が立てやすくてたいへんありがたい! ちなみに私はこのあと、三宮でお気に入りの朝食を食べに行きましたよ。
サンシャインエクスプレス関西~博多便は、リーズナブルながらちょっとゆとりのある旅ができるバス。トイレもミニテーブルもある車内は、急にトイレに行きたくなっても大丈夫という安心感と、車内でお菓子を食べたりスマホを使ったりしたいときに便利なくつろぎ感があります。
個人的には、博多を23:15に発車して神戸三宮に7:20に到着する走行スケジュールも、すごく使いやすいなと思いました。博多駅近くから発車なので夜遅くまで博多グルメや温泉をしっかり楽しめて、翌日には神戸三宮の朝食にも間に合うなんてめっちゃいい!
どうぞ皆さまも、サンシャインエクスプレスを便利に使って、バス旅を楽しんでくださいね。
※定期点検等で車両が異なる場合もあります
※取材協力:サンシャインエクスプレス
(陽月よつか)