今日27日、九州は前線の南下に伴い、大気の状態が非常に不安定です。午後はさらに雷雲が発生しやすくなるでしょう。落雷や突風、急な激しい雨にご注意下さい。雷雲が近づく兆しがあったら、早めに建物の中など安全な場所へ避難しましょう。

●27日はさらに大気不安定

今日27日は、低気圧が発達しながら北海道の北を北東へ進み、寒冷前線が日本海から本州付近を南下する見込みです。九州付近では前線ははっきりしませんが、湿った空気の流れ込みが強まり、大気の状態が非常に不安定になっています。

今日27日明け方は九州北部で一時雨脚が強まり、熊本県天草市牛深で1時間に39.5ミリ(06:43)と一時激しい雨が降りました。
いったん九州付近の雨雲は少なくなっていますが、午後は雷雲の発生が増えてきそうです。雷を伴い1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る所があるでしょう。落雷や突風、急な激しい雨にご注意下さい。
急に真っ黒な雲が近づいたり、雷の音が聞こえたり、冷たい風が吹きだすなど、雷雲が近づく兆しがあったら、早めに建物や車の中など、安全な場所へ避難しましょう。

また、今日27日の九州の最高気温は33℃前後で、日差しが多い九州南部は35℃以上の猛暑日になる所がある見込みです。かなり蒸し暑いですので、熱中症に引き続き警戒して下さい。

●来週も厳しい残暑

明日28日から九州北部は再び日差しが増えてきますが、午後は一時雨や雷雨になる所があるでしょう。
来週も九州は湿った空気の影響の影響を受けやすく、変わりやすい天気が続く見込みです。
気温は平年より高い状態が続き、9月に入っても猛暑日が現れるなど、残暑が厳しいでしょう。健康管理や農作物の管理にお気をつけ下さい。

●屋外で雷に遭ったら

雷雲が近づく時、避難する場所は近くの頑丈な建物や車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。

スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の気象情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士