近畿は異常な暑さがつづく 熱中症に厳重警戒 台風9号による影響は?週間天気
近畿地方では、この先さらに気温が高くなり、少なくとも4日(月)にかけて内陸部を中心に異常な暑さがつづくでしょう。熱中症の危険性がさらに高まるおそれがあり、厳重な警戒が必要です。また、台風9号による間接的な影響を受けるため、海でのレジャーは高波にお気をつけください。
●異常な暑さ 京都は最高気温38 ℃~40℃がつづく
近畿地方では、この先も高気圧に覆われて広く晴れる見込みです。空気が入れ替わるようなまとまった雨はなく、夕立は一部の地域に限られるでしょう。
今週は上空に一段と暖かい空気が流れ込むため、これまでよりも気温が上がりやすくなります。
少なくとも4日(月)にかけては、内陸部を中心に異常ともいえる暑さがつづく見込みです。京都市では、最高気温が38℃~40℃くらいの予想で、体温を軽く超えるような暑さが一週間程度つづくでしょう。熱中症に厳重な警戒が必要です。
熱中症の危険性が極めて高くなると予想されるときには、「熱中症警戒アラート」が発表されます。そして、過去に例のない、命に関わる暑さが予想されるときには、「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。
こうした情報にも注意をし、異常な暑さに備えてください。
●熱中症警戒アラートが発表されたら
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にならないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給し、適度に塩分も補給してください。なるべく涼しい服装を心がけましょう。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。
●台風9号 近畿地方への影響は?
今日28日15時現在、大型で強い台風9号は、小笠原近海を時速20㎞の速さで北北西へ進んでいます。
台風9号は、明日29日から30日(水)にかけて小笠原近海で動きが遅くなり、31日(木)以降、日本の東の海上を北よりに進む見通しです。
近畿地方では、台風による直接的な影響はありませんが、間接的な影響を受けそうです。
明日29日から31日(木)ごろにかけて、和歌山県南部の沿岸部を中心にウネリを伴って波が高くなるおそれがあります。
夏休みで、海水浴など海でのレジャーを予定されている方は、高波にお気をつけください。