25日は群馬県で39℃超え 来週28日から西日本で40℃予想 災害級の暑さに
今日25日も東日本や西日本では危険な暑さとなり、桐生(群馬県)では最高気温39.1℃と体温を超える気温となりました。札幌では、7月として初めて2日連続の猛暑日となりました。来週中ごろは西日本で40℃に達する所もあり、「災害級」の暑さに警戒が必要です。
●群馬県で39℃超え 札幌は2日連続猛暑日
今日25日も北海道から九州北部にかけては広く晴れて、猛烈な暑さとなりました。
午後3時までの最高気温は、桐生(群馬県)で39.1℃、豊岡(兵庫県)で38.9℃、福島と太宰府(福岡県)で38.6℃など、いずれも体温を超える暑さとなって、各地で今年一番の暑さとなりました。
東京都心でも35.1℃を観測し、今年4日目の猛暑日となりました。
午後3時までに、最高気温35℃以上の猛暑日となったのは、910余りある観測地点のうち、267地点で、最高気温30℃以上の真夏日となったのは、808地点でした。
各地で猛烈な暑さが続いていることも特徴で、仙台では5日連続の猛暑日となって、1926年の統計開始以来の連続猛暑日最長記録を更新しました。(これまでの最長は、2015年8月4日~7日の4日間)
また、札幌は1876年の統計開始以来、7月として初めて2日連続の猛暑日となりました。
●来週中ごろは40℃予想 「災害級」の暑さに警戒
この先も、北日本から西日本にかけて、危険な暑さが続く見通しです。
北海道は明日26日(土)以降、記録的な暑さは収まるものの、札幌の最高気温は30℃くらいで、平年より高い日が続くでしょう。
東日本や西日本は、連日35℃以上の猛暑日、夜も25℃を下回らない熱帯夜が続きそうです。猛烈な暑さが続きますが、特に来週中ごろは、また災害級の暑さがやってきます。29日(火)と30日(水)は名古屋で最高気温39℃、京都や大分県日田では40℃と、体温を超える暑さとなるでしょう。万全の熱中症対策をしてお過ごしください。
●あると便利 熱中症対策グッズ
夏のレジャーなど、暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。
①ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
②日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。
熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。