関東甲信地方は猛烈な暑さが続いています。また、毎日どこかでゲリラ雷雨が発生していて、大雨や落雷に油断できない天気となっています。今後も、同じような天気が続く見通しです。天気予報や雨雲レーダーをこまめにチェックして、熱中症対策や天気急変に備えましょう。

●関東甲信はまだまだ暑い 40℃予想の所も 熱中症に警戒

向こう1週間も太平洋高気圧が本州付近を覆うため、関東甲信地方は晴れる日が多いでしょう。ただ、日中の気温の上昇や暖かく湿った空気、上空の寒気の影響で、午後は大気の状態が不安定になる見込みです。山沿いを中心に雨雲が発達するため、落雷や突風、急な強い雨にご注意ください。

気温は、相変わらず平年より高い日が続くでしょう。最高気温は、軒並み35℃以上の猛暑日となり、熊谷では29日(火)に40℃まで上がりそうです。夏休み中お出かけされる方も多いと思いますが、無理のないようにお過ごしください。

また、最低気温も高く、8月1日(金)は、長野でも熱帯夜(夜間の気温が25℃以上)が予想されています。夜寝る際には、エアコンを朝までつけっぱなしにしたり、枕元に常温の水を置いておくなど、熱中症対策を心がけましょう。

●8月に入ると、広範囲でゲリラ雷雨の恐れ 天気の急変に注意

8月に入ると、太平洋高気圧の縁を回って湿った空気が流れ込みやすくなり、上空に寒気を伴った低気圧「寒冷渦」の影響を受ける見込みです。
このため、2日(土)以降も晴れマークが目立ちますが、午後を中心に大気の状態が不安定になるでしょう。
2日(土)~3日(日)は千葉など沿岸部で、4日(月)以降は内陸部を中心に天気の急変にご注意ください。7日(木)は広い範囲で雨が降りやすくなりそうです。

また、今日、気象庁から「長期間の高温に関する関東甲信地方気象情報」が発表されました。
それによると、関東甲信地方は、6月中旬から気温のかなり高い日が多くなっていて、7月上旬の旬平均気温平年差は+4.0度となり、1946年の統計開始以降、7月上旬としては最も高く、記録的な高温となったとのことです。
今後も、さらに1か月程度は暖かい空気に覆われやすく、8月にかけて気温の高い状況が続く見込み。農作物や家畜の管理、熱中症対策などの健康管理に十分注意するよう呼びかけています。

情報提供元: tenki.jp日直予報士