今日23日 各地で猛烈な暑さ 北海道で40℃に迫る所も 熱中症に警戒を
今日23日(水)も、気温が速いペースで上がり、各地でうだるような暑さが続きます。北海道でも35℃以上の猛暑日地点が増えて、北見市をはじめ40℃に迫る所もあるでしょう。
●強い日差し 気温がハイペースで上昇
今日23日(水)も、太平洋高気圧の張り出しが強く、広い範囲で強い日差しが照り付けるでしょう。全国的に、気温がハイペースで上がります。
最高気温は昨日(22日)と同じか更に高く、35℃以上の猛暑日地点が増えそうです。内陸ほど気温が上がり、大分県日田市で39℃と、九州北部は40℃に迫る所もあるでしょう。
特に北海道では、山越えの西風が吹き下ろす東部を中心に昨日より上がる所が多くなり、北見市と帯広市は39℃予想。なお、観測史上1位の値は、北見市で38.1℃(2019年5月26日)、帯広市で38.8℃(同じく2019年5月26日)ですので、実際に39℃まで上がれば、ともに過去1位の値を更新することになります。
全国的に体にこたえる暑さで、熱中症に警戒が必要です。こまめな水分補給、適度な塩分補給を心がけてください。
熱中症のサインとなるのは、顔がほてる、手足がしびれる、めまいや立ちくらみがする、足がつりやすくなる、軽い頭痛や腹痛、吐き気がしてくる、といった症状です。少しでも体調に異変を感じたら、すぐに涼しい所で休憩し、体温を下げる(脇の下や足の付け根など、太い血管が通る箇所を冷やす)ことが重要です。
●広い範囲に「熱中症警戒アラート」
「熱中症警戒アラート」が、北海道や北陸、関東から九州、沖縄にかけての多くの地域に発表されています。
東北をはじめ、熱中症警戒アラートが発表されていない地域も、暑さ指数(予測値)が31以上と、熱中症対策が欠かせない状況です。
●熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。