今日22日も危険な暑さ 北海道や東京都など熱中症警戒アラート30都道府県に発表
今日22日も広く危険な暑さです。北海道から九州にかけて猛暑日(最高気温35℃以上)が続出し、北海道北見市や福岡県久留米市では気温が38℃まで上がり、体温超えの暑さとなるでしょう。熱中症警戒アラートが30都道府県に発表されています。万全な熱中症対策が必要です。
●今日22日 広く危険な暑さ
今日22日も広く危険な暑さとなるでしょう。日本列島は暖気(特に北海道では平年より10℃前後高い)に覆われ、日中は強い日差しが照り付ける見込みです。
最高気温は、北海道から九州にかけて平年を上回るでしょう。北海道でも東部を中心に猛暑日(最高気温35℃以上)となり、北見市では38℃と体温超えの暑さになりそうです。東北から九州でも猛暑日が続出し、福岡県久留米市では38℃まで上がるでしょう。
●熱中症警戒アラート30都道府県に発表
熱中症警戒アラートが30都道府県(北海道(網走・北見・紋別・十勝)・岩手・宮城・茨城・栃木・群馬・埼玉・東京・山梨・愛知・岐阜・三重・新潟・富山・石川・福井・京都・兵庫・和歌山・広島・島根・鳥取・香川・山口・福岡・大分・長崎・佐賀・熊本・鹿児島(奄美地方を除く))に発表されています。
また、熱中症警戒アラートが発表されていない地域でも北海道から沖縄で暑さ指数(予測値)が31以上と熱中症リスクが高いエリアが多くなっています。万全な熱中症対策をなさってください。
●熱中症警戒アラートとは?
熱中症警戒アラートは、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。
熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。
この暑さ指数が、全国を58に分けた府県予報区等のどこかの地点で、「33」以上と予想した場合、熱中症警戒アラートが発表されます。熱中症警戒アラートが発表された所では、日頃から実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心がけてください。
●熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。