明日19日からの3連休は、広い範囲で晴れるでしょう。ただ、内陸を中心に所々で雨雲や雷雲が発達します。急に降りだす強い雨や、落雷、突風に注意が必要です。

●19日(土) 北海道で局地的に激しい雨

明日19日(土)は、前線が日本の北に延びるでしょう。
前線に近い北海道は雨が降ったりやんだり。日本海側を中心に、雷を伴って雨脚が強まることもあるでしょう。局地的には、道路が冠水するほど激しく降りそうです。
広く晴れる本州と四国、九州、沖縄にかけても、午後は所々でにわか雨。激しく降ることはなさそうですが、東海から九州では、ここ数日の大雨により地盤の緩んでいる所があります。しばらくは、土砂災害に注意が必要です。

●20日(日)・21日(月:海の日) 東~西日本の内陸中心に雷雲発達

20日(日)と21日(月:海の日)は、北海道の天気は回復に向かう見込みです。
東北から九州は、両日ともに大体晴れますが、気温が上がるにつれて大気の状態が不安定になるでしょう。
上の図は、20日15時の発雷確率です。寒色よりも暖色に近いエリアの方が雷が鳴りやすく、21日の同時刻も同じような分布です。
午後は、山沿いや内陸を中心に所々で雷雲が湧くでしょう。晴れていても、雷を伴った強い雨が急に降ってくる恐れがあります。
屋外のレジャーをご予定の方も多いと思いますが、黒い雲が近づく、雷鳴が聞こえてくるといった天気急変のサインに注意が必要です。スマホなどで雨雲レーダーをこまめにチェックしておくと、雷雨を回避しやすくなります。なお、川では、その場では晴れていても、上流で降った強い雨の影響で水位が一気に増す危険があります。周辺の雲の様子にも十分に気を配りつつ、無理のない行動を心掛けてください。

沖縄は、日差しはあっても雲が多めで、ザッと雨が降ることも。また、南シナ海へ進む台風6号からのうねりが届くため、波が高まり、しける海域もあるでしょう。

●天気急変のサイン

急な雨や雷雨のサインは3つあります。
「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「冷たい風が強まる」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり雷雨になったりする恐れがあります。

雷雨の際に避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。

単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることがほとんどです。スマホで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士