東海地方 あす15日昼前にかけて「線状降水帯」発生の恐れ 災害級大雨に警戒を
東海地方では今夜(14日)からあす15日昼前にかけて線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。厳重に警戒してください。
●東海地方(愛知・岐阜・三重・静岡) で「線状降水帯」発生の可能性
きょう14日(月)16時02分、名古屋地方気象台は、東海地方で線状降水帯が発生して大雨災害が発生する危険度が急激に高まる可能性があるとして、大雨と雷及び突風に関する東海地方気象情報を発表しました(第5号)。
線状降水帯が発生し、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある地域と期間は、以下の通り
三重県:今夜はじめ頃からあす15日明け方にかけて
愛知県:今夜はじめ頃からあす15日朝にかけて
岐阜県:今夜はじめ頃からあす15日朝にかけて
静岡県:今夜遅くからあす15日昼前にかけて
あす15日18時までに予想される24時間雨量は、多い所で、
愛知県 200ミリ
岐阜県 200ミリ
三重県 250ミリ
静岡県 250ミリです。
そのあとも、東海地方では雨が降り続き、線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増え、総雨量が500㍉に達する恐れがあります。
●線状降水帯発生予測がでたら
半日程度先に「線状降水帯」による豪雨の可能性があると呼びかける情報を気象庁が発表した場合は、発表対象となった府県のどこかで、猛烈な雨や非常に激しい雨が降り、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。以下のような行動をとるようにしてください。
① いつもより大雨災害が起きる可能性が高い状況だということを認識し、テレビやスマートフォンなどで気象情報をこまめに見るようにしてください。
② 川の近くや土砂災害の危険のある地域にいる人は、避難する可能性があると考え、自治体から発表される避難情報に注意しましょう。この段階で、飲食品、貴重品、着替えなど避難所に持って行くものを再確認し、必要になればすぐに避難できる準備を整えてください。暗くなってからの避難は危険です。気象情報や避難情報をこまめに確認しつつ、明るいうちの避難を心がけましょう。
③ 避難先は、自治体の指定する避難所のほかに、安全な親戚・知人の家やホテル・旅館など複数の候補を考えておくと良いでしょう。感染症対策として、消毒液やマスクなども用意してください。感染が心配な方も、避難所の感染症対策は進んでいますので、他の避難先が思い浮かばない場合はためらわず避難所に避難してください。