今後24時間以内に台風が発生し、週明け14日の月曜日には関東地方に接近するおそれがあり、雨や風が強まる可能性もあります。最新の台風情報を確認するようにしましょう。

●まもなく台風発生 関東に接近のおそれ

今日12日(土)の午前6時現在、父島の南西海上には熱帯低気圧があり、今後24時間以内に台風に発達する見通しです。

台風は北よりに進路をとり、発達しながら週明けの14日(月)には関東に近づくでしょう。その後は東北や北海道の太平洋側へ北上する予想となっています。

雨や風が強まり荒れた天気になる可能性があります。海上では波が高まるでしょう。台風のコースによっては陸地にかなり接近し、上陸のおそれもあるため、最新の台風情報を確認し、この土日に台風への備えを進めましょう。

●小笠原諸島では警報級の大雨

熱帯低気圧にすでに近い小笠原諸島では、明日13日(日)明け方から朝にかけて最接近し、警報級の大雨になるおそれがあります。強い風も吹き、海上では波が高まりしける見通しです。

大雨による土砂災害や強風、うねりを伴う高波にご注意ください。

【雨の予想】小笠原諸島の多い所で
13日に予想される1時間降水量 30ミリ
13日6時までに予想される24時間降水量 60ミリ
その後14日6時までに予想される24時間降水量 100ミリ

【風の予想】
12日に予想される最大風速(最大瞬間風速) 15メートル (25メートル)
13日に予想される最大風速(最大瞬間風速) 18メートル (25メートル)

【波の予想】
12日に予想される波の高さ 3メートル うねりを伴う
13日に予想される波の高さ 4メートル うねりを伴う

●台風が近づく前の対策 暴風に備えて

台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点について、確認したり、備えたりしておく必要があります。

1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。

2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。

3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士