今日11日も宮崎県など九州の太平洋側を中心に雨が降り、雷を伴い激しく降る所があるでしょう。宮崎県はこれまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、土砂災害に厳重に警戒して下さい。来週14日(月)にかけて大気の状態が不安定で、雨が降りやすい見込みです。

●11日、宮崎県などは断続的に雨

宮崎県では、今日11日午前10時までの24時間で、美郷町南郷240.0ミリ、諸塚村149.0ミリ、都農町117.0ミリなど、大雨になっています。宮崎県では土砂災害の危険度が高くなっている所があります。

今日11日、低圧部が東シナ海をゆっくりと北上する見込みです。九州は湿った東風が入りやすい状態が続くため、宮崎県など九州の太平洋側を中心に雨が降り、雷を伴い激しく降る所がある見込みです。明日12日昼にかけて、宮崎県の多い所で150ミリ、鹿児島県の多い所で180ミリとさらに雨量が増えるでしょう。
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水にも注意・警戒して下さい。

また、気圧の傾きが大きくなる影響で、対馬海峡沿岸は北東の風がやや強く、海上は波が高くなります。強風や高波にご注意下さい。

●来週14日(月)まで大気不安定

週末は東シナ海の低圧部がゆっくりと九州へ近づき、14日(月)に九州付近を通過する見込みです。このため、九州南部は14日(月)にかけて断続的に雨が降るでしょう。九州北部は、週末は晴れ間ものぞきますが、変わりやすい天気で、14日(月)は広い範囲で雨が降る見込みです。
15日(火)から16日(水)はいったん晴れますが、17日(木)以降は、再び湿った空気の影響を受けて、雨が降りやすくなりそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士