今朝(11日)は鹿児島県や宮崎県で激しい雨 午後は東海~九州で雨雲発達
今朝(11日)は鹿児島県や宮崎県で雨雲が発達し、局地的に1時間に30ミリ以上の激しい雨が降りました。午後は東海から九州で変わりやすい天気で、局地的に雨雲が発達しそうです。非常に激しい雨の降る所があるでしょう。
●鹿児島県や宮崎県で1時間に30ミリ以上の激しい雨
今日11日の未明から明け方にかけて、九州を中心に雨雲が発達しました。鹿児島県の種子島では午前1時13分までの1時間に44.0ミリ、宮崎県美郷町の神門で43.5ミリ、同じく宮崎県諸塚村で32.0ミリの激しい雨が降りました。宮崎県美郷町の神門では6時間雨量が100ミリを超えました。
●九州から東海で雨雲発達 岐阜県では非常に激しい雨も
昨日10日は関東甲信や東北南部を中心に午後は天気が急変し、あちらこちらで雨雲が発達しました。1時間に100ミリ以上の大雨を観測し、記録的短時間大雨情報が発表された所もありました。
今日11日は、東海から九州で大気の状態が非常に不安定になるでしょう。特に東海地方の内陸で発雷確率が高くなっています。岐阜県では滝のように降る非常に激しい雨の降る所もありそうです。日中は晴れ間の出る所もありますが、空模様の変化に注意をして、黒い雲が近づいたり、ゴロゴロと雷鳴が聞こえたら、頑丈な建物など安全な場所に避難するようにしてください。
●非常に激しい雨とは
非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上~80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では(非常に激しい雨が降った所では)、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。