今日7日も九州から北海道にかけて、晴れて強い日差しが照り付けるでしょう。今年最多の32道都県に熱中症警戒アラートが発表されています。北海道では今年初、東京都では2日連続です。また、午後は急な激しい雨や雷雨に注意を。

●熱中症警戒アラート今年最多

今日7日は日本付近は高気圧に覆われますが、気圧の谷や湿った空気の影響を受けるでしょう。九州から北海道までおおむね晴れる見込みです。強い日差しが照り付けて、気温がぐんぐん上昇する見込みです。まだ梅雨明けの発表がない、関東甲信や北陸、東北もいよいよ梅雨明けが秒読みとなるかもしれません。

今日7日の最高気温は、全国的に平年を大幅に上回るでしょう。35℃以上の猛暑日の所も続出しそうです。大分や熊本、大阪、京都、奈良、名古屋や岐阜、東京、さいたまなど、九州から関東甲信だけでなく、福島や十勝など東北や北海道でも猛暑日の所がありそうです。

今日7日は熱中症警戒アラートが、沖縄と九州、中国、四国、近畿、東海、関東甲信、北陸と北海道の32道都県に発表されています。今年最も多く、東京では2日連続、北海道では今年初です。

猛烈な暑さで体調を崩さないよう、室内では無理をせずにエアコンを使用したり、喉が渇く前に水をこまめに飲んだり、適度に塩分を補給したりと、万全の対策をしてお過ごしください。

●午後は局地的な非常に激しい雨や雷雨に 沖縄は台風4号の影響を受ける

今日7日も気温の上昇と高気圧の周辺をまわる暖かく湿った空気の影響で、午後を中心に大気の状態が不安定となるでしょう。雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降って大雨となる所がありそうです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒をしてください。また落雷や突風、竜巻などの激しい突風にご注意下さい。

沖縄は、台湾を北東に進む台風4号の接近に伴って、断続的に雨が降り、局地的に激しい雨や雷雨となりそうです。特に先島諸島では、非常に強い風が吹き、海上はうねりを伴って大しけとなる所があるでしょう。高波に警戒し、強風にご注意ください。

●熱中症警戒アラート 発表時の予防行動

熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。

①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。

②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。

③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。

④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。

⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士