今日5日も体温並みの猛烈な暑さ 西~東日本は熱中症に厳重警戒
今日5日(土)も日本列島は猛烈な暑さとなるでしょう。特に西~東日本では体温並みの猛暑となるため、熱中症に厳重な警戒が必要です。
●今日5日も体温並みの猛暑
今日5日(土)も夏の高気圧である太平洋高気圧に覆われて、西~東日本を中心に晴れて、気温が上がるでしょう。最高気温が35℃以上の猛暑日の所も多く、体温並みの猛暑となる所もある予想です。
予想最高気温は、全国の600以上の観測地点で30℃以上の予想となっています。また、高松や甲府など36℃、福岡や鹿児島、京都など35℃と猛烈な暑さとなるでしょう。東京都心や名古屋、大阪も34℃、北日本でも仙台32℃、札幌31℃と厳しい暑さとなる見込みです。
また、気温や湿度、日射量から推定する暑さ指数(WBGT)が高い、17県には「熱中症警戒アラート」が発表中です。
土曜日でお出かけを予定されている方もいると思います。外でのレジャーは直射日光を出来るだけ避け、こまめに水分や適度に塩分を取るようにしましょう。室内ではエアコンが効いた涼しい室内で過ごすようにしましょう。また、連日の体に堪える暑さによって、体力が落ちている方もいると思います。無理をせずにお過ごしください。
●熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。
●だれでも簡単! 脱水状態のチェック方法
熱中症の予備軍ともいえるのが「脱水状態」です。体の中で、水分が少なくなっているのを判断するには、次の2つの方法がおススメです。
1つめは、皮膚をつまみ上げて、脱水状態をチェックする方法です。手の甲の皮膚をつまみ上げた後、放してみましょう。もとに戻るのに、2秒以上かかれば、脱水状態になっている可能性があります。これは、高齢者が脱水しているかどうか、周りの人でも確認しやすい方法です。
2つめは、爪を押して、隠れ脱水症をチェックする方法です。手の親指の爪を、逆の手の親指と人差し指でつまんでみてください。つまんだ指を離した時、白くなった爪の色が、元のピンク色に戻るのに3秒以上かかれば、脱水症を起こしている可能性があります。
もし脱水状態になった場合は、スポーツ飲料などで水分補給を心がけてください。