今日19日も関東~九州では内陸を中心に最高気温が35℃以上の「猛暑日」が続出する見込み。特に東海などでは36℃以上の体温並みの危険な暑さになる所も。連日の暑さで疲れやすくなっているため、熱中症のリスクがいっそう高まります。

●関東~九州で猛烈な暑さ 名古屋などは体温並み

今日19日も日本付近は真夏の空気を持った太平洋高気圧にすっぽりと覆われる見込みです。日中は全国的に晴れて、関東~九州は猛烈な暑さが続くでしょう。暑さを和らげるにわか雨も山沿いの一部に限られそうです。

予想最高気温は、名古屋市や岐阜市で36℃と東海では体温並みの危険な暑さになる所も。そのほか京都市や奈良市、岡山市、山口市などで35℃と猛暑日に。東京都心も猛暑日に迫る34℃まで上がる見込みです。

また、全国のおよそ半分で、最高気温30℃以上の「真夏日」が予想されています。

●明日20日から猛暑収まるも蒸し暑く

明日20日以降は猛烈な暑さはやや収まるものの、最高気温が平年を上回る日が続くでしょう。西~東日本ではほとんどの日が30℃以上の真夏日に。金沢市など北陸では21日(土)に猛暑日に迫る暑さになります。

週末以降は湿った空気が流れ込みやすくなり、湿度が高くなるのがポイントです。熱中症のリスクは気温だけでなく湿度の影響もかなり大きいです。また、連日の暑さで疲れやすくなっていると、熱中症にかかりやすくなることもあります。この先も油断せずにしっかりと対策をしてください。

●外は猛暑 何を持っていく?

猛暑の中で外出する際、熱中症対策として次のようなグッズがあると便利です。

①ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
②日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。

熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することも大切です。また、周囲の人に「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも熱中症予防につながります。

情報提供元: tenki.jp日直予報士